竹内久美子のレビュー一覧

  • そんなバカな! 遺伝子と神について
    そんなバカな!といいたくなる。

    家族愛や兄弟愛が起こさせる行動なんて美しいお話は、
    すべて計算された結果起こっていることだった。
    誰の計算か?それは「利己的な遺伝子(セルフィッシュジーン)」の、だ。
    人はセルフィッシュジーンにとってのビークルに過ぎず、
    セルフィッシュジーンは古い乗り物(自分)から...続きを読む
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?
    いや〜、毎回竹内さんの本ってハズレがないですねえ。
    素朴な疑問を科学的に(不思議な主観で)ズバッと解明してくれるところがいい。

    ただ、最近シモネタが多いのがちょっとねえ。
    おサルの世界や虫世界のこととはいえ、強姦とかが生きていくための手段、とか言われても;
    (これ、男性がクチにしてたら絶対問題にな...続きを読む
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?
    動物行動学の考え方はいろんな人に使い古されていて、そういう記事を読むのは食傷気味だけど、竹内さんのお話のみは興味深く面白い。パンダの親指とか、寄生虫の話とか、いろんな動物が生き延びる過程で必要なものを無意識に獲得している、人間も同じく、読後アタマがすっきりして知識もふえる楽しいエッセイ。
  • 浮気で産みたい女たち 新展開!浮気人類進化論
    鳥の話が個人的に「おお、そうなのか!」と頷ける内容。
    著書は何冊か読んだけれど、それを下地として持たないとややつらいか。
  • そんなバカな! 遺伝子と神について
    ありとあらゆる行動の意味と解き明かす本。おもしろいねー。いやほんとに。

    利己的遺伝子の概論は高校のとき教えてもらって衝撃でしたね。ねっ方波見先生。
  • そんなバカな! 遺伝子と神について
    「遺伝子は自分の一生にどんな影響を与えるのか?」
    遺伝子の解析が進んでいく中で疑問に思って手に取った本。
    最初はリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読んだけど、私にはこちらのほうが読みやすく思いました。短いし。
    専門書のようでいて文体が砕けていて読みやすく、本当に身近なところから遺伝子に...続きを読む
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1
    いやぁ、面白い!眼からウロコ!
    すごい面白い。
    遺伝子レベルで恋愛の駆け引きは行われているのか、とつくづく驚き。そして論理にも納得せざるを得ない。恋愛は、「してる」というより、「させられてる」んだなぁ!
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1
    数々の疑問をHox遺伝子から解き明かす。多少強引な理論もあるものの、その強引さを楽しめる。どこまで真面目に読んでよいのか迷うところ。三毛猫にオスが少ない理由をきちんと説明してたりもする。
  • 66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。
    人も動物なんだよね。ということが、竹内さんの人生の経験を絡めて、人の行動からわかりやすく説明してある本だと思った。
    彼女の年齢で小学生の時にとった行動はたいそう風変わりに先生には思われたでしょうね。漢字の書き順にも意味があるとわかっておもしろいと感じた。というところも、学ぶってこうゆうところから広が...続きを読む
  • フレディ・マーキュリーの恋 性と心のパラドックス

    いつも謎に思っている事

    LGBTという言葉が浸透してからずいぶん経つが、正確には理解出来ていない。同性愛者と性同一性障害の違いは何なのか?ゲイの人々は同性に恋愛感情に持つ男なのか?それとも男に生まれた乙女の心を持つ人々なのか?(レズはその逆なのか?)
    いまだに正確には理解出来ていない。
    しかしこの本を読んで、その人々がただ...続きを読む
  • ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -
    生物学的な話と社会的な話を全く一緒にして良いのか?
    生物学的な特徴を踏まえた上で、良い社会を作るためのシステムを考えなくてはならない。
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?

    遺伝子が解く!アタマはスロー

    竹内久美子さんの本は、「賭博と国家と男と女」から、もう何冊も読んでいますが、相変わらず読みやすい文章です。読んでいて疲れないし、すき間時間に読むのにちょうどよくて、おすすめです。
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談
    「佐藤さんほどの知性ある近代人が、なぜ神の存在を信じられるのですか?」ヨーロッパ人口の1割以上が死んだ第一次大戦は理性の限界を痛感させ、宇宙のダイナミックな大きさ(地球の卑小さ)や遺伝子解析的進化論に「神」の介在する余地は小さい。竹内はドーキンスの『利己的な遺伝子』に沿って〈姦淫するなかれ〉の意義を...続きを読む
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談
    再読
    人間という複雑な存在を、 多面的に見るから面白い。最後の言葉・文章に納得。

    人間讃歌、この素晴らしき存在。
  • 女は男の指を見る
    女はどんな男性を求めているのか。人間以外の生物も対象として、モテるオスのことがわかった。

    また、歴史なども知ることができ、大変面白かった。
  • そんなバカな! 遺伝子と神について
    ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読む前に、導入として読み始めた。
    どのエピソードも面白く興味深いもので、特に文化的な伝達単位である「ミーム」については興奮した。
    作者の人間の愛情を徹底的に疑う姿勢は面白く、ニヤ...としながら読んだが、流石に嫁姑の話など全ての人間が不倫へと帰結するところは過言、冗談...続きを読む
  • 女は男の指を見る
    魅力的な異性の定義について説明してくれる本。

    異性に対する好意の正体はなんなのか、京都大学で動物行動学を研究した著者がオブラードに包まず教えてくれる。論理的なんだけど、どこか少し論理的じゃないような内容が面白かった。

    学術向けというよりはエンターテイメントとして読むべき本かな。
  • 悪のいきもの図鑑
    武内さんの語り口が淡々としていて余計な感情を挟まず様々な生き物の生存戦略を学ぶことができました。
    動物はピュアで、純粋で、子供をいじめたりしない。なんてのは幻想だってことを学びました。
    しかし、ブチハイエナって何者なんだ?(笑)
    これを読んで気になった生物を調べる。そんなきっかけとしても良いかもと思...続きを読む
  • 本当は怖い動物の子育て
    この本を読んでから、連れ子を虐待死させたニュースを見る度に動物の本能が強いからか…と思ってしまう。色々な動物がいるが、人間も本能的には自分以外のオスの子を育てられるようにできてないのかな。まぁ他の動物と違って人間は知性があるから絶対許されることじゃないんだけど。でも女性はそういうオスがいるってことも...続きを読む
  • 悪のいきもの図鑑
    子供と動物の番組は視聴率が稼げるものらしい。
    心温まる、とか、厳しさの中でも健気に…とか、そういうウケそうなフィルターをかけているからだと思うのだが、実のところ、そうでもしないとあまりにイメージを損なうからでは、と思う。

    本書では、社会の掟、性行動、生存競争、寄生の四章でそれぞれ動物を紹介する。
    ...続きを読む