片桐はいりのレビュー一覧

  • グアテマラの弟
    グアテマラについて知ろう
    と、私は今まで思わなかった

    やはりコーヒーの生産地のイメージが大きくて、
    それ以上もそれ以下もなく、
    大きな興味は抱いてもいなかったー

    でも、はいりさんが書くグアテマラは
    色彩豊かで
    人の温かみも感じて

    家族のにぎやかさ、近所の人とのやりとり、市場のいい意味でごちゃご...続きを読む
  • わたしのマトカ
    フィンランドの空気感、旅のワクワクとドキドキが伝わってくる文章だった。
    フィンランドの森とカラフルな色と少し肌寒い空気。
    情景が思い起こされる話だった。
  • わたしのマトカ
    人に対しての〝余裕〟って
    自分にたいしての〝余裕〟になるんだな
    ってフィンランドの人たちから気付かされる1冊だった


    かもめ食堂を見たあとに読んで
    もう一度かもめ食堂を見たくなるし

    なにより、フィンランドに行きたくなる!


    そして片桐はいりさんのキャラクターが魅力的すぎて
    思わずニヤニヤしなが...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    映画館を箱として楽しむ、という趣味自体が新鮮ですが、大変奥深く、自分では知ることのできない映画の世界をいいとこ取りで知れてお得な気分になりました。
    文章も読みやすく、ほのぼのとしています。
    片桐はいりさんのような感覚の鋭さで観察したり楽しめたりしたら日常が豊かになるだろうなと羨ましく思いました。
  • わたしのマトカ
    「グアテマラの弟」に続き片桐はいりさんの旅にまつわるエッセイを手にしました。

    今回のメイン舞台は北欧フィンランドです。

    映画の撮影で滞在した1カ月をはいりさんの視点と感情を感じることが出来ました。

    言葉にするのが旨い。

    だから空気感までしっかりと感じることが出来ました。

    ちなみにタイトルに...続きを読む
  • グアテマラの弟
    けっこう前に読み終わっていたのだけど感想書き忘れていた。
    やっぱり片桐はいりさんの本はすごく記憶に残る。流れないトイレの話、到着したとたんにガラスを割った話、どれも心にチクチクするけど何故だか微笑ましい。
  • グアテマラの弟
    片桐はいりさんがグアテマラに暮らす弟を訪ねて、現地へ向かい
    そこでの約半月の暮らしや文化などを描いた一冊。

    片桐はいりさんのこの旅やエッセイシリーズは本当に面白い。
    飾り気がなくて、変にカッコつけてない。
    なのに温かくて、温泉に入っているような心地よさがある。

    私は日本人として日本にずっと暮らし...続きを読む
  • グアテマラの弟
    読みたかった一冊をようやく手にしました。

    女優・片桐はいりさんのエッセイです。

    実の弟がグアテマラの古都・アンティグアで家族を持ち生活をされていて、はいりさんがグアテマラを訪れた時の体験記。

    行ったことなどありませんが、グアテマラの空気感が身近に感じられ、笑いあり、ちょっと涙ありのステキなエッ...続きを読む
  • グアテマラの弟
    グアテマラの生活や文化も知れて面白かったです。
    ただどんどんページをめくりたくなるような感覚はなかったかなぁ、読むのに少し時間がかかりました。空き時間に手に取ってみて、クスッと笑える感じが心地よい本でした。
  • わたしのマトカ
    はじめて旅のエッセイを読んだけど、フィンランドの人たちの人柄や街と自然の風景、全てが「いいなあ」としみじみ思える様な文章だった。

    フィンランドはおろか国外に出たことすらないけど、東京を離れたときは東京の忙しなさに気付いて驚いたことを思い出した。
    わたしはその忙しなさに嫌気がさしてしまったけれど、そ...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    記録。
    雑誌で連載していた時の短編集。
    読んでいると、自分も映画館の旅をしたような気持ちになれる本。
    今やTOHO等キレイな今風な作りの映画館が当たり前だけど、この本からは映画の懐かしい〜においや熱気が感じられる。平成生まれなので行った事はないけれど。笑
  • もぎりよ今夜も有難う
    映画愛がこれほどまであふれながら、一切映画の批評は入らない映画にまつわるおはなし。
    はいりさんのエッセイは、俳優さん独特の視点のせいなのか、その地やその時代の雰囲気や匂いがそのまま伝わってきて、読んでるだけでその地に引っ張られる。
    そんなに映画を見る方じゃないけれど、いい映画にはテレビにはない力があ...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    単行本で読んだのだけど、文庫版あとがきが読みたくて購入したら、まあ、そのあとがきがすごく良かった!(もちろん、はいりさんの映画愛あふれる本篇がすばらしいのは言うまでもない。)あとがきでは、本の出版後、思いがけないご縁がつながって、映画ファンとして最高の夢が現実となった顛末が綴られている。

    「映画館...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    片桐はいりさんの印象が変わった。
    この人、只者では無いぞ
    (それは見た時から感じてたけど)
    映画と映画館に対する愛に溢れている。
  • もぎりよ今夜も有難う
    本人曰く、特殊俳優というジャンルの役者さんである、片桐はいりさんの映画館に関するエッセイ。そう、映画に関するエッセイではないのだ。
    彼女は私より一世代上だが、彼女の気持ちはよくわかった。おそらく私の母の世代のほうが、青春イコール映画館のような思い出があるのではなかろうか。でも、東京で青春時代を送らな...続きを読む
  • もぎりよ今夜も有難う
    世代は違えど元銀座界隈の映画館アルバイターとしては懐かしい限りで、笑いあり涙あり。映画と映画館への愛がそうさせるのかそれとも著作3作目ともなると文章も磨かれてくるのか、ウィットがきいていて豆知識もあって本当に面白かったー!はいりさんの目で切り取る世界本当に大好き。映画とお芝居で学ばれたこと、気取らず...続きを読む
  • わたしのマトカ
    かもめ食堂、という映画でフィンランド ヘルシンキへ行った時の旅行記が中心のエッセイ
    ちなみに、マトカとは、フィンランドの言葉で旅という意味らしい

    片桐はいりさんという女優さんは映画でも個性的で素敵!
    日本とフィンランドの映画の作り方や、そこに携わる人々の違いなど、おもしろかった。
    すべて自分で体験...続きを読む
  • わたしのマトカ
    最近フィンランド関連の本を読むので、その流れで興味を持って読んでみた。
    旅のエッセイみたいなもので読みやすかった。
  • わたしのマトカ
    「マトカ」とは、フィンランド語で「旅」という意味だそうだ。
    フィンランドといえばムーミンの生まれた地。
    無愛想でリアクションの薄い人々は、その中に温かな人情をもっている。
    「かもめ食堂」という映画の撮影で行ったらしい。
    この映画を見て、片桐さんが見たフィンランドを味わってみようかな。
  • もぎりよ今夜も有難う
    「映画館の出身」を自称する俳優・片桐はいりによるエッセイ。彼女が銀座文化劇場(現・シネスイッチ銀座)でもぎりのアルバイトとして勤めた日々や、これまでに訪れた日本各地の映画館(現役、廃業済みを問わず)について等がユーモア溢れる文章で綴られている。また、書名・各章名・文庫版あとがき題名はそれぞれ映画題名...続きを読む