感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月01日
片桐はいりさんが書くグアテマラ、とってもとっても魅力的だった。
グアテマラに住む弟の家に滞在していたためか、毎日の生活や目線がグアテマラの人たちと同じで、それがとてもおもしろい。“観光”では分からないであろうことが、たくさんつまっている。目に見える異文化はもちろん、心で感じる異文化まで描かれている...続きを読むのだ。さらにこれらのエピソード素材に、片桐さんのもつユーモアや人間性も相まって、よりおもしろさが加算されている。なんでも楽しんでなんでも愛する片桐さんだからこそ、これが書けるのだと思う。とんでもなく強い読み物だ。
良い事よりも、悪い事の方がニュースになりやすく、どうしても日本に伝わるグアテマラの情報は災害などの悪い事が多い。この本のように明るい話が日本語の活字になるということは、グアテマラに住んでいる日本人としては大変うれしいことだ。
ー解説 グアテマラの弟 より
これには何度も頷いてしまった。世に出るニュースは国レベルのことが多く、変なバイアスがかかっていることも否めない。こういう、ひとりひとりのキャラクターが分かるくらいミクロのグアテマラを知ることができて、わたしもうれしい。そして、ぜひ自分でもグアテマラを訪れたい、と思った。
片桐はいりさんのエッセイ好きです。読みやすくて、はいりさんの可愛らしい一面が見られたり、はいりさんの目線で見る人や旅はとても魅力的です
Posted by ブクログ 2023年05月15日
軽い小説を読むより遥かに面白くドラマティック。異国の馴染めない部分も認めつつ、それでもやっぱりその国の文化への好奇心が溢れ、飛び込んで行き、言葉の壁も超えていつの間にか一緒にタバコをふかし仲良く酒を飲んでいる。
弟さんの能力色々凄い。
Posted by ブクログ 2023年03月11日
演劇のコーナーにあった。が、演劇の話ではない。
役者の書いたエッセイだからその分類になったんだろうが、異文化間コミュニケーションと家族のドラマをつづったエッセイ。
独特なセンスの語り口で、読みながら何度も思わず笑い声が漏れてしまう。
Posted by ブクログ 2022年11月07日
また面白い本に出会ってしまった!
これだから読書はやめられない。
俳優片桐はいりさんの旅行記。中南米グアテマラに移住した弟さんを訪ねて行った時の体験記です♪
まずはいりさんの現地の人とのやり取りや観察眼が素晴らしい!
それとユーモアたっぷりに紡ぎ出される文章。読みやすくて優しくてとても好き♪...続きを読む
出張の移動が最も癒される私にとって、旅心をくすぐるどころか爆発させる刺激となりました。
あー、旅に出たい!
オススメです!
Posted by ブクログ 2022年10月09日
やっぱりはいりさんのクスッとする文章、好きです。
あとがきが、本編に関係する知り合いなのもとてもいい。今回は弟さん、「わたしのマトカ」は現地コーディネーターのヒルトネンさんだった
Posted by ブクログ 2022年09月08日
メキシコで読み直すと、わかるわかる!というかんじ。本は読むタイミングや場所によってまったく異なる読書体験になるのだな、と再認識できた。
目に浮かぶイメージがよりクリアで、リアル。
土地や空気がカラッと乾いているかんじ、日差しの強さ、目に飛び込んでくるカラフルな建物や民族衣装etc。
ペトラさんの、...続きを読む「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけは甘くするのよ」という一言、人生の名言では?
Posted by ブクログ 2022年05月08日
片桐はいりさんがこれほどまでの文筆家とは知らず、正直仰け反った。余りにも読ませる力があるのでフェルナンド小とのやりとりや、グアテマラに別れを告げる場面、亡き父親の思い出等思わず熱い涙がこぼれるほどだった。『そのたばこ、あたしのと交換しない?』酒とタバコを酌み交わす海外ナンパ術を披露するあたり、かなり...続きを読む外交的で肉食系でカッコイイ女。勝手に『かもめ食堂』の役柄のイメージのままで読み出したので良い意味で覆された。御本人の知的でアツくカッコイイ内面に触れつつ、グアテマラ旅行が出来る本。スゴい。
Posted by ブクログ 2022年02月22日
片桐はいりさんの飾らない人柄が文章ににじみ出ていて素敵だった。
時々の毒舌調もクスッと笑えるさじ加減なのだけど、一歩間違えたら劇薬だよなぁ…と思うとまた笑えてくる。
グアテマラといえばコーヒーのイメージだったが「すばらしくまずい」らしいので、どんなものか飲みたくなった。
Posted by ブクログ 2021年08月26日
サクサク読めて、面白い!
南米にいつか訪れてみたいとは思っていたけど、よりその思いが強くなりました。特にフェルナンド小に会いたい!!
はいりさん女優なのに表現力が素晴らしくてこんなに面白おかしく文章を書いているなんて驚きました。弟さんの淡白さも良くて、この本で初めて弟さんを知ったけど、最後の解...続きを読む説が弟さんらしくて微笑んでしまった。
フィンランド編も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ 2024年02月21日
グアテマラってどこ?
から始まり、読み進めているうちに、あっという間に読み終わってしまいました
グアテマラに住む弟
文化も生活も日本と違って、面白かった
トイレの話は驚いた!
日本と同じこともある。料理が得意な人はモテるし、周りを幸せにできることは一緒だなと思った
Posted by ブクログ 2024年01月22日
弟さんが移住しなければ、多分一生行くことがなかったろうグアテマラという国に、片桐はいりさんが2回遊びに行った時の話。
弟さん家族と片桐家のの触れ合いや言葉の通じない、文化の全く違うグアテマラでの人との交流や生活が、片桐さんの感性で書かれていてとても面白かった。巻末の弟さんによる解説がついているのも良...続きを読むかったです。
続編出てないのかなぁ。
Posted by ブクログ 2024年01月09日
この本を読んでみて、エッセイの世界に入り込みグアテマラに行った気分になれた。
それだけ片桐さんの文章の表現力があることなんだなと凄さを感じる。
Posted by ブクログ 2023年10月25日
単純に、
あー。面白かった!!!
他の本の合間に
病院の待ち時間に
1話ずつ読んでいたけれど
残念。読み終わってしまった…
「美味しいごはんさえ作れれば、人生たいていの問題は解決できる」
「マソメノス マソメノス」
「ポコアポコ ポコアポコ」
「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけ...続きを読むは甘くするのよ」
このエッセイを読むまでは、うーん グアテマラねえ、と全く興味もなかったが、このエッセイを読んで興味を持って色々と調べてみた。このエッセイで登場する家族たちは皆個性的でなかなかに面白い。そう思わせている作者の筆力に敬意を表したい。
Posted by ブクログ 2023年08月01日
グアテマラに住む弟さんにまつわる片桐はいりさんのエッセイ。
小見出しはすべて◯◯と△△というように、
一見関係ないような2つの名詞の組み合わせになっている。
ん?何の話だっけ?と面白おかしい寄り道をしながら、
2つの名詞にきちんとたどり着く。
はいりさん、文章もお上手。
グアテマラのラテン気質...続きを読むの気持ちよさや、
弟さんやその家族の人となりがとても心地よい。
グアテマラに行きたいなぁと、どうしてもなっちゃう1冊。
Posted by ブクログ 2023年01月22日
俳優・片桐はいりが、実弟とその家族が住む中米グアテマラを訪ねた旅行記であり、家族の物語。
仕事、お金、時間、人間関係、家族の感覚が全く違う日本とグアテマラだが、それぞれの場所で懸命に生きる人々の姿が生き生きと描かれていた。
片桐はいりのサバサバと、でも温かい人柄が表れており、好感が持てた。
Posted by ブクログ 2022年12月21日
片桐はいりのエッセイ。
この本を読んだら片桐はいりと話してみたくなるし、グアテマラに行きたくなると思う。
片桐はいりさんは演者としてだけではなく言葉でも人に伝えるという事が出来る人なのだと思った。
片桐はいりさんの日常を横で観ているような気持になる本でした。
Posted by ブクログ 2022年12月12日
ガイドブックなどに載るような
「情報」ではないグアテマラの魅力を感じる一冊
この本のおかげで、グアテマラ、アンティグアに出会い
その魅力に魅せられ
2月にアンティグアへ行ってきます
どんなところか
実際に自分の足でその地を踏み
自分の目で見て、現地の人々の息吹を感じられるのが楽しみ
「わたしの...続きを読むマトカ」に続き
片桐さんの魅力的な文章で綴られる滞在記は
読者をその地へ誘う不思議な力がある
Posted by ブクログ 2022年12月01日
全く知らないし行こうと思ってなかった国のことを、片桐さんのユニークな表現でとても身近に魅力的に感じることができた。
私も兄がいてだいぶ離れて暮らしているが
なんかほんのちょっとだけ切なくなって
次会った時はもうちょっと話そうと思った
Posted by ブクログ 2022年07月14日
「わたしのマトカ」よりこっちの方が好きです。よりプライベートな面が垣間見えた気がします。それにしても弟もなかなか吹っ飛んだ人物ですね。グアマテラってこの本読むまで情勢や文化について全く知りませんでした。
Posted by ブクログ 2022年06月20日
高学歴(大学院まで出た)の弟が世界一周旅行に出掛けたきり日本に帰って来ない!
どうやらグアテマラって国にいるらしい。
既に妻子持ち!?
もう出だしから面白すぎて、あっという間に読み終えてしまった。その間は終始、ラテン音楽の軽快なメロディーが流れているようだった。
確かに衛生面は微妙で、治安も微妙だ...続きを読むけれども、笑顔の絶えないコミュニティに飛び込み、目一杯楽しむ筆者の姿が伝わってきた。異文化に敬意を払うことって、まさに筆者のような行動なんだろなあ。
そして読後のコーヒーがとても美味しく感じた。
Posted by ブクログ 2022年05月21日
女優の片桐はいりさんがグアテマラに住む実弟との出来事を書いたエッセイ。
10年以上前の本なのに全く古さを感じさせない。
メキシコもいいけどグアテマラにも行きたくなった、そんな1冊。
コーヒーに砂糖をたっぷり入れる義妹が、それに顔をしかめるはいりさんに「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけ...続きを読むは甘くするのよ」と一言。確かになぁ。
Posted by ブクログ 2022年04月21日
グアテマラについて知ろう
と、私は今まで思わなかった
やはりコーヒーの生産地のイメージが大きくて、
それ以上もそれ以下もなく、
大きな興味は抱いてもいなかったー
でも、はいりさんが書くグアテマラは
色彩豊かで
人の温かみも感じて
家族のにぎやかさ、近所の人とのやりとり、市場のいい意味でごちゃご...続きを読むちゃした感じ、民族衣装の鮮やかさ、火山や温泉地について、などなど
グアテマラがどんどん私の中で立体的になっていった
はいりさんのすごいと思うところは、
主観で体験談を書いていると思いきや
俯瞰して周りの人の様子まで捉えていること
これは俳優のスキルなのかーー
ますます魅力的な人だ
Posted by ブクログ 2022年01月10日
けっこう前に読み終わっていたのだけど感想書き忘れていた。
やっぱり片桐はいりさんの本はすごく記憶に残る。流れないトイレの話、到着したとたんにガラスを割った話、どれも心にチクチクするけど何故だか微笑ましい。
Posted by ブクログ 2021年12月17日
片桐はいりさんがグアテマラに暮らす弟を訪ねて、現地へ向かい
そこでの約半月の暮らしや文化などを描いた一冊。
片桐はいりさんのこの旅やエッセイシリーズは本当に面白い。
飾り気がなくて、変にカッコつけてない。
なのに温かくて、温泉に入っているような心地よさがある。
私は日本人として日本にずっと暮らし...続きを読む、自分でわかっていつつもどっぷりこの日本文化に浸りきっている。
世界は広く、周りに無理に合わせない。
自分の知らない世界を見せてくれるこの本にほっこりし、心癒されるのだ。
Posted by ブクログ 2021年12月07日
読みたかった一冊をようやく手にしました。
女優・片桐はいりさんのエッセイです。
実の弟がグアテマラの古都・アンティグアで家族を持ち生活をされていて、はいりさんがグアテマラを訪れた時の体験記。
行ったことなどありませんが、グアテマラの空気感が身近に感じられ、笑いあり、ちょっと涙ありのステキなエッ...続きを読むセイに仕上がっていました。
本書を読み終えてから購入するかどうかを検討しようと思っていましたが、「わたしのマトカ」も購入決定!
内容(「BOOK」データベースより)
グアテマラの古都・アンティグアに家と仕事と家族を見つけた年子の弟。ある夏、姉は十三年ぶりに弟一家を訪ねる旅に出た。まばゆい太陽とラテンの文化で、どんどん心身がほぐれていく。そして陽気に逞しく暮らす人たちと過ごすうち心に浮かんだのは、外国を知らずに逝った父、家事にあけくれ続ける母のことだった。旅と家族をめぐる名エッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
片桐/はいり
1963年東京都生まれ。成蹊大学卒業。俳優として、舞台、映画、テレビと幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Posted by ブクログ 2021年10月19日
グアテマラの生活や文化も知れて面白かったです。
ただどんどんページをめくりたくなるような感覚はなかったかなぁ、読むのに少し時間がかかりました。空き時間に手に取ってみて、クスッと笑える感じが心地よい本でした。
Posted by ブクログ 2022年05月29日
面白かった!
ただ、
・片桐さんのファン
・アンティグア経験者
どちらかに該当しない限りキビシイのでは?と思って読んでいた。(大きなお世話でしょうが)
Posted by ブクログ 2021年12月09日
家族の話、という紹介に惹かれたけれど、8割グアテマラの話だった笑
それは変なところに期待しちゃった私が悪い。
前作に続き片桐さんの文才は、さすが。
面白かった。