竹内久美子のレビュー一覧

  • 女は男の指を見る
    面白いけど、話にまとまりがなく、文章力も高くないような。でも、他にも読んでみたい。なかなか聞けない話が多いように思う。
  • 女は男の指を見る
    動物行動学と進化論を基に日本人論にまで到達する一冊。

    とあるアンケートによると、女性は男性の指を最も見る率が高いそうで。
    以前、指から男性器を連想しているなんて与太事を聞いた事があったが、こいつは満更でもないらしい。
    Hox遺伝子という遺伝子は、胎児が体を形成する際に機能するもので、体の末端である...続きを読む
  • 本当は怖い動物の子育て
    パンダやリスやタガメやタツノオトシゴ、そして人間の、子育てにおける取捨選択や、
    『種の繁栄』ではなく『自身の遺伝子の繁栄』を思わせるこわーい本能について。
    怖いけど、大変興味深く読めた。
  • 女は男の指を見る
    •「血液型と性格の関連」は、心理学の分野では否定されているが、医学では否定されていない。免疫力のあるO型は社交的な性質を持つ傾向があり、AB型は日社交的な性質になる傾向があると考えられる。
    •人差し指に対する薬指の長さは、男性ホルモンの代表であるテストステロンのレベルに密接に関連している。
    •女性が...続きを読む
  • 本当は怖い動物の子育て
    新書は大体タイトルと内容が異なるものですが、この本についても、主題は人間の児童虐待を本能的な面から考察するというものでした。
    動物の子育て事例についても、あくまで主題に持ってくるまでの前座です。

    本能はそれ自体を否定するものではなく、自覚し納得することで解決法を見いだせると考えておりますが、
    本書...続きを読む
  • 指からわかる男の能力と病
    男性にとっては切実な悩みなのかもしれないです。

    しかし、自分の指比は生まれ持ったものでもう変えられないので、おとなしく受け入れるしかありません。
  • 指からわかる男の能力と病
    これまで読んできた指比研究の現在についてかかれたわかりやすい親書である。本書を参考に物差しをもって飲み会のネタとすることをオススメする。
  • 本当は怖い動物の子育て
    動物の子育ては残酷だと思った。人間も動物の一種だから虐待が起こるのもある意味自然なことなのかもしれない。
  • 本当は怖い動物の子育て
    動物は自分の遺伝子をよく残すために、いろんなことをする。育たなさそうな子は見捨てるし、新しくつがいになるためには、前の配偶者の子を殺すことも珍しくない。如何に自分の親族に手厚く、そうでない場合は冷たく見捨てる(とか、食べちゃうとか)、そういう話が、鳥だったり虫だったり魚だったりと、ずいぶん続く。鳥の...続きを読む
  • そんなバカな! 遺伝子と神について
    生物の行動は全て遺伝子によって支配されている。生物の身体は遺伝子を複製させる為の乗り物に過ぎない。


    蜂とか猿とか人間を例にとって、全ての現象は遺伝子が遺伝子を後世に遺す為のものだと説明。結構説得力があった。

    伊坂幸太郎「重力ピエロ」はその辺の事を問題提起していた作品だったような…。殺人者の...続きを読む
  • 遺伝子が解く! 万世一系のひみつ
    竹内氏の本は非常に興味深く、読んでいて楽しい。また、動物行動学の視点にたって様々な事例を柔軟かつユーモアに語っている点が好きである。

    今後も他の作品を読み続けていきたいと思う。
  • 浮気で産みたい女たち 新展開!浮気人類進化論
    浮気は遺伝子のなせる技という。動物行動学から紐解いているが、人には動物にないレベルの心があり、十ぱ一絡げに論じるのはどうかと。でも文章はわかりやすいし、おもしろい。13.6.9
  • 本当は怖い動物の子育て
    本当に怖かった。無責任な人間の母親を責める常套句に動物でさえ・・・というものがあるが、その常識が一変するような事実にページをめくるたび驚かされた。美しい幻想は木端微塵に砕かれた感は強い。ただ、皆、一生懸命に生き抜こうと努力していることは痛いほどに伝わってきた。
  • 本当は怖い動物の子育て
    「ダーウィンが来た!」的な動物おもしろ知識本かと思ったら大間違い。
    自分の子を“よく”残すという遺伝子レベルの話から、後半は人間の児童虐待の話へ。
    どうしても感情論で考えられがちですが、生物学や文化人類学の観点から考えると、また違った見え方をします。
    「母親スイッチ」なんてない、という指摘は、救われ...続きを読む
  • 女は男の指を見る
     宗教や戒律は浮気で成功できない男たちに作られた論理である・・・といった内容が登場する。
     これも一つの理由として考えれば面白いのだけれども、人間てそんなに単純だろうか?と疑問を持った。
     しかし、若いころリチャード・ドーキンスの論文を読んで「谷底に突き落とされたかのような気持ちになった」と表現した...続きを読む
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?
    動物行動学に視点に立ちながらあけっぴろげなエッセイのような体の本書の赤面して忌避するものもあれば、私のように本
    著者を好んで読むものもいる。

    対策と傾向としては、人間は「所詮」動物と捉えるとともに「されど高等な」動物と両側面で捉えて止揚することが良いのかもしれない。飲み会ネタだけどとても勉強になり...続きを読む
  • 女は男の指を見る
    著者は、動物行動学の専門家。動物学的な見地からこれまでにも多数の楽しい本を出版されています。
    子孫繁栄と種の保存という視点から動物の行動を解釈しています。
    テストステロンが免疫抑制効果があるとは知らなかった。
  • シンメトリーな男
    「シンメトリーな男」3

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p155より引用
    “ハゲもヒゲも、よほど深い意味を持っていると考えざるを得な
    いではないか。”

     動物行動学者である著者による、体の対称性が生殖活動にもた
    らす影響について書かれた一冊。
     競馬に関する話からスポーツマンについてまで、数...続きを読む
  • 遺伝子が解く! 女の唇のひみつ
    「子どもがホウレンソウを嫌うのは」「高齢出産では息子が生まれる?」動物行動学者がひもとくエッセイ。おもしろい。12.9.22
  • 遺伝子が解く! 女の唇のひみつ
    人相占いで言われるようなことをきちんと統計をとって立証してくれる本。

    イラストが可愛いし、妙なことを真面目に分析していて秀逸。