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Posted by ブクログ 2016年02月14日
自ら数学者でもある著者が、特に尊敬する3人の歴史上の数学者の生涯を追う旅をする。3人とは、イギリス人のニュートン、アイルランド人のハミルトン、インド人のラマヌジャンである。時代は違うが、皆ケンブリッジ大学で研究をした。
私は数学に明るくないので、この3人の学問的なすごさは正直なところ分からないが、著...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月04日
「数学者」とタイトルにありますが、本の中で数学の公式や定理はほとんど出てきません。著者自身も数学者でありながら、どちらかというとこの本で取り上げられているニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンという3人の偉大な数学者の人となり、そして生まれてから死ぬまでの人生そのものを見つめる「伝記の著者」としてのス...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月25日
この本は、ニュートン、ラマヌジャン、ハミルトン(数学者のほう)という偉人についての伝記を、著者が実際に彼らの生誕ないし活躍の地に足を踏み入れたエッセイとして綴るものである。
タイトルを一見するととても寂しい数学者の印象が伝わってくるが、実際はそれほど単純な話ではない。
この本においては、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月27日
天才は幸せでない。
そんな気はしていたが、それにますます確信が深まった。
生来の素質だけではなく、不遇な幼少時代の環境も手伝って特異な偉業を産む頭脳が形作られたり、天才であるがゆえに平凡な幸せから引き離される結果となったりするように見える。
天才であることと、幸せであることは相入れないのか。
主...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ニュートン,ハミルトン,ラマヌジャン彼らそれぞれのバックグラウンドを丁寧に説明し,著者が実際に訪ね,実際に書いていたノートを拝見したり,故郷の住んでいた家などを訪れるともう本の中からもこれらの偉大な数学者たちが裏で一生懸命に過ごしていた熱い努力が伝わってくるような作品でした.数学者としてだけでなく,...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月29日
「良かった頃」の藤原正彦氏の傑作と私は思う。もっとも20年ぶりに再読したがいささか情緒的で決めつけすぎる著者の記述は鼻につくが。
ともあれ、本書はインドの天才数学者ラマヌジャンを知りたい人は真っ先に手に取ると良いと思う。ラマヌジャンが何故かわかった定理たちの凄さはやはり数学者にしかわからない。藤原さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月10日
数学史上最高レベルの栄光を手にしながらも、悲劇的な人生を送った日本人好みの世界三大数学者を、自身も数学者である著者が紹介。
この板の人にとって特に興味をひかれるのが、3人目のラマヌジャン。著者は、数学の天才と言えど、生まれ育った環境、文化の影響はあるはずと考え、3人の一生をそれぞれ現地へ飛んで取材し...続きを読む
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