藤原正彦のレビュー一覧
-
お世話になった方が藤原正彦さんのファンだったことを思い出して手にとった本。
昼休みに少しずつ読んだが、読みやすく、あっという間に読んでしまった。
イギリスの文化や人々の生き方、アメリカや日本との根本的にある考え方の違いが、藤原さんの実体験を通して書かれていた。紳士の国、イギリス。いつか訪れて見たい。Posted by ブクログ -
現在姫路文学館の館長でいらっしゃる著者
ご自身も数学者で哲学者
ご両親も奥様も皆すごーい!
そしてユーモアと理論に売らずけられた痛烈な批判にうん、うんと頷かされる
みんな、恥を知れ!卑怯は恥だ!と
≪ あの美徳 日本は忘れ 恥を知れ ≫Posted by ブクログ -
読みはじめて思い出しました。著者の父は新田次郎でしたね。数学者にして、文章の才能があるのは血すじかもしてません。
いつものように、世事をサクッと切っています。だいたい、言っていることには賛同できますね。まぁ、世の中、しがらみのない人間は、得てして正論を語るので、著者もその一人なのかもしれませんが。...続きを読むPosted by ブクログ -
藤原正彦、父になる。
藤原正彦、女性問題について考える。
藤原正彦、父を辿る旅に出る。
エッセイ集だが、この3つが主軸になっているように感じた。
そして文学作品を読んでいるような言葉の美しさに胸を打たれ、彼の心の動きが自分のもののように感じた。Posted by ブクログ -
以前「名著講義」という著者の本を読み、その時に本書の存在を知って積読リストにいれていました。
著者が数学者としてはじめてアメリカの大学に赴任した1年を綴ったエッセイです。
1877年に発売された本ですから、時代を感じさせる箇所があるのは当たり前のはずなのに、古臭いと感じるところはほとんどありません...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカ英語がペラペラの著者がイギリスに行った当初はイギリス英語にとまどった、という話を聞いてから、興味が引かれていた一冊。研究生活以外にも、オックスブリッジの人たちの考え方も垣間見れておもしろい☆Posted by ブクログ
-
とてもとてもロマンティックな本です。
『数学』というと
とかく実用的で ひたすら規則ただしく 面白みがなく と、つまらないイメージしかなかった。
なのに、この二人の対談の中には
神の… 悪魔的な… 美的感覚 想像力 ひざまずく心
など驚くような形容詞が実に自然体で並んでいる。
数学...続きを読むPosted by ブクログ -
偉人の発見が、その人間的・環境的背景を含めわかりやすくまとめられている。何より文学作品には少ない、数学者の視点というのがいい。でも全く難しくない。おすすめPosted by ブクログ
-
国際人とは英語を流暢にしゃべれる人ではない、自国の文化、伝統、情緒をきちんと身につけていなければならない。これらの基礎がなければ国籍不明人となる(P217参照)
ところで昨今の小学校では授業に英語を学び、ダンス(ヒップホップダンス他)授業が必須なのだとか、日本語もまだ身についていない彼らに必要...続きを読むPosted by ブクログ -
ずーっと前に読みたいと思いつつなかなか読めないでいた本をやっとw 数学者なのはわかっていたけど、どんな人?と思って調べたら、なんと!新田次郎、藤原てい夫妻の次男とな!知らんかった!!w あー、藤原かぁ~・・・って、有名な『流れる星は生きている』は読んでたけど、さすがにわからないって!ww
先日も「マ...続きを読むPosted by ブクログ -
時は1970年代のアメリカ。
背景にある人種の寄せ集めの国家、宗教、ベトナム戦争。若さ溢れる数学家が異国の地で直感する当時のアメリカの様子が熱い文章からよく伝わってくる。滞在が長くなるにつれて凝り固まっていた日本人的戦後の劣等感が徐々に溶けてく様子も読んでいて面白い。
数学の先生がこんなに素敵な文章...続きを読むPosted by ブクログ -
画家と数学者のおふたりが昭和20年代に師弟関係だったとは。
人と人との出会い、巡り合わせの不思議を感じる。
読みやすい対話形式で素数の話、文学の話、ユーモアについてなど大事なことを楽しく読める。Posted by ブクログ -
高校の時に一度読んで、最近また読みたくなったので読んでみた。数学は大嫌いだったが、この本は楽しく読み進めていくことができた。目に見えないゼロを発見したインド人はすごいし、天才数学者の生まれる条件がまったく数学に関係無い事に驚いた。欧米人とアジア人では数学の受け入れ方が違うなど、自分の知らないことが沢...続きを読むPosted by ブクログ