父の威厳 数学者の意地

父の威厳 数学者の意地

572円 (税込)

2pt

冷徹なはずの数学者が、涙もろくて自他共に認める猪突猛進!? 妻、育ち盛りの息子三人と暮す著者。健全な価値観を家庭内に醸成するためには、父親の大局的認識と母親の現実的発想との激論はぜひ必要と考えるのに、正直、三人の部下を従えた女房の権勢は強まるばかり。……渾身の傑作「苦い勝利」、文庫初収録の15編など、父、夫、そして数学者としての奮戦模様を描いて、本領全開の随筆66編。

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父の威厳 数学者の意地 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文章全体ににじんでるまっすぐな人柄に好感。まったくきどってなく、カッコをつけずに言葉を綴れるのってすごい。

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    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    おむすび頭の頑固おやじ風イラスト(表紙)を見ただけでこの本の雰囲気が分かるというものです。藤原さんの本はどれをとっても独特のユーモアがちりばめられ、芯のしっかり通った日本男児の心意気が感じられます。やわに成り下がった日本人に喝!

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    日英米の文化に関する考察や数学の話など非常に興味深く濃い内容で良かった。いつも思うが藤原先生のエッセイは密度が濃く読んでよかったと思う。ただ最後の検便を巡る学校との争い、ここが本書のクライマックスかと思うが、全く共感できなかった。おもしろかったが。

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    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    反骨精神で世の中のあらゆる問題に立ち向かい、武士道精神を熱く語り、家族からは頑迷さをあきれられる著者自身の姿を、ユーモアで包み込んで語っているエッセイです。また、著者の両親である新田次郎、藤原てい夫妻のエピソードも多く語られています。

    『国家の品格』(新潮新書)で語られる著者のナショナリズムには賛

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    2018年12月21日

    Posted by ブクログ

     国際人とは英語を流暢にしゃべれる人ではない、自国の文化、伝統、情緒をきちんと身につけていなければならない。これらの基礎がなければ国籍不明人となる(P217参照)

     ところで昨今の小学校では授業に英語を学び、ダンス(ヒップホップダンス他)授業が必須なのだとか、日本語もまだ身についていない彼らに必要

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    2016年02月26日

    Posted by ブクログ

    最後の中編は一気に読まされた。
    やりすぎな気もするが、やりすぎなことをしない人は日本には多すぎる。

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    2015年10月24日

    Posted by ブクログ

    理系の自分としては、作者のやることや考えることに(マニアックな意味で)同感できて楽しかったですが、それはやり過ぎだろうという場面もあり、理系でも色んな人がいるんだなあと思わされた一冊です。

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    2015年01月26日

    Posted by ブクログ

    『遥かなるケンブリッジ』や『若き数学者のアメリカ』などに比べると、見劣りするなあというお印象。
    単純に自分が海外が舞台のエピソードが好きというのもあるけれど。

    ただ、最終章の学校や都を相手にした奮闘振りはなかなか読ませるものがあった。
    さすがに自分ではここまでやろうとは思わないけれど(笑)

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    2013年04月30日

    Posted by ブクログ

    「国家の品格」で知名度が跳ね上がった藤原先生ですが、エッセイの方が私は好きです。「若き数学者のアメリカ」「遥かなるケンブリッジ」もGOOD。

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    2011年01月30日

    Posted by ブクログ

    国家の品格でヒットを飛ばした藤原正彦氏のエッセイ集。彼のちょっとオカシオモシロイ性格が良く現れているエピソードが詰まっている。平均値が高い日本の教育か、自由度が高く出来不出来にばらつきがでるようなイギリス式教育がいいのか、そんな行が面白かった。後の国家の品格に通じる想いもあちこちに垣間見られる。

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    2009年10月07日

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