片桐はいりのレビュー一覧
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テレビで拝見する機会はありますが、独特な空気感を持っておられると個人的には思っていました。
なので、「片桐はいり」というその独特な?ブランドが、何をベースに構築されているか、興味があり拝読しました。
読んでの感想…とりあえず映画やもぎりに対する愛が溢れています。
私自身、映画は子供が観たいものを同...続きを読むPosted by ブクログ -
本当に好きなこと(映画、映画館)に没頭した青年時代、本当に幸せそうに語っている。「宝物のような七年間」(P12)とあるとおり。仲間もみな映画好きというのもよい。そういう環境は確かに幸せ。
銀座の映画館の劇場も良いが、下北沢でせまい芝居小屋の客席にぎゅうぎゅうにおしこんだり他の客を飛び越えたりしなが...続きを読むPosted by ブクログ -
映画『かもめ食堂』の撮影の為に訪れたフィンランドでの日々を綴ったエッセイ。 「マトカ」とはフィンランド語で「旅」のこと。 旅先で出会った人や食べ物のことがユーモアたっぷりに描かれていて、はいりさんの文章センスが好き。 心穏やかになれる作品。Posted by ブクログ
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文章がとても読みやすく、スッと入ってくる。
昔の映画の楽しみ方やカルチャーを知れて、今の映画との違いやお互いの良い面悪い面など知れて面白かった。
また各章のタイトルを名作のオマージュしたタイトルになっているところも好きでした!Posted by ブクログ -
「グアテマラの弟」「わたしのマトカ」とはいりさんのエッセイを手にしてきた以上、本書「もぎりよ今夜も有難う」を手にしない訳にはいきませんでした。
はいり節が本作も全開です。
「映画」「映画館」にまつわるはいりさんの愛が詰まっています。
「映画館の出身です!」と自分で言えるはいりさんは学生時代から...続きを読むPosted by ブクログ -
片桐はいりさんが女優となる前から愛してやまなかった、映画と映画館。
昔は劇場としてそこで「もぎり」として働いていたのだそう。
時代の変化と共に変わっていく劇場ともぎり。
けれど、そこには変わらないものもある。
はいりさんと映画、そして劇場とそこへの愛が詰まった一冊だった。
「有難う」「有難う」と...続きを読むPosted by ブクログ -
家族の話、という紹介に惹かれたけれど、8割グアテマラの話だった笑
それは変なところに期待しちゃった私が悪い。
前作に続き片桐さんの文才は、さすが。
面白かった。Posted by ブクログ -
2021.07.24
面白いと思いつつもなかなかページが進まずやっと読み終えた。
はいりさんの文章、好きだけれど淡々としていてドラマがないからついつい読むのを後回しにしてしまった。
フィンランドより、グアテマラ記のほうが好きだったのが自分でも意外。
最後に弟さんが後書きを書いていたのも良かった。Posted by ブクログ -
2021年4冊目。
大好きなはいりさんのエッセイを読むのは3冊目。
あたたかくてやさしく、ユーモアのある語り口で、心がほっこりします。
映画館にまつわるお話が次々と。
はいりさんの思い出話や旅先での出会いなど、どれも素敵で魅力的です。
特に、深谷シネマが出てきたのにはびっくり!
はいりさんが身近なと...続きを読むPosted by ブクログ -
もぎりの視点から描かれる映画、というより映画館談義。地方に出掛けたら必ず映画館を探し、そこから思わぬ出会いが始まって…好きだからこそ見えてくるドラマが沢山あるのだなと気付かされた。Posted by ブクログ
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銀座文化(現シネスイッチ)でもぎりバイトしていた7年間を、はいりさんがとびきりの文章とユーモア感覚で振り返る、映画愛…いや、映画館愛に満ちた一冊。現在も地方に行くたび、個人経営の古い劇場には飛び込んでいってしまうという旅行録も楽しい。
もう本は出されないのかしら〜。文筆家としての片桐はいりさんのファ...続きを読むPosted by ブクログ -
片桐はいりさんがもぎりのバイトをしていたことは知ってたので、気になって読んでみました。
片桐さんは謎多き人ですが、これを読んでとても魅力的な方だと感じました。
映画を心の中心に据えながら、旅を、食を、日々を楽しんでいます。すてき。
各話のタイトルが映画をもじっているのが面白い!
映画旅、読書旅、した...続きを読むPosted by ブクログ