雨宮処凛のレビュー一覧

  • 「女子」という呪い
    雨宮さんと私とではアウトプットの仕方は違うけれど、親に反論もしない真面目ないい子ちゃんが女の子として育てられて感じてきた閉塞感とか違和感にはすごく共感した。
    著者とはほぼ同世代だけど、自分と同世代でもずいぶん古くさいこというんだなーと気になるところはいくつかあった(メンヘラで自殺未遂した人が結婚して...続きを読む
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~
    靖国神社に参拝したらリストカットがやんだ。

    という言葉が印象的でした。

    右翼活動や靖国参拝で自己肯定ができたのだと思います。

    自己肯定感は自分で培うものですが、初期の頃は他人からの肯定が必要です。

    それなのに世間も親も否定ばかり…

    自己否定感がなければ行動を起こしやすいのだけど。

    元日本...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
     内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
     本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけている...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    高校3年生の私でも分かりやすい文章が多かった。新型コロナによって振り回される私たちの未来を前向きに考えていこうと思った。まずは正しい知識を得ること。そしてタテ、ヨコ、算数(本書より)の多角的視点から問題をみつめる。これから大学に進学する上で役立ちそうな知恵を得ることができた。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限...続きを読む
  • 非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~
    暗い話しばかりではなく、先に明るい光が見える希望があったり、楽しい本でした。巻末対談の栗田さんの活動にも関心をもちました。
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    “日本の場合、求職活動しないと失業者としてカウントされない。失業者数のカウントの世界基準だったらもっと高くなるという話です。(略)まあ、そういうふうに失業者がたくさんいるとわかると政治的にまずいので、できるかぎり低く数字を出そうとするのは当然です”(251ページ) と書いてあったけど、世界基準でカウ...続きを読む
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    市場原理やいきすぎた利益追求は弱者を追い詰める。自己責任論で断罪している人を見ると悲しくなる。構造的な問題だ。そういうことをわかっていないのに、自分の力で今の自分があると考える人を見るとアホだなと思う。
  • 僕にもできた! 国会議員
    山本太郎さん最高だ。
    処凛さんの
    「 世界を変えるのは、いつの時代も『空気を読まないバカ』である! 」
    というコメントがとても好きだ。
    この国は変えられる。
  • 僕にもできた! 国会議員
    僕にもできた国会議員 
    山本太郎 雨宮処凛 筑摩書房

    〜泣けるほどに面白い〜
    ショックハゲができたり
    ストレス肥満になったりしてたあの頃を
    絵に描いたように飲み込めると同時に
    涙があふれてしょうがない

    しかも
    10分前には死にたいと思うような中
    尽きることのない利他と言う目的を持ち
    一人でも...続きを読む
  • 非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~
    非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望。間宮処凛先生の著書。生まれてくる時代は選べないし、生まれてくる性別も選べない。不運な時代に生まれて不遇をかこってきた女性を支援するのは国や政治家の使命なのだから、見ないふりをして問題を放置するなんて無責任そのものではないでしょうか。正規社員...続きを読む
  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
    私はあまり読書をしない。本屋にはよく行くし、小説コーナーでは2時間くらいふらふら彷徨うことはよくある。だけど本を買いすらしないこともある。「私は映画でも演劇でも本でも音楽でも、"自分の気持ちと重なるか否か"でしか見れない(本著p106)」から、そんな作品を、そんな著者を見つけ出すことがなかなかできな...続きを読む
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    今から9年前に発行され、後に文庫化(ちくま文庫)されたが、今の雇用情勢は当時より悪化している。本書では「労基署は何もやってくれない」と訴えているが、今や労基署の窓口で失業者に対応する職員も、そのほとんどが「非正規社員」である。安倍政権は発足以来、国会で「自民党政権になって以来、雇用情勢は回復している...続きを読む
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    本書で度々指摘されているように、フリーターやワーキング・プア等の若年労働力を巡る問題を複雑にしているのは、彼らのプライドに関わるデリケートな部分である。本書のタイトルのように「生きさせろ!」とストレートに叫ぶことを彼らの多くは忌避するし、むしろそう叫ぶものを侮蔑することで自らの優位性を確認する。「社...続きを読む
  • ともだち刑
    いじめの様子がリアルに描き出されていると思います。教育者を目指すものとして、読んでおいて良かったと感じました。
  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
    特定のイデオロギーに傾倒すると何処かでなにか間違ってしまうような気がしてたが、雨宮処凛が同じことを言ってくれて、このまま行動してもいいのだと、勇気と元気が湧いた。
  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
    蜜ひとが、全人類の中で唯一
    本当の意味で尊敬している人物
    雨宮処凛様の自伝

    蜜ひとの女神様による
    蜜ひとの聖書
  • ともだち刑
    深く傷ついた体験を赤裸々に語り私の中のトラウマがえぐりだされていく。傷口がつつきまくられて痛みがぶり返していく。友達に刑を付けたことの感性が私にはすごくわかる。友達刑は非情で残酷な世界だ。
  • 排除の空気に唾を吐け
    現代の日本の労働問題について、鋭い視点で書かれている本。決して、マスコミや新聞では、詳しく報道されない事が色々と書いてあって、勉強になりました。

    努力もしないで、何でもかんでも国のせいにするな。という人がいるけれど、この本を読んでからは、何でもかんでも国のせいじゃないか!と思いました。国の制度が中...続きを読む
  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
    今労働問題など運動を繰り広げ、「プレカリアートのマリア」と呼ばれる雨宮処凛の自叙伝です。イジメ。リスカ。バンギャ。民族運動…。よくこんなにいろんなことを経験したもんだなと、最初はあっけにとられました。

    現在、貧困・労働問題などで、活発な執筆および労働運動を展開し、『プレカリアートのマリア』と呼ばれ...続きを読む