片桐はいりのレビュー一覧

  • わたしのマトカ
    俳優の片桐はいりさんが、映画『かもめ食堂』の撮影で滞在したフィンランドでの日々をユーモアと人情味たっぷりに綴った旅の記録です。『かもめ食堂』は癒しと感動がゆったりじんわり伝わってくる雰囲気があって原作共々大好きなのですが、舞台になったところがフィンランドであったからこそのあの雰囲気だったのだなぁ、と...続きを読む
  • グアテマラの弟
    片桐はいりさんがこれほどまでの文筆家とは知らず、正直仰け反った。余りにも読ませる力があるのでフェルナンド小とのやりとりや、グアテマラに別れを告げる場面、亡き父親の思い出等思わず熱い涙がこぼれるほどだった。『そのたばこ、あたしのと交換しない?』酒とタバコを酌み交わす海外ナンパ術を披露するあたり、かなり...続きを読む
  • わたしのマトカ
    一緒に旅している気分になれるし、映画好きな私にとって、「かもめ食堂」の舞台裏も書かれているので満足したエッセイでした。
  • グアテマラの弟
    片桐はいりさんの飾らない人柄が文章ににじみ出ていて素敵だった。
    時々の毒舌調もクスッと笑えるさじ加減なのだけど、一歩間違えたら劇薬だよなぁ…と思うとまた笑えてくる。
    グアテマラといえばコーヒーのイメージだったが「すばらしくまずい」らしいので、どんなものか飲みたくなった。
  • グアテマラの弟

    サクサク読めて、面白い!

    南米にいつか訪れてみたいとは思っていたけど、よりその思いが強くなりました。特にフェルナンド小に会いたい!!

    はいりさん女優なのに表現力が素晴らしくてこんなに面白おかしく文章を書いているなんて驚きました。弟さんの淡白さも良くて、この本で初めて弟さんを知ったけど、最後の解...続きを読む
  • グアテマラの弟
    片桐はいりさんのセンス溢れる文章が素敵です。語彙が豊かでリズムがあって、知らない国についても知ることができて、いい本に巡り会えました。
  • グアテマラの弟
    片桐さんの書く本は、たとえ(比喩)が多く、その言い回しが絶妙。テクニックではなく、センス!ずっと読んでいたくなるし、どれも読後感が良い。
  • もぎりよ今夜も有難う
    日本の色んな映画館のこと、銀座のこと。知らない世界をのぞける本。役者さんだけに、色んなことを観察してそれを表現するのがとても上手い。しかも、鋭い視点というよりは、温かいところに光を当てて、ひょうきんに表現できる方。だから読んでいてとても楽しい。
  • グアテマラの弟<豪華立読み版>

    グアテマラの弟

    旅をしたくなりました。両親に会いたくなりました。家族のことをふと思い浮かべました。
    初めは片桐はいりさんの弟さんは向井理さんでした(映画の影響です)が、はいりさんの文章でだんだんと本当の弟さん、奥さん、ご両親をイメージすることができました。
    はいりさんのポジティブな雰囲気を感じ取り、わたしも前向きに...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    みずからの出自を問われたら、「映画館の出身です!」と胸張ってこたえたい。そう語る著者の映画館にまつわる思い出話。
    もぎり時代の思い出、旅先で出逢った映画館のこと。

    片桐はいりのエッセイはこれが3冊目ですが、毎度のことながらその真っ直ぐな言葉が胸に響きます。様々なことに心が奮える様がそのまま真っ直ぐ...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    つくづく、映画館出身の人なのだなぁ、と思う。ちょうどゴールデンウィーク中子供と行くには混んでるだろうと思いきや、天下のコナンもネットから予約すれば1時間おきに好きな席を取れる便利なシステムでポップコーンも楽しめたけど。私自身映画館でバイトしていた時を思い出し、古き良き時代を知る著者を羨ましくも思い、...続きを読む
  • グアテマラの弟
    グアテマラってどこ?
    から始まり、読み進めているうちに、あっという間に読み終わってしまいました

    グアテマラに住む弟
    文化も生活も日本と違って、面白かった
    トイレの話は驚いた!

    日本と同じこともある。料理が得意な人はモテるし、周りを幸せにできることは一緒だなと思った



  • グアテマラの弟
    弟さんが移住しなければ、多分一生行くことがなかったろうグアテマラという国に、片桐はいりさんが2回遊びに行った時の話。
    弟さん家族と片桐家のの触れ合いや言葉の通じない、文化の全く違うグアテマラでの人との交流や生活が、片桐さんの感性で書かれていてとても面白かった。巻末の弟さんによる解説がついているのも良...続きを読む
  • グアテマラの弟
    この本を読んでみて、エッセイの世界に入り込みグアテマラに行った気分になれた。
    それだけ片桐さんの文章の表現力があることなんだなと凄さを感じる。
  • グアテマラの弟
    グアテマラに住む弟さんを訪ねた際の旅のお話。
    旅っていいなぁ、家族っていいなぁと思える心暖まるエッセイ。
  • わたしのマトカ
    片桐はいりさんがかもめ食堂の撮影でフィンランドへ渡った時の旅の話。フィンランドも海外旅行も経験のない私には驚きと楽しさの連続であった。特にファームステイとクラブの話が強烈で印象的だった。私には度胸がなくて経験できないようなことが、片桐さんの視点で経験できて面白かった。私もこの忙しなく時間の進む日本で...続きを読む
  • グアテマラの弟
    単純に、
    あー。面白かった!!!

    他の本の合間に
    病院の待ち時間に
    1話ずつ読んでいたけれど

    残念。読み終わってしまった…

    「美味しいごはんさえ作れれば、人生たいていの問題は解決できる」

    「マソメノス マソメノス」
    「ポコアポコ ポコアポコ」

    「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけ...続きを読む
  • グアテマラの弟

    グアテマラねえ

    このエッセイを読むまでは、うーん グアテマラねえ、と全く興味もなかったが、このエッセイを読んで興味を持って色々と調べてみた。このエッセイで登場する家族たちは皆個性的でなかなかに面白い。そう思わせている作者の筆力に敬意を表したい。
  • グアテマラの弟
    グアテマラに住む弟さんにまつわる片桐はいりさんのエッセイ。

    小見出しはすべて◯◯と△△というように、
    一見関係ないような2つの名詞の組み合わせになっている。

    ん?何の話だっけ?と面白おかしい寄り道をしながら、
    2つの名詞にきちんとたどり着く。
    はいりさん、文章もお上手。

    グアテマラのラテン気質...続きを読む
  • わたしのマトカ
    映画「かもめ食堂」を見てどハマりした私は読むべき!と思い、初片桐はいりさん。
    やっぱり海外旅行記、特に北欧ものは大好物だなぁ。
    生のスナップえんどうを食べながら歩くのが、すごく北欧ぽくて楽しそう。