フェルディナント・フォン・シーラッハのレビュー一覧
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面白かった。フィクションということだけど、実体験に基づいている話も多いのでは、特に「エチオピアの男」が実話に近かったら良いな、と思う。
文章もすごく読みやすかった。原文もこんな感じなのかな。見倣いたい。Posted by ブクログ -
11編からなる短編集で、著者は屈指の現役弁護士であるドイツ人。本屋大賞を始めとした複数の文学賞を受賞した今作品は、自身の事務所で扱った事件を元に描かれているそう。いくつか心に残る話があったが最後の「エチオピアの男」に感動した。Posted by ブクログ
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初シーラッハです。殺人犯たちの殺人にたどり着くまでのエピソードやその背景が淡々と描かれています。まるで、モノクロの短編映画を見るように、自然と映像が浮かび上がってきました。挿絵もすばらしい。物語を盛り上げる重要な要素になっています。Posted by ブクログ
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短編集。犯罪小説。ミステリ。サスペンス。
ジャンル分けが難しい。精神崩壊小説とでも言いたい。
『犯罪』でも非常に特徴的だった、極めてシンプルな文章が心地よい。
奇妙な絵も含めて、読んでいる人の精神にまで影響を与えるかもしれない作品。Posted by ブクログ -
三編の短編集。「パン屋の主人」が一番好き。黒い森のチェリーケーキが食べたくなる。「カールの降誕祭」は、母親の言葉が心に抜けない棘のようにずっと刺さってたんだろうと思うと切ないです。Posted by ブクログ