畑村洋太郎のレビュー一覧
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教える場合には、伝えられる側の立場を考える必要があるとのことです。
伝わらないのは伝える側に問題がある場合もあると。耳が痛いですが、心に留めたいです。Posted by ブクログ -
読めば読むほど自分の顔が真っ青になっていくのが、手に取るように分かる本。
如何に自分が、『失敗』に対して無頓着で、というより、無関心で幼稚な捉え方をしていたのか、というのがよく分かりました。
だから、いつまで経っても同じ間違いを繰り返して、反省もせず次回にも活かすことをせず、また繰り返してしまうん...続きを読むPosted by ブクログ -
仕事で思いがけない失敗をしてしまった。
そのミスは指摘されるまで30分ほど気がつかなかった。
指摘され自分の知識を呼び起こし、ハッと気づいたとこは背中に汗が流れた。お詫びや訂正で事なきを得たと同僚に言われても、一週間近く落ち込み、そして次に同じ作業をする自信がなくなった。
そんな時に人生の先輩から勧...続きを読むPosted by ブクログ -
失敗をネガティブなものではない。失敗は、そのことから知識や知恵、成功術を学ぶために必要不可欠なもの。ただし、それは失敗と正面から向き合って、そこから考えて創造することをしっかりしなければ、それこそ、本当のただの失敗となってしまう。Posted by ブクログ
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SEKIモデルを思い出しましたが、本書でも触れられていました。伝えることよりも伝わることの大切さを改めて気づかせてもらいました。再読ですが、かつてこの本を読んで、講師の仕事に生かしたことを思い出すとともに、ちょっと今は難しくなりました。Posted by ブクログ
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自分は人にわかるように説明するのが下手だ。でも、そもそも「わかる」ってなんだ?と思って読んでみた。自分の「わかる」状態を言語化してくれ、あぁそうだなと腑に落ちた。また、「わかる」の延長線上に「気づく」があるのかと感じさせてくれた。技術者としても人としても大切にしたい感覚を教えてくれた本。Posted by ブクログ
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「わかる」について頭の中の作業を言語化して解説
「技術の創造と設計」の方が詳しいが、より簡素にまとまっていて読み易い。
創造は日々の活動から生まれるとのことで、アウトプットのすすめとして見学記や日記の一部も載せているPosted by ブクログ -
想像していたよりも実践的、かつ現実的な内容だった。基本は「大切なのは生き続ける事」であり、必要に応じて「逃げる」などの一時避難することもありとも。日々失敗と背中合わせの私にとって手引きとなる一冊。Posted by ブクログ
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「失敗学」の畑村洋太郎の近著。コロナ禍を踏まえ最新の内容を取り込んでいるが、題名とは、異なり体系的な解説ではない。
「失敗学」をあらためてじっくり復習しようと思ったが、エッセイ的な内容。得られる知見こそ多いが、筆者の他の作品から入った方が良いと思った。Posted by ブクログ -
畑村先生の「わかる」技術は、モノづくりと密接に絡んでいるため、創造ということに直接つながっており、ビジネスへの応用がききやすい。特に、現地・現物・現人という三現主義は、ややもすると論理的な理解だけで、頭の中のテンプレートと事象を一致させ満足してしまう自分の欠点を明確にしてくれる。その意味で、要素摘出...続きを読むPosted by ブクログ
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失敗の事例が知りたかったなぁと読み進めていたら、失敗の事例は一面的なものなので、それで失敗の本質を理解することはできないとの記載があり、納得です。
失敗から学んだ組織改革、昨日読んだ戦略プロフェッショナルにも通じますね。Posted by ブクログ -
この本を読む前の私は失敗を避け、成功例ばかりを学んでました。
小さな失敗を不用意に避けることは、将来起こりうる大きな失敗の準備をしている。
失敗情報の伝達は、単純化せず細かい経過や原因を含んで行う。
ハインリッヒの法則(300:29:1)に基づき、失敗と向き合いたい。Posted by ブクログ