感情タグBEST3
Posted by ブクログ
8巻を読んでから10年以上経ての9巻目。読んだ端から忘れる私にしては、これまでのあらすじを割と覚えていたのに驚き。やっぱり、このシリーズは良い。今回のストーリーも悲しくもあるが愛が詰まっている。一瞬ではあるけど、気持ちを素直に言葉に出し始めた八雲、そしてそれぞれの想いを持って八雲と共にするメンバーに目頭が熱くなる。中でもやっぱり後藤さん、好きだなぁ。
Posted by ブクログ
八雲を闇から引っ張りあげたのはやっぱり晴香だった。八雲が誘拐され、樹海に放置されたとき樹海には未練や怨みを持った沢山の幽霊がいた。幽霊がみえる体質のせいで、精神的に不安定になった八雲だったが、晴香の必死の呼びかけによって、戻ってきてくれてよかった。七瀬美雪との場面では、八雲の赤い左目が傷つけられてしまった。この先どうなるのか楽しみ。八雲の赤い目を失って欲しくない。
2018/04/25 22:56
定価:本体680円(税別)
Posted by ブクログ
八雲の同級生が出てくる話。赤い両目を持つ男、七瀬美雪と、重要人物も続々。今作は後藤さんがとってもよかったです( ˊᵕˋ* )八雲と晴香、石井と真琴と、すごくいい関係になってて素敵( ˊᵕˋ* )
Posted by ブクログ
久々に本編進みまして、おぉぉ〜そう言えばって思いながらグイグイ引き込まれ一気読み
今回も、これまた泣かせるお話でして
ある意味王道なんだけど、心霊っていうのが、なんかうまい具合にバタ臭さを消すんですよねぇ〜
父さんサイドも復活で、此れからも目が離せんです
Posted by ブクログ
死者の霊が見え、話すことができる八雲が主人公のシリーズ。
青木ヶ原樹海で見つかった焼死体。
八雲が「見える」ことに気付いていた高校時代の同級生との再会。
その同級生の妹が遭遇した強盗事件。
アパートで見つかった自殺?の遺体。
八雲、晴香、後藤(刑事を辞めて心霊専門の探偵に!)、
石井刑事、記者の真琴はそれぞれ巻き込まれるのだが
すべてがひとつに繋がっていき・・・といったのが今回のお話。
それにしても、八雲は変わったよなー、もちろん良い方向に。
同時に脇を固める人物たちもそれぞれ強く頼もしくなってきた。
シリーズの読者としては本当に嬉しい限り。
さてさて、今回はいつにもまして八雲が大ピンチに。
これは回復できるのかぁ?ってほどの大ダメージ。
今後はどうなるんだろう?
何かしらの変化が起きそうな終わり方だったし、
早くも次の一冊を読みたいのです!
Posted by ブクログ
再読。
後藤さん警察辞めてからの方がいい感じ。
石井さんもいい感じだし。
再読してからというもの、以前は気にならなかった後藤さんの警察官らしからぬ言動の数々が本当に気になって、全然話に感情移入出来なかったんで…。
そのまま10巻に行きたいところだけど、発行順から行くと次はアナザーかな。
Posted by ブクログ
シリーズ9作目。
警察を辞めた後藤も、結局のところはこれまで同様石井や宮川、真琴などと一緒に捜査していた感。
八雲の心持ちが変化している様がよく分かる。
そして美雪がやはりかんでいて、危険な香り。八雲の眼は大丈夫だろうか?
Posted by ブクログ
高校時代の八雲に
「自分も霊が見える」と公言していた
クラスメイトの蒼井秀明。
そんな彼の妹・優花がある日
暴漢によって意識不明の重体を負う。
病室の枕元に立つ犯人の霊を見た
という秀明の申告は当然ながら
警察に信じてもらえない。
一方、優花は八雲のもとに幽体で現れ
「救って欲しい」と言葉を残す。
このまま長く本体に戻れなければ
優花は本当に死んでしまう。
八雲は晴香らと一緒に調査を始める。
そして犯人と思われていた男が
自殺していることを突き止めるのだが…。
「本筋」の続きは2年ぶりじゃない〜♥
今回も、安定して面白かった。
ちゃんと話が前へ進んでいるので
八雲君が変わっていってるのを
見るのは楽しいけれど
作者さんの中では着地点も決まっているのかな。
上司が後藤さんじゃなくなって
寂しいながらも自力で頑張る石井刑事。
この人も少しずつ力をつけています。
精神的にね(体力は…)
Posted by ブクログ
今回も楽しかったー!
だんだんページ数が多くなって本が分厚くなってる気が笑
なんだかあとちょっとで終わりそうな雰囲気。
今回は八雲の高校の同級生が出てきた。
中学生の時にある事件がきっかけで、後藤と絡みだしたようなので次回くらいでその話が出てくるのか?
続きが楽しみでもあり、終わってほしくないなーとも思う!
Posted by ブクログ
神永先生は筆が早い割に安定した作品が多い印象。話の緩急が上手く、読みやすい。(個人の感覚だが)本作も中々。
シリーズ初めに比べ、八雲の周囲の人間への描写が多く、登場人物の成長が感じられた。
やや残念なのは、シリーズ全体でのキー役が少々ぞんざいに扱われている点。続編ではもうちょっと絡めて欲しいなあ。
Posted by ブクログ
警察官でなくなった後藤さん。幽霊にとり憑かれた後藤さん。相変わらず直情径行の後藤さん。本当に八雲が好きなんですね。少しずつ柔らかくなってきた八雲クン、次回はもうちょっと心を開くのかな
Posted by ブクログ
「心霊探偵八雲 (9) 救いの魂」
シリーズ最高のクライマックスが迫る。
2015年は、デビュー11年目となる神永学。彼が最も多く書いた作品が、心霊探偵八雲シリーズである。外伝を入れると全12作品となる。本作は本編の第9弾に当たる作品である。銘打つは“シリーズ最高のクライマックスが迫る”と言うメッセージ。否が応でも期待が高まってしまう。
結論から言うと、シリーズ最高のクライマックスが迫る...とは表現が適切では無いかなと思った。八雲シリーズでは定番の展開に見えただけに尚更だ。
しかし、内容にがっかりと言う訳ではない。相変わらずの一気に読める安定感を維持しているのは、個人的に大好きな点だ。安定感があるとなると代わり映えしないとも取れてしまうけど、このシリーズにおいては少しずつ変化が加えられている。八雲、晴香、後藤、石井、皆少しずつ、ほんと少しずつ成長していくのだ。これが焦れったくもあるのだけど、慣れてくると親しみも湧いてくる。
個人的には、石井刑事が一番親近感が湧く。何もかもにビビりがちで、芯がある思いをなかなか具現化出来ない。そんな自分に腹立たしく思いながらも、周りに頼ることに何処か言い訳をつけて納得している。そんな弱さとちょっとした意地を見せる姿が自分とダブる。石井刑事は、本作でも着々に成長していることを証明してくれる。だから、彼は一押しだ。
物語はどうやら最終章に向かっているらしい。これ以上長く続けると終わりが見えなくなりそうで怖いので、著者の納得いくエンディングへと突き進んで欲しい。
Posted by ブクログ
サスペンスドラマを見てるような感覚で、面白かったです~
登場人物も段々逞しく行動的になってきてるので、ちょっとハラハラしながらテンポ良く読めました☆
次回、石井さんと真琴さん、八雲と晴香の進展が気になるのと最後の八雲の目が心配ですが・・
Posted by ブクログ
それぞれが自分の想いをちゃんと伝えていれば、起こらなかった哀しい事件。今回、八雲は散々な目に遭う。拉致され、報われない自殺者の魂が蠢く樹海に放置されたり、赤い左眼を斬りつけられたり……。だけど、晴香のおかげで正気を取り戻せて良かった。また、要所要所で石井の、晴香や真琴に対する気持ちの変化が感じられて微笑ましい。それにしても、八雲の左眼は大丈夫だろうか。
Posted by ブクログ
05月-12。3.0点。
樹海で死体を見つけたカップル。八雲の高校時代の同級生の妹が、暴漢に襲われる。関係ないと思われた二つの事件が交わるとき。。
樹海の死体遺棄事件には、両目が赤いあの男の影が。
一気読み。事件の糸の、ほどき方が旨い。次作も期待。
Posted by ブクログ
目、目がぁあああああああ
話が入り組みすぎててわけわからなくなったので読み進めるのはちょっと遅かったけど、今までで一番予測できなかった結末かも。
でもそら幽霊見えない人が見えるとか周りに言いふらしてたら嫌いになるよね。それを羨ましいと思ってたとかよくわからないことを八雲がいうから騙された。
Posted by ブクログ
八雲は高校時代の同級生の妹の生霊を目撃する。集中治療室に入っている彼女の思念は「深い森」と八雲に訴えた。その頃、遊び半分で樹海に侵入した大学生が死体を発見、幽霊から電話がかかってくるようになる。警察を懲戒免職となり、心霊専門の探偵を始めた後藤は、霊からの電話を受けて、とり憑かれてしまう。樹海では両眼の赤い男の目撃情報もあり、何者かの罠と思われたが…。
Posted by ブクログ
生まれついての赤い左目で死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲が不可解な事件を解決していく人気シリーズ。
しばらくはスピンオフ的なのが続いていましたが久々本編続編でございます。
主人公・八雲は高校時代の同級生の妹の生霊を目撃。集中治療室に入っている彼女の思念は「深い森」と八雲に訴える。同じ頃、遊び半分で富士の樹海に入った大学生が死体を発見し、その後、幽霊から電話がかかってくるようになり…。
シリーズクライマックス手前といった感じで、少しずつ伏線が広げられたりキャラ設定が修正されたりしているような印象を受けますなぁ。
Posted by ブクログ
2015年の8冊目です。
このシリーズもついに9作目か。50過ぎのオジサンが楽しみに読んでいるのは、ちょっとどうかと思いますね。主人公:斎藤八雲の赤い左目は、死者の魂が見えるという設定が、気持ちを惹きつけます。彼が、「魂は見えるが救うことはできない」という絶望感が、周りの人の愛情に抱かれながら変質していきます。毎回楽しみにしているのは、八雲に恋心を抱く晴香の心の揺らぎと決意です。ただ泣いてばかりだった女の子が、彼を守りたいと思うことで少しずつ変わって行きます。「希望を抱くことは、叶うことを奪われた人間に絶望を与える」と、暗闇から囁く声に耳を貸さないことだ。耳を塞いでいないと、その言葉は、心地よい諦念と聞き違えてしまいそうです。