中村うさぎのレビュー一覧

  • ショッピングの女王
    中村うさぎの赤裸々に綴ったショッピング三昧借金三昧の生活を書いた本。

    なんとなく、山田詠美を思いださせる貫禄の文章。
    でも、すっごい面白いの~。
    なんか、怖いもの知らずなこの口調。凄すぎるわ。
    ほんとバカ丸出しなんだけど、漫才を見てるような感覚に陥るこの文体はな~に?
    これ、結構好きだったりして。...続きを読む
  • うさぎとマツコの往復書簡
    中村うさぎが、しつこく、嫌がられても、マツコに「なんで女装するの?」と聞くのが面白かった。自分で多分こうなんだろうという答えを持ってるのに。でも、しつこく聞く。
  • ババア・ウォーズ 新たなる美貌
    47歳になっても、親に借金のお願いメールをして、詐欺かと疑われてしまう女王様。中村うさぎ、好きだ。巻末の福岡伸一氏との対談も興味深かった。
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡
    言葉の定義をはっきりしないで、
    薄ボンヤリした概念を共有するつもりで会話するじゃない?

    それを許せないタイプの二人の
    書簡のやり取り。

    中村うさぎさんとマツコデラックスさん。

    なので、
    解釈やら、言葉の持つ意味について
    突っ込んで話しています。

    お互いの言いたいこと、
    訂正と再確認を。

    ...続きを読む
  • 愛という病
    もうエッチ(ぶっち)ぎりに愛餓エロ探究だね。「マイ・エロツボ」、これを読んだ図民のあなたのツボは何ですか?
  • 私という病
    この本を読んだのは2年前なんですが、常日頃疑問に思うことや不満と通じるものがある気がして個々にレビューとして綴る。
     
     2012年9月の話。

     ※今から吐く毒は、「一個人」として吐くものです。

     最近勤め先(某学校)で、男生徒に「やらせてくれっ!」って迫られ、襲われそうになった女子生徒(未遂)...続きを読む
  • 女という病
    「自分という病」というエッセイで東電OL殺人事件の被害者女性に感情的に馮依・同化して、女視点で赤裸々に肉薄をした筆者の、肉薄同化シリーズの続編。

    事件の被害者女性・加害者女性に中村うさぎが馮依・同化して、突き詰めて抽出する女(特有)に自意識は、多分男女問わず共感を引き起こすものが多かったのではない...続きを読む
  • ショッピングの女王 (1)
     原作は知っていたけどコミックスでは初めて。
     絵柄がきれいだからか「ネタとして安心して笑える」。いや、しかししゃれにならない展開だな。
  • 地獄めぐりのバスは往く
    浪費地獄、借金地獄、悪口地獄、博打地獄、

    もーぅ人ってヤツは。笑
    だけど、
    程度も規模も違うけど
    人事じゃないんだよなあ、なんて思います。苦笑

    今回は雑誌の掲載(?)のものもあるようで、
    雑誌のテイストに合わせて書いているような感じのものは
    今まで読んだうさぎさんの本のなかでは、 ...続きを読む
  • ババア・ウォーズ 新たなる美貌
    グィグィいける、うさぎさん。
    最高に面白いです。笑えます。

    どんな状態でも「このやろー」と言えるような人。
    悲観に暮れるわけでもなく、
    人生このくらいなきゃつまらん!
    と堂々としてるうさぎさんはホントにカッコ良い!

    大好きなマツコデラックスが登場してる箇所もあり、
    本当楽しめました...続きを読む
  • 女という病
    この本の著者近影ってやつのうさぎさん綺麗すぎる。

    「女の自意識は、それ自体、病である」の一文に惹かれ、手にとった。

    ツーショットダイヤルで命を落としたエリート医師夫人、親友をバラバラにした看護婦、同級生を殺した小6の少女等、実際に起きた13の事件に迫ったドキュメント。

    当初、自分とはかけ離れた...続きを読む
  • うさぎとマツコの往復書簡
    下ネタとかの笑えるやりとりを期待してたらとんでもなかったです。凄まじいですねこの人達の人生観というか…。いや、解るんだけど、そこまで追いこもうとは中々できないですよね。別に頼まれてやってるんじゃなくて、勿論本人たちが気の済むようにやってるんでしょうけど、感嘆してしまいました。
  • 私という病
    桐野夏生の「グロテスク」を読んで、モデルの事件の解釈にぐさりとくるものがあった。自分の内部にも通じるものを感じたからだ。中村うさぎがこの本でそれに触れていると知り読んでみた。

    彼女は3日でやめてしまったがデリヘル体験をし、その体験が語られている。そのさわりだけの本の紹介をみて、読んでない人は単なる...続きを読む
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡
    正しいかどうかというより、きちんと向き合って自分の中で気分悪くなるくらい考えるということをすることがどれ程大事なのかを思い知らされた。
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡
    マツコも中村うさぎも露悪的だけど、一言で説明しがたいシンパシーを感じてしまうのでついつい読んでしまうんだよねー。でも、サンデー毎日の読者層がこんな屈折した女と女装の対談をどういう風に読んでいたのか、甚だ疑問ではある。
  • うさぎとマツコの往復書簡
    自称「欲と悪徳にまみれた暴走ババ」である中村うさぎさんと、「デブでゲイの女装癖キワモノ」であるマツコ・デラックスさん。二人が隔週(?)で「サンデー毎日」で連載(意見交換)していたもの。女性政治家とフェミニズム、性とコンプレックス、本当の自分探しと女装癖、人生の意味と神様、などなどについて、お二人の赤...続きを読む
  • うさぎとマツコの往復書簡
    "幸せになる条件って、「主観」という醒めない夢の楽園に
    どれだけ安住していられるかってことだと思う”

    という中村うさぎさんの言葉が響いた

    客観性というものから自由である人を、周りが見えていないと
    見下していたのは羨ましかったからかもしれない
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡
    二人が互いに尊重してるさま、だからこそ誤解をひとつずつ解きながら、二人で話していく様が小気味いい。
    相手をわかるということが、どれだけ難しいことか。
    心情吐露をしながら、その難しさを提示してくれている。

    生きにくい時代だからこそ、少しでもこうやって吐露しあえる相手をいかに見つけるか。
    安っぽく薄っ...続きを読む
  • セックス放浪記
    佐藤優氏の著書で紹介されていたので読んでみた。非常に軽い気持ちで読み始めたのだが、なんか、すごい。自分をここまでさらけ出せるのかということと、自分に対する洞察の深さに驚く。
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡
     あはは。泣いちゃった。この本で。
     マツコさんのお母さんの

     「今日の五時の生放送を見ます」
     の一言に、大笑いしたあと、孤独じゃないんだって号泣したっていう件で。


     同じじゃないし、マツコさんの状況とか気持ちとか計り知れないものがあるけれど、

     自分の中にもある、頭でっかちで、醜くて、そ...続きを読む