片桐はいりのレビュー一覧

  • もぎりよ今夜も有難う
    お薦め書評で絶賛されていたのを見て、手に取りました。はいりさんのエッセイは初めて読みましたが、下手に洒落気がこもった文体で飾られた物語なんかではなく、再度読み返したくなるほど、内容の厚い読み物でした。
    はいりさんの好奇心に連れ立って、はいりさんを取り巻くコミュニティの中に、私も紛れ込みたくなりました...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
      
     女優片桐はいりの映画館によせるおもいをエッセイにしたほんです。全国の映画館を見て回り古い昭和の映画館をもぎりとか高場(たかば)というシネコンの時代には化石化した用語で語っています。映画そのものを主題にした話は一切ありませんが、読ませる本です。
  • グアテマラの弟
    片桐はいりさんが書くグアテマラ、とってもとっても魅力的だった。

    グアテマラに住む弟の家に滞在していたためか、毎日の生活や目線がグアテマラの人たちと同じで、それがとてもおもしろい。“観光”では分からないであろうことが、たくさんつまっている。目に見える異文化はもちろん、心で感じる異文化まで描かれている...続きを読む
  • わたしのマトカ
    フィンランドに行ってみたい、フィンランドで過ごしてみたい
    そんな気持ちでいっぱいです。
    そして、片桐はいりさんめっちゃ面白い!素敵な俳優さんですね。この方だからこそ、フィンランドを楽しめたんだろうな、と思うような内容でした。
    読み終わって、ほわっと心があたたかく、でもフィンランドから帰ってきて(行っ...続きを読む
  • わたしのマトカ
    片桐はいりさん独特の言い回しに、時にはクスッと時には爆笑の楽しいフィンランド滞在記でした。かもめ食堂と合わせて読むとより楽しめます。
  • グアテマラの弟

    読みやすい

    片桐はいりさんのエッセイ好きです。読みやすくて、はいりさんの可愛らしい一面が見られたり、はいりさんの目線で見る人や旅はとても魅力的です
  • わたしのマトカ
    痛快なフィンランド旅行記。
    仕事の合間でのフィンランド滞在を
    暮らすように楽しんでいる作者の
    息遣いが聞こえてくるようだ。

    ユーモアたっぷりで老若男女読みやすい。
    映画「かもめ食堂」とご一緒に。
  • もぎりよ今夜も有難う
    この本を読んだ次の日に映画館で映画を観た。
    どの映画館にもいろんな人の思い出がある。私が観に行ったのは都内の大型シネコンだけども、全国にこんなにも魅力的で温かい映画館があるんだな。学生時代、ドキドキしながら入った名画座。すでにシネコンに慣れてた私には戸惑いもあったけど、入れ替え制でなかった空間が妙に...続きを読む
  • グアテマラの弟
    軽い小説を読むより遥かに面白くドラマティック。異国の馴染めない部分も認めつつ、それでもやっぱりその国の文化への好奇心が溢れ、飛び込んで行き、言葉の壁も超えていつの間にか一緒にタバコをふかし仲良く酒を飲んでいる。
    弟さんの能力色々凄い。
  • もぎりよ今夜も有難う
    昔の映画館の話がとにかく面白い。そして豊かな語彙力と表現力にただただ圧倒された。大人が対象の読書感想文コンクールがあったら課題図書にしたい。
  • もぎりよ今夜も有難う
    片桐はいりさんの文章もすごく好き!
    私は音光映像長時間集中がだめな人なので、映画はなかなか普段見ないのですが。。。
    そんな私でも映画館にいって映画をあじわいたいと思える1冊でした。
    映画館そのものの魅力、映画のある街の魅力、映画がつくられていく魅力、映画にまつわるとにかく全ての好きと愛が詰まった本で...続きを読む
  • グアテマラの弟
    演劇のコーナーにあった。が、演劇の話ではない。
    役者の書いたエッセイだからその分類になったんだろうが、異文化間コミュニケーションと家族のドラマをつづったエッセイ。
    独特なセンスの語り口で、読みながら何度も思わず笑い声が漏れてしまう。
  • もぎりよ今夜も有難う
    原田マハ『キネマの神様』文庫本の巻末解説を書いているのが、この本の著者・片桐はいり。ご存じの個性派女優だが、この方が映画館育ち(元もぎり嬢、ちなみに原田マハもそうだったらしい)とは、知らなかった。それにこんなに文章が上手くて語りが面白くって、などということもぼくは全然知らなかった。

     そんな元もぎ...続きを読む
  • グアテマラの弟
    また面白い本に出会ってしまった!

    これだから読書はやめられない。

    俳優片桐はいりさんの旅行記。中南米グアテマラに移住した弟さんを訪ねて行った時の体験記です♪

    まずはいりさんの現地の人とのやり取りや観察眼が素晴らしい!

    それとユーモアたっぷりに紡ぎ出される文章。読みやすくて優しくてとても好き♪...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    もぎり・映画館・もぎり・映画館・もぎり・もぎり…

    片桐はいりさんのもぎり時代の思い出から俳優になるまで、なった後、執筆現在に至るまでの映画館にまつわるもぎり話を存分に詰め込んだ一冊です。

    お茶目でクールでユニークでレトロな文体の面白さと言ったら。
    「わたしのマトカ」ももうすでに読んでしまっている...続きを読む
  • わたしのマトカ
    気ままに冒険して、食べて、遊んでをしてるはいりさんの旅の仕方が凄く憧れで羨ましかった…
    フィンランドってだけでも憧れなのに、長期滞在はさらに憧れる。

    蕎麦が凄い食べたかったのに、いざ食べるとそうでもないっていうのちょっと分かって面白かった。
  • グアテマラの弟
    やっぱりはいりさんのクスッとする文章、好きです。
    あとがきが、本編に関係する知り合いなのもとてもいい。今回は弟さん、「わたしのマトカ」は現地コーディネーターのヒルトネンさんだった
  • わたしのマトカ
    片桐はいりさんが生活してる様子がすごく思い浮かべられる
    サルミアッキは食べたくないけど、素敵な街だな〜
    ゆったり時間を大切に生きていきたいな
  • グアテマラの弟
    メキシコで読み直すと、わかるわかる!というかんじ。本は読むタイミングや場所によってまったく異なる読書体験になるのだな、と再認識できた。
    目に浮かぶイメージがよりクリアで、リアル。
    土地や空気がカラッと乾いているかんじ、日差しの強さ、目に飛び込んでくるカラフルな建物や民族衣装etc。
    ペトラさんの、...続きを読む
  • わたしのマトカ
    かもめ食堂も大好きなので、こんな事があったのかーと、裏側が愉しめました。はいりさんの感受性がスゴイ!