中村うさぎのレビュー一覧

  • ショッピングの女王
    『「ドシャ降りの時には雨漏りする傘」なんて代物に、果たして商品価値はあるのだろーか?』

    当時付き合っていた、このブランドの社員である彼氏に話したところ「ないよ〜」と返されたのを思い出した(笑)

    昔、読んだけど、改めて読み直してみたら、やっぱり面白いね。このシリーズを読んでいくと、依存症というも...続きを読む
  • 聖書を語る
    佐藤優と中村うさぎの対談集。

    聖書そのものを語っているのは最初だけで、宗教や哲学を中心に話はあちこちに展開する。村上春樹をけなし、エヴァンゲリオンを考察する。最後は3.11の震災の問題から、人はどうつながるか、と展開。

    中村うさぎという人は初めて知ったが、両者とも知識量とその言語化能力がすごい。...続きを読む
  • 脳はこんなに悩ましい
    中村うさぎ、脳に関しての知識があったり、人生経験を積んでたり、いい感じ。脳に関しての色々な知識が得られた。
  • 私という病
    著書の徹底的に自分と向き合い混沌した自らの内面を自己分析し言葉にし 痴態や醜態までもをさらけ出すという営為には感服します
    私が薄々思っていた事を彼女が言葉にして代弁してくれたという感じ
  • 死からの生還
    意外に真面目でびっくり。いちいち納得!好きに生きればいいのだし、ドロドロした部分も当然あっていいんだ、と思えて楽になった。
  • 聖書を語る
    佐藤 優、なんでも知ってるなぁというのは、西原 理恵子との本でも感じていたのですが、それ以上に読んでいた思ったのは、中村 うさぎって、メチャクチャ賢いですねぇ。
    この人の本は、今までよんだことがなかったのですが、これだけいろいろなことを考えている人の本ならば、楽しいかもしれません。
    しかし、これだけ...続きを読む
  • 死からの生還
    久々に女王様の本買ってよかったーと思った。
    私の戦っているのは結局「私」であり、自己愛と自己破壊のハザマでどうしていくかっていったら、そんな自分を笑うしかないというのは、けっこう救われる結論なきがするのだけど、どうでしょう。
  • 聖書を語る
    神様のノートみたいなものが天国にはあって、そこに書かれていれはなにしていても天国にいける。誰にも確認できないけども、自分は書かれていると信じ、逆に、「この世で(書かれていないのに)力を握っている悪魔の手先どもにどう対抗するか」と考えるカルヴァン派の佐藤優と、あくまで努力によって人は救われると考えるバ...続きを読む
  • 聖書を語る
    「聖書を語る」というタイトルに留まらず、文学や政治や歴史まで、軽い口調の中村うさぎと、硬い口調の佐藤優が縦横無尽に語っていて、薄い本だけど奥はとても深い。人間とは何か、生きるとは何か根源的な問いに溢れた対談。エヴァンゲリオンが通低音として響いているのもまた良し。
  • 聖書を語る
    佐藤優と中村うさぎ。共にキリスト教徒の二人が火花を散らす異色対談です。クロノスとカイロス、「新世紀エヴァンゲリオン」の最終結論、宗教に何が出来るのか…。などのテーマを縦横無尽に語りつくします。

    中村うさぎさんと佐藤優さんは文学部と神学部で学部こそ違えど同じ同志社大学の先輩後輩の仲だということは知っ...続きを読む
  • 私という病
    読むまでは、何でデリヘルなんてやるの!?と訳が分からなかったが、読んでみるととっても真剣な内容だった。うさぎさん入魂の一冊という感じ。読んで良かった。共感できるとこありすぎ!きっと女性ならみんなそうだ。ところでこの本、実は旦那が買ってきて面白かったと言ってたので私も読んでみた。
  • セックス放浪記
    ホストにハマり、デリヘル嬢も経験した中村うさぎ(ここら辺は『私という病』に詳しい)、彼女はその後もウリセンの男につぎ込み、SMクラブで縄に吊るされ、人に見られながらのセックスも体験し…彼女の行動は一見すると(いや、しなくても)奇怪だ。なのだがなぜか清々しい。自分とは何者かーこの根源的な問いに体を張っ...続きを読む
  • 私という病
    矛盾に満ちた自己との闘いの記録、というべきか。男に主体性を奪われた自分と、それに肯定的な自分が同居している、矛盾に満ち満ちた自己の内面。普通なら自己の一貫性を保ちつつ社会に適応していくが、中村うさぎ、そして東電OLは、肥大化していく「隠蔽した自己」と意識的にせよ無意識にせよ、付き合わずにはいれなかっ...続きを読む
  • 私という病
    私は、作者と根本的に似ている精神構造だなって思った。
    城で眠る、救われたいお姫様。城を守り、男をはねつける魔女。この比喩で語られた自己矛盾に、大いに共感した。
    また、東電OL事件の被害者の心情を想像して書いた文章も、大きく心を掴んだ。
    中村うさぎのファンになった。
  • 私という病
    うさぎさんがデリヘル嬢になった、と聞いたときは驚いたけど、これ読んだら心理としてはすごくわかった。

    仕事で評価されて、友人に恵まれてても、愛してくれる男がいない…
    貢いだホストからの仕打ちに女としての誇りを傷つけられ、「男に欲情され対価を支払われる」デリヘル嬢になることで自己確認したかったんですね...続きを読む
  • ババア・ウォーズ3 税務署の復讐
    税務署との闘いですが、凄いんですねぇ税務署って。借金してでも税金払えって。
    怖いですねぇ〜。

    中村うさぎワールドへ。
  • 私という病
    色もの、キワモノと侮ったら大怪我します。
    「私」という病とは、「病んでいる私」なんかじゃなくて、全ての女性存在(オカマ含む)の根源的苦悩のことを「やまい」と称しているふかい深い一冊である。

    証拠に一部引用します。
    「私は、女たちが好きだ。たったひとりで頑張って働く女も、主婦という孤独な立場で必死に...続きを読む
  • 私という病
    著者の中村うさぎが、自らデリヘルで働く(でも3日間)の話。
    自分に女という記号がついて、求められることに価値を求めている。
    そしてその価値をさらに記号に直して、「金額」で換算する。
    一見殺伐とした、乾いた感じが漂うのに、痛いくらいの愛おしさ。
    私もそう、男になりたいわけじゃないけど、女であることも受...続きを読む
  • うさぎとマツコの往復書簡
    テレビに出ているマツコさんに共感することが多いので
    どんなものを書いてるんだろう?と思って読んだのがこの本。
    すらすらと読めた。
    お二人のストレートさが気持ちいい。
    うさぎさんの書かれたものも読んでみたい。
  • 私という病
    作家、中村うさぎが新宿は歌舞伎町にある熟女ヘルスにて実際にデリヘル嬢として働いた経験を通して描き出される女としての相反する欲望。読み終えたあとに深くて暗い闇のそこを除き見たような感覚が致しました。

    ずっと読もう読もうと思って、ツイッター上でも筆者本人に読むと約束して結局読むのが遅くなってしまいまし...続きを読む