———思考の量が多ければ多いほど、口に出そうとすると、全部喉のあたりでこんがらがって、「言葉」になれない感情たちが涙になって逃げようとする
皆さんは、誰かに謝りたいとき、こんな気持ちになったことはありませんか?
私はこの一文を読んだときに、「分かる…分かりすぎる…!!!」と心の中で叫びました。
阿賀沢紅茶先生のデビュー作である『氷の城壁』は、なんといっても悩みや葛藤の描写が圧倒的に丁寧。人に距離を詰められると、壁を作ってしまう“こゆん”こと氷川小雪を中心に、
登場人物全員が悩みや自己嫌悪を抱えながら、人との関わりやぶつかり合いを通して変わったり、自分の価値観を再認識していったりする物語です。
思わず涙してしまうような葛藤シーンも高校生らしい「キュンッ!」な恋愛シーンも全部詰まった『氷の城壁』。
ただの青春漫画と思うなかれ!
感情タグBEST3
匿名
2人ともかわいいのよね見た目が、それもとびきり!!まだ出てこないけど後に出てくる男の子たちもみんな。
私結構少女漫画はルッキズム推奨というか、ある程度かわいい女の子が主人公の方が好きだからこの漫画好きなんだけどツッコミたくなるのもわかる
美姫のダメなところ:①ガサツ②語彙力③バカ
こゆんがミナトとヨータについて聞こうとして、自分の頭でグルグル考え込んでスンとしながらあきらめちゃうところ、気持ちわかると思いながら読みました。
匿名
日常生活での些細な悩みを叙情的に描く本作は日々の暮らしに対する見方を変えてくれます。小さいことであっても当人にとっては看過しえない問題になってしまう。人間関係とはまさにままならないものです。
匿名
氷川と美姫
氷川と美姫の回。正反対に見える2人は親しい友人で、互いに置かれた状況に苦しんでいます。
そんなつもりはないのに、周りに怖い人だと思われがちな氷川。人の求める『明るい人気者』という人物像に自ら寄せ、素を出せずに苦しむ美姫。
しょせん人はないものねだりなのかもしれません。
ヒロインも実際と周りの印象とのギャップがありますが、美姫ちゃんもギャップがありまくりですね。そういうところが仲良しの秘訣なのかな?
美姫ちゃんと小雪ちゃんがすれ違った時に知らんぷりしていたから、二人の関係は内緒なのかと思っていたら、単に小雪ちゃんのキャラのせいだったみたいです。
美姫ちゃんと小雪ちゃん、仲良しなことを周囲に内緒にしているのかなって思っていたけれど、単に小雪ちゃんのキャラなだけっていうのに笑ってしまいました。