フェルディナント・フォン・シーラッハの作品一覧 「フェルディナント・フォン・シーラッハ」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2023/09/11更新 神 試し読み フォロー カールの降誕祭 試し読み フォロー 禁忌 試し読み フォロー 刑罰 試し読み フォロー コリーニ事件 試し読み フォロー 珈琲と煙草 試し読み フォロー 罪悪 試し読み フォロー テロ 試し読み フォロー 犯罪 試し読み フォロー 1~9件目 / 9件<<<1・・・・・・・・・>>> フェルディナント・フォン・シーラッハの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ / 酒寄進一 「順調なときにだけ約束を守るというのではだめだ。」 フェーナー氏が立てた誓いは、最期まで守られたのだろうか。法廷で、今でも妻を愛していると、そう誓ったからだと、話す場面が目に浮かびます。ついでに涙も それがいつか身を滅ぼすとしても、立てた誓いを破るわけにはいかない。それは裏切りになるから。ほんと...続きを読むうに、痛いくらい素直で泣きたくなるほど優しい人なんでしょうね 何度読んでも、『フェーナー氏』 は泣いてしまいます。 Posted by ブクログ 神 フェルディナント・フォン・シーラッハ / 酒寄進一 戯曲の作りで、自死の幇助についての討論会という内容。 戯曲と言えばファウストのようかと思ったら、とても読みやすくすぐに内容に入り込んで行けました。 死にたいと考える人の気持ち。そしてそれを手助けするのはどうか。手助けした後のこと。自死の方法やその周囲への影響。 とても考えさせられるものでした。 ...続きを読む小説とは違う角度からとても読みやすく問題提起され、私の深い部分に波紋を残しました。 きっと皆さんの心にも、何か考えさせられるものが残るのではと思う作品でした。 Posted by ブクログ 刑罰 フェルディナント・フォン・シーラッハ / 酒寄進一 『犯罪』『罪悪』に続く短編集。当初は本書を含めた三部作として構想されていたらしい。 前作および前々作と同様、描写は簡潔で、登場人物の心情はほとんど語られないため、読者の脳内で埋める余白部分が非常に多いのが著者の特徴。 幸せが一瞬のうちに奈落の底に突き落とされるような急転直下の展開が多いが、読んでいて...続きを読む驚くと同時にどこか納得してしまうのは、余白部分を埋めるパズルのピースの取捨選択が恐らく完璧だからで、率直に凄いと思う。 バッドエンドが多いので読後感の良さを求めるのであれば本書は向かないが、緊張感のある読み心地を体験したいのであればおススメの一冊である。 やはりシーラッハは現代を代表する短編作家だと、本書を読んで再認識した次第です。 いずれ翻訳モノではない、日本語ベースで書かれたこういうタイプの作品を読んでみたい。 Posted by ブクログ 珈琲と煙草 フェルディナント・フォン・シーラッハ / 酒寄進一 みんな大好きシーラッハさんの社会「観察記録(訳者あとがきより)」です。 48の章に別れたエッセイと創作が区別無く(視点の違いがヒントかも)並べられていて、それぞれが短文だからかシーラッハ独特の世界の切り取り方、視点、省略が「犯罪」「罪悪」以上に鋭く感じられ、予想以上に楽しめました。 幾つか「何こ...続きを読むの話」という物もあれば法律や権利を題材にした重い話もあったり、虚無感を抱えながらも人間をやっていくには他人を信頼していくしかないね、みたいな価値観に共感しながら読んでいました。 また頻繁に挿入される引用も魅力的でした。シーラッハファンは必読かと。是非是非。 Posted by ブクログ 罪悪 フェルディナント・フォン・シーラッハ / 酒寄進一 前作以上に短編のバラエティが豊かになり、シーラッハの才能を存分に味わえる1冊。 あまり感情を挟まない描写から、被害者や加害者の人生、言葉にできないような複雑な心の動きが、苦しいほど伝わってくる。 特に名作だと思うのは、冒頭の『ふるさと祭り』『遺伝子』『イルミナティ』。全て重量級の衝撃が胸に残る。 ...続きを読むショートショートの『解剖学』『アタッシェケース』も好き。世にも奇妙な物語みたい(もっと残酷だけど)。 Posted by ブクログ フェルディナント・フォン・シーラッハのレビューをもっと見る