岡本太郎のレビュー一覧

  • 強く生きる言葉
    「芸術は爆発だ」というエキセントリックな発言が有名な岡本太郎氏。
    しかし、実はあの言葉には前半部分があるって知っていましたか?

    前半の言葉から繋げて見ることで、
    実は深い言葉だったことがわかります。

    そのほかにも、太郎氏のときに力強く、ときに厳しくてときに優しい、
    そしてどれもが不思議に胸に響く...続きを読む
  • 強く生きる言葉
    2020.01
    ・相手に伝わらなくても良いんだと思って純粋さをつらぬけば、逆に純粋さが伝わるんだよ
    ・賭けるんだ。賭けとおし貫いて自分の運命をいきなければならない。
    自分らしくある必要はない。むしろ人間らしく生きる道を考えて欲しい。
  • 愛する言葉
    女にとって、組織や役割なんて、いつでも脱ぎ捨てられるガウンのようなもの。

    瞬間を生きる。

    賭けなきゃ。自分を投げ出さなきゃ。

    もっと自分をさらさなきゃ、なにも始まらない。

    情報に流されている自覚を持つ。

    やきもちを妬く時間が無駄。いま向き合ってることがすべて、それが一番大切。


    恋愛につ...続きを読む
  • 愛する言葉
    芸術家、岡本太郎とその秘書であり、養女であり、実質の妻であった岡本敏子。
    二人の愛の言葉が

    つらぬく
    はぐくむ
    ひきあう
    かさなる
    ぶつかる

    の項目で連なる。
    「つらぬく」ことをしなければ愛は得れず
    「はぐくむ」努力なしには愛は続かず
    「ひきあう」者同士はやはり自然とひきあう
    「かさなる」ことで...続きを読む
  • 自分の中に孤独を抱け
    太郎読んでると、自分がどんどん無駄に大人になってきたのかもしれないと思ってかなしい。
    でも太郎を読んでいない時は大人になりたい、いつも冷静さを持っていたいと思っている自分がいる。
    社会人になったらもっとこんな風に思ってしまうんやろうか。絶対一生定期的に読み返す、心臓にパンチ入れてください。
    「不器用...続きを読む
  • 神秘日本
    岡本太郎のイメージが変わった。
    あのダイナミックな絵画を描く印象とは異なる、繊細な描写と文学的な表現。段々と吸い込まれる様な世界観に魅了される作品。
  • 壁を破る言葉
    その気になれば10分くらいで読める。
    なんてことのない言葉。
    でも、岡本太郎が言ったのなら、染み入るものがやっぱりあるよね。
  • 自分の中に孤独を抱け
    喝。3冊目。
    こんな生き方できるんか、いや、そんなこと太郎さんが聞いたらもうアウトやな。
    何でもできる時代。何をしたらいいかわからない自分。情報にあふれる世の中。自らの考えを確立できそうにもない自分。ああ、社会のせいにしちゃってるなと気づく自分。

    筋を通して生きる。
    責任逃れせずに自分に正直に一日...続きを読む
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    はじめて沖縄を訪れた著者が、歌や舞踊、宗教のなかに息づいている生命をとらえたエッセイです。

    沖縄のプリミティヴな文化に、文明化された本土においてうしなわれてしまった意義を求めるのは、一見したところ、朝鮮の白磁に「悲哀の美」を読み取ろうとした柳宗悦と同様のオリエンタリズムのように思えるかもしれません...続きを読む
  • 壁を破る言葉
    "岡本太郎が生前に語った言葉を集めた本。シンプルな言葉の中に強さが見える。
    最初のページには
    「限界は考えない。人間ははじめから限界のふちにたたされているんだから。」とある。卓越した人物の共通したものの見方なのかもしれない。"
  • 神秘日本
    久々に楽しい本に出会った。
    岡本太郎さんは感性だけの人ではない。
    羽黒の松例祭を訪れた事が書かれたので読み始めたが
    イタコのこと、オシラサマの事、熊野や田植え田楽など
    当時の様子がとても詳細に書かれていて
    貴重な記録でもある。
    作品もさることながら、多くの芸能に目を向けたその記録も多い評価すべきだと...続きを読む
  • 強く生きる言葉
    印象的なところは
    一貫して自分を貫かれている生き方
    印象的な言葉
    ぼくはこうしなさいとか、こうすべきだなんて言うつもりはない。
    〝ぼくだったらこうする〟というだけだ。
    それに共感する人、反発する人、それはご自由だ。


    私的に
    特別な才能を持っていて、凡人の私など
    例えばお会いできたとしても凡人など...続きを読む
  • 壁を破る言葉
    本は自分の心を映す鏡だと思っています。
    どんな本にも心に残るものがあって、自分の気分とか状況とかが文章を通して、俯瞰することができる。
    『不安なのね』『悩んでいるのね』『調子いいのね』って、自分の心と会話をしているような気分になるから、本を読めば読むほど自分を知ることができます。


    壁を破りたい訳...続きを読む
  • 愛する言葉
    『愛している、好き、何かしてあげたい。それだけでじゅうぶんじゃないの。(敏子さんの言葉より引用)』


    から始まる妻敏子さんと、岡本太郎さんの言葉が詰まった本。


    与えられることを考えて過ごしてきたから、愛するって何だろうって自問自答しながら読みました。
    敏子さんの言葉から、太郎さんをどんな風に思...続きを読む
  • 神秘日本
    文字であれ絵画であれ形なる前の何かを掴みたいという岡本太郎の衝動はよくわかります。宇宙なのか無なのか有象無象の何かを。
  • 美の世界旅行
    太郎さんの感性には熱がある。生命の根源から湧き起こるもの、その熱量を感じるものが好きなのだね。訪れた土地や美についての語りが岡本太郎らしいんじゃないかと思う。触れた美術や文化、風習から命の躍動を感じ取り、その刺激に自身の魂を奮わせ創作に活かしていたのかな。おどけた顔をしているカバー写真。その両目は彼...続きを読む
  • 自分の中に孤独を抱け
    丸くならない。作る中で自分の信念を純粋に押し出していく。そのような創造活動が自分に情熱を与える根源だと説く。

    自分の生活・仕事を創造活動に変えようと後押しされる。
  • 愛する言葉
    2016.11.29
    Twitterなんかですでに知っていた言葉が多かったけど、それでもやっぱり、本で読むと感じるものがある。
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    沖縄で見たものを、どのように解釈してよいかわからず、この本を手に取りました。
    岡本太郎は、奇抜な芸術家のイメージですが、
    ソルボンヌで文化人類学を学んだため、文化論に関する著書が数多くあります。
    この沖縄文化論は、1959年、1966年、沖縄を訪れたときのことについて、書かれています。
    彼の見た沖縄...続きを読む
  • 強く生きる言葉
    本書を読んで「太陽の塔」と「芸術は爆発だ!」しかなかった岡本太郎さんのイメージが一変した。岡本さんは芸術家である以上に教養人で武士道精神の体現者だ。折々に手に取り、喝を注入しよう。