雨宮処凛のレビュー一覧
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同年代の同性として、人ごととは思えなかった。
決められた見えないレールみたいのがあって、そのレールから外れるとなかなか軌道修正するのは難しい。
特に、就職氷河期に社会に出たのはある意味、運が悪かったとしか言いようがない。
どんなに不況でも選ばれる人は選ばれると言うのは簡単だが、選ばれるために、もっ...続きを読むPosted by ブクログ -
山本太郎氏の参議院議員生活をルポタージュ風に振り返る内容。経済学者や憲法学者との対談や山本太郎氏への質問コーナーなども盛り込んでいる。
山本太郎氏の政治家としての行動や政策には個人的に肯ぜられない点も少なくなく、イロモノ的なイメージも先行してしまっているが、本人の信念のもと、誠実に政治家としての職務...続きを読むPosted by ブクログ -
世代のせいだけでなく、女性であることや、人を使い捨てにする派遣、非正規労働など、今後もっと多くの人が困窮に陥るんだろうなと思わされた。Posted by ブクログ
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雨宮処凛がフェミニズムのことをほとんど知らなかったのが意外だった。前に北原みのりとyoutubeで番組をやっているのをちょっと見たことがあったから。Posted by ブクログ
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章ごとに異なる貧困問題を取り上げたノンフィクション。出だしから靴下を履ける幸せという重い話。
現代の団塊ジュニア世代なら起こりうる介護貧困が切実であるがホームレスから支援する側になるという話は感動的。
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面白かった。山本太郎がどういう人間かというより、単純に政治について知らなかったことを学べた。
現代貨幣理論についても、憲法についても新しい見方を得ることができた。特に木村草太との対談は面白い。
法律が成立するときの付帯決議の重要さについては目からウロコが落ちる思いだ。
読んでよかった。
女性...続きを読むPosted by ブクログ -
今さらだけど女性は国(制度)に分断を強いられてきたんだなと。繋がらないようにされてきた。
女同士だからってわかりあえるとかない。
それまでが違う。
女性のライフスタイルは多様だ。
だから何か一つ法律ができたところでみんなに恩恵はない。
違う立場の女性たちが話をできる関係を作っていくのが大事。
不安は...続きを読むPosted by ブクログ -
"雨宮処凜さんの本を初めて読んだ。ワーキング・プアといわれている現状を取材しまとめたのが本書。派遣、請負で働く若者達の現実を知ることができる。ここにかかれていることが全てではないにしても、読んでいて本当にこれが現実に起きていることなのかと愕然とする。
地道に働くことで生活ができる社会にしていかないと...続きを読むPosted by ブクログ -
日本社会にある心配事の細部の細部の具体的な姿の一端である。「非正規・単身・アラフォー女性」は、もちろんいつの時代にも存在していた。しかし、かつてはそれが個人の選択の結果としての存在だったものが、現在、彼女たちは社会のひとつのグループと呼べるまでに規模が大きくなり、社会の構造としてそうなるべくしてこ...続きを読むPosted by ブクログ
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前半は、なんとも噛み合わない。お互いに理解しようとしているんだけど、根本のところでは理解し合えていないと感じてしまった。
団塊の世代の上野さんは、偉そうな同世代の男性を批判し、嫌悪してるけど、雨宮さんに対して上から目線で偉そうなところが垣間見えてしまうと感じた。そして、結局は「謝るしかない」って、ご...続きを読むPosted by ブクログ -
なるほど、と思わされてしまう。身近な言葉で表現してくれてる。世代の隔たりを表現するのに、この二人は最適。全部とは言えないが、だいぶ多くを納得してしまう。Posted by ブクログ
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私は、どちらかというと左派と言われている人の本をよく読んでるのかも。この本を読んで、右派のほうの考え方をあまり知らなかったなぁと思った。
どうして、私はいつの間にかどちらかというと左になっていたんだろうと考えたら、自分に関係のある範囲として弱者問題関連の本を昔からたまに読んでいたからかもなぁと思った...続きを読むPosted by ブクログ -
雨宮処凛の本は好き。
日本人はたしかに貧しくなっていってるよね。
貧困率は上昇してる。
それなのに、公園や橋の下からはホームレスを追っ払ったので、「ホームレス」と定義される人の数は、かなり減っている、という矛盾。
追っ払われたホームレスたちは今どこにいるのか?Posted by ブクログ -
未来に希望が持てない、何となくそういう雰囲気が定着しつつあります。本書を読んで更に今後どうなっていくのだろうと、不安に思いました。誰もが貧困に陥る可能性があり、それは個人の頑張りだけでは解消できないところまできています。当たり前に働けば生きていける、そういう時代ではなくなってきているようです。
では...続きを読むPosted by ブクログ -
実体験に基づく評論だから説得力ある。
根本の部分に同じく民衆を思う気持ちがあるというのはその通りだと思う。
だから「右翼」「左翼」とカテゴライズしてしまうことによって、行動範囲が狭められ、実現できなくなってしまうところはあるだろうな。
それはなにかもったいない。
超えられない壁はあるけど、まずは...続きを読むPosted by ブクログ -
右翼とか左翼とかなんとなく知っていたことを整理できた本。でもなんとなく書かれているので読みやすい。一番の違いは天皇と戦争の捉え方、そして憲法だと思うが、ここのところはしっかり書かれていた。入門にいいかも。また迷った時に読みたくなる本。Posted by ブクログ