加藤諦三のレビュー一覧
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小さな幸せで満足できず、満たされず周りを羨み、自分の不幸を呪う。不幸の原因を周りに求める。
そんな大人になりきれない感情の根底には、さまざまな憎しみがあり、それを消さない限り幸せを感じることは出来ない。
そしてそれを消すのは、やり返すことでも、追い越して優越感を持つことでもなく、「許し」しかない...続きを読むPosted by ブクログ -
はじめに私の背景について書く。自分の生育環境の普通でなさに25歳になってようやく気付いた。25歳になるまで焦燥感を感じながら必死に生にしがみついている感覚があり、気付いたらうつ病になっていた。自分の満たされなさはどこから来るのだろうかと日々思い悩んでいた。なんとなく、自分は他の人と比べて子供っぽい考...続きを読むPosted by ブクログ
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大学3年生男子です。
大学生になってから“自分は中身が空っぽだ”と違和感を持ってから、何度か悩み続け、時には大学も行けないほど、バイトも休んでしまうほど悩み続けました。この本はそんな悩みの原因を解決してくれました(すべてかどうかは分かりませんが)。
とにかく気づくこと、知ることが大事とこの本...続きを読む -
自分の気持ちより周りの評価が気になる人、ちょっとしたことでイラつく人、極度の恥ずかしがり屋や嫉妬心が強い人など、生きづらさを抱える人や周囲を困らせる人の根底には、甘えの欲求への強すぎる渇望があるという。自分のことをよく知り自分をいたわることが、幸せに生きるコツだそうだ。様々な対人関係のトラブルに対処...続きを読むPosted by ブクログ
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加藤諦三さんはテレフォン人生相談でパーソナリティとして40年以上にわたり出演している。
そんな加藤諦三さんの本はいくつか読んで、この本ともご縁を頂きました。
悩みのない人はいない、誰にも過去の過ちはあるものです。
原因を知ることが解決の糸口ではありますが、傷を受け止めるには辛い現実もあります。
誰...続きを読むPosted by ブクログ -
次々と出てくる家族の悩みに、いよいよ押し潰されそうな気持ちになっていた時に出会った本。
なぜこんなに苦しいのか、受け止められないのか。
なぜこんな事が起きてしまっているのか。
その時感じる気持ちにじっくり向き合って、原因を探りながら自分を知る。
気付きの多い本だった。Posted by ブクログ -
改めて自分のことを考えられる一冊だった。
今まで自分は社会不適合な人格を持っているのか…とある種の諦めを持っていたが、実際にはただの弱い人間でそらを認めることのできない子どもだったのだなと思い知った。
知って矯正する努力をし、人間として成長をしたからといって過去の行いが消えるわけではないが、
自分...続きを読むPosted by ブクログ -
自信のない人は尊敬や賞賛を求め、自信のある人はコミュニケーションを求めるって記述、思い当たる節がありすぎてうげえってなった。
時間を置いてまた読みたい本Posted by ブクログ -
"はしがき"より、『なぜアメリカインディアンはそんなにうまく子育てができるのでしょうか?/それは彼らが生きることそのことを喜んでいるからでしょう。』
『そして最後にもう一つ子育ての一ヶ条を付け加えるとすると、「親が幸せならば子どもはすくすく育つ」』
子育て中に「アメリカインディアンの教え」を知って...続きを読むPosted by ブクログ -
加藤諦三さんの著書の中でも、とてと分かりやすい文章・内容なので、心にすーっと入ってきました。
満たされない想いを抱えた現代社会を生きる我々の誤った認識を正してくれます。私たちの悩み・不安、等は、自分が生み出しているもの。その苦しみがどのようにして生まれるのか、また、解消するのか、そして、幸せになる...続きを読むPosted by ブクログ -
タブル不倫の末に両者離婚して、めでたく再婚。
しかし、その後に待ち受けていたのは神経症的な人間同士の恐ろしい傷つけあいであった、、、
本編には何ら関係ないことをかいてしまったが、私がこの本を読み、今まで何だか生きずらいと感じたことや、冒頭で記した悪い行動について、何かおかしなことをしていると思っ...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読んで、自分の生きづらい本質が何なのか気づけた。まずは弱い自分を知って、少しずつでもいいので、色んな事に挑戦していきながら自信と肯定する力を身につけていきたい。Posted by ブクログ
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自分らしく自分を大切に生きる事
過去を許し自分を受け止めて
真面目に考えすぎずに生きる。
そうする事で他人にも寛容にいられる。
自分への心の態度は
他者への心の態度を反映する。
完璧依存症の自分に気づき、
あらゆる依存は「心の飢え」が原因だと知った。Posted by ブクログ -
今の自分にドンピシャで勉強になった!
抑留という言葉を知れたのはかなりでかいし、外に表現して行かなければ闇がきえないのだなと思いました。Posted by ブクログ -
他人を攻撃する人は、恐れや怒りや憎しみを抑圧していて、自分の受けた傷を自分よりも弱いものに負わせる。特に、幼少期や過去の重要な他者との関係が解決していない場合が多い。自分の本当の問題と向き合い、受けいれることで、自分の人生を生きることができるという。丁寧な説明で示唆に富み、様々な人間関係が腑に落ちた...続きを読むPosted by ブクログ
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「生きるのに疲れた」「もう嫌だ」となった人向けの本。
むしろ、自分が休むべきということに気がついてない人ほど読んで欲しい本だと思った。
生きるのに疲れてしまう理由は、心の底に憎しみがあるから、という言葉にハッとさせられた。Posted by ブクログ -
本書の副題に”「生産的」いい人と「非生産的」いい人」とある。
なかなか日常使わない表現である。
「はしがき」に、いきなり次のような表現が出てくる。
・生産的構えの人の人間関係には、基本的に相互性がある。
・非生産的構えの人の人間関係には、基本的に相互性がない。
「相互性」とは何か?
「自分のため...続きを読むPosted by ブクログ -
別れの原因は単なる誤解である。
対話がなく、心の触れ合いがなければ誤解を生じる。
不幸な結婚なら、解消して新しい人生を出発したほうがいいと思っている。
(努力してもダメならば)
たった一回の人生を憎みあいながら同じ屋根の下で暮らすことはない。
二人の関係が上手くいっていれば、元気が出る。
しか...続きを読むPosted by ブクログ -
自信のない人は、
小さい頃から、
いろいろなかたちで心理的に操作されてきた。
あなたをおだてることで操作することもあれば、あなたに罪の意識を持たせることで操作することもある。
自分の周囲にいた人が自分に対してどう反応したかというだけのことで、自分のイメージができあがってくるのである。
「自...続きを読むPosted by ブクログ -
<感想>
「成長欲求」と「退行欲求」という観点は目から鱗だった。悩むのが好きな人は、自分で解決するという手段を選ばずに、誰かが助けてくれるのを待っている。その方が楽だから。それを著者は「退行欲求」とし、赤ちゃんのように世界に特別扱いを求めていると表現している。
その指摘は自分自身の経験としても、過去...続きを読むPosted by ブクログ