中村うさぎのレビュー一覧

  • 脳はこんなに悩ましい
    なかなか面白い脳科学の話。
    美的感覚は後天的なもの。女性がセックスで声を上げるのは自分のテンションを上げるための古典的条件づけ。早漏は遺伝。オルガズムは男女一緒。他人の不幸で報酬系が活動する。アダルトビデオを見た男の汗のにおいを女は無意識で様々な脳部位を活発化する。石庭なんかでは黄金比が気付かず使わ...続きを読む
  • 愛という病
     中村うさぎはすごいなぁって思う。
     身を張って生きてる。いや、誰もがそうなのかもしれないけれど、自分に都合のわるいことをここまでさらして生きているひとはそうは居ない。だからこそ作家なのだろうけれど。

     エッセイをまとめたものなので、1冊を通しての強いメッセージや構成はないけれど、それでも、ひとつ...続きを読む
  • 脳はこんなに悩ましい
    予想外にマジメな内容だった。ばかりか、最新の科学の知見が満載で、興味深く読ませてもらった。「忙しい」とは、時間内に仕事を終わらせる能力のないことをいう。(ラベリング誤謬)2017.7.27
  • 脳はこんなに悩ましい
    創作コンテンポラリー料理 次々と湧き出す話題が、予想外の相転移を見せるグルーヴ感はインプロビゼーション(即興演奏)の臨界点に達しています。最高の人間讃歌 脳の暗黒エネルギー95% 「心」の深淵 サノレックス合法ですけど効き目は覚醒剤と同じですよマジンドール 統合失調症の発病率は人口に1% 錯視図 ゴ...続きを読む
  • 脳はこんなに悩ましい
    遺伝子を調べればガンになりやすいかどうか、それもどんなガンになりやすいのかまでわかるようになっているというのは驚きだ。足の速さも遺伝子が大きく影響するようだ。自分の向き不向きも全て遺伝子で調べておけば損をしない人生になるのかもしれないが、倫理的な問題をはらむだろう。
    意外なのは男女の脳に際立った差は...続きを読む
  • 愛という病
    ひとつひとつの事象をすごい考えられていて 視点も「あー、確かに」と気づかされることも多かった。すごい素直な文章でした。
  • 月9 呪われた女たち
    女王様気質だがそれを周りから笑われていることに気づかない「弓絵」。
    華の無さ、カリスマ性や自分を彩る伝説の無さに悩み、男性とすぐに関係してしまうところのある「晴子」。
    年老いた作家に可愛がって貰い弟子のような生活、屈託のない笑顔の裏に何か秘密も持っていそうな「舞子」。
    弓絵が旅行先からシャレで呪いの...続きを読む
  • 女という病
    実際の事件を元にしたフィクション。
    一見、短絡的で、荒唐無稽であり、同じ人間として感情を理解できない事件の加害者、被害者たち。
    しかし、著者の「自分の物語」とする力によって登場人物たちの行動に合点が行ってしまう。
    作家の想像力はすごいとよく言うが、
    これほどまでに様々に過剰な登場人物に帰依し、感情、...続きを読む
  • 聖書を語る
    こういうのが読みたかった!!中村うさぎさんの言葉が秀逸!ウ○コの例えに1Q84のブチ切れ、ウケすぎ。人間の非合理性、皮膚感覚、神はズレ、、テーゼがこのお二方だからこそで、難しいなりに納得できた。哲学と宗教か。。。知っておくと今後生きるのにラクかもたしかに。
  • 脳はこんなに悩ましい
    脳科学の第一人者と、中村うさぎの対談。遺伝子の解析が100ドル程度ででき、父母の祖先が世界のどこから来たとか、カフェインの代謝が早いとか遅いとか、いろいろわかるのだと。ちょうど、神奈川県の助成金で、安くできるプログラムがあり、やってみたいなとちょっと思った。脳の働きについて、科学的な観点を交え、中村...続きを読む
  • 脳はこんなに悩ましい
    「セックス放浪記」やデリヘル嬢としての体験で有名な作家の「中村うさぎ」と、脳研究の「池谷裕二」東大准教授との異色の対談。因みに池谷は中村うさぎを尊敬しているそうです。
    本人が言っているように「説明したがり」の池谷と「聞き上手」の中村の名コンビが、難しい脳の世界を最新の知見を交えて、やさしく解説してく...続きを読む
  • うさぎとマツコの往復書簡
    こんなに深く自分を語るためにはあらゆる表現をするための言葉を知らねばできないこと。ということを思い知った
  • 愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡
    軽い気持ちで読み始めてすみませんでした。
    謝りたくなる一冊。きちんと座り直しました。

    中村うさぎさんの潔さ、かっこいい。
    マツコさんの優しさ。お母さんに対する思い、ぐっときました。

    対談から時が経ち、きっと置かれた状況は変わったことと思います。考えを改めたこともあるでしょう。でもこの二人は、迷い...続きを読む
  • 死からの生還
    中村うさぎさんの本をちゃんと読んだことはないような気がする。
    文春連載をまとめたものの1冊、なんでしょうが
    この本1冊だけで、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた興味深いテーマがたくさんあって
    読み応えありました。
    何しろ、体張ってお金使って大騒ぎしたからこそ出てくる言葉の数々は
    説得力と迫力がある。
    ただ自...続きを読む
  • 死からの生還
    「他者のいるドラクエ」ら辺の内容は、欲求と欲望がごっちゃになっているのでは?とちょっと思いました・・・?
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と
    他者に迎合せず、自分の意見をもちたいと思っていますが、難しい。
    佐藤優氏と中村うさぎ氏は、日本人にはめずらしいくらい"自分の意見"をはっきりとお話される方です。正論は正論と受け止めますが、例え正論と違っても、自分の意見をはっきりともっています。
    そんな2人の生死観。宗教的な知識も含めてお話されていて...続きを読む
  • 私という病
    自分に対する不信、外部に対しての不信、エネルギーの強い人がそれを埋め合わせようとしたとき、この人のような行動になるのだろう。 満たされぬ何かを、埋め合わせたくて人は生きている、という世界観には完全に賛同。
  • 聖書を語る
    東日本大震災直後に行われた、佐藤優氏と中村うさぎの聖書に関する対談。
    佐藤優氏は同志社大学神学部卒で、キリスト教に関する造詣は深いのはわかるとして、なぜ中村うさぎ?。私の中ではブランド漁りやホストクラブ通いを売りにする、いけ好かない作家という存在でしかないのですが…。話は聖書からエヴァンゲリオンや村...続きを読む
  • ショッピングの女王
    【本の内容】
    「それ、いただくわ」。

    このご時世に、この浪費―。

    シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランドからエロ・グッズまで。

    住民税を滞納し、“むじんくん”にまで手を染めながらも、うさぎ女王様の物欲は止まらない。

    物欲のままに無駄遣い生活を続ける女王様のトンデモない日常を描く...続きを読む
  • 女という病
    こわーーー(T_T)
    なんか冷たいものがぞぞぞーっと背中をつたう感じ。
    中村うさぎって、単に変な人かと思ってたけど印象変わったなー。