能町みね子のレビュー一覧

  • トロピカル性転換ツアー
    性転換手術はどのように行われてるのかという、今まで知らなかった世界を垣間見る事ができた。実体験がリアルに描かれていて、全体的なレイアウトはポップなのにとても読み応えがあった。こんなに大変な手術をして性転換をするくらい、性自認に悩む人が世の中にいるのに、そこに思いを馳せられない人がいるのは本当にかなし...続きを読む
  • 鉄道小説
    JR時刻表を出している交通新聞社が出した小説ということで、鉄分高いのかなー、と思いながら読んだけど、そんなことはなかった。各話に鉄道が出てくる短編集ってだけで、五話五様の普通のアンソロジーとして楽しめる内容だった。
  • 文字通り激震が走りました
    サクッと読めて、クスッと笑えたり、考えさせられたり。
    能町さんの他の本も読んでみようと思った。
    やたら相撲の話が多いなと思ったら、あとがきに経緯が書いてあって納得した。
  • 結婚の奴
    共感しすぎて倒れそうになった。
    高校生で読んでたら影響受けまくってこのような人生にしようとするだろう。
  • ときめかない日記
    能町さん、ここまで女心を描くんだ。
    男は、特に若く血気盛んな男は恋愛もSEXも欲望のはけ口としているところがありがちだと感じるけれど、女性にとってそれらはひとりの女になる為の通過儀礼でもあるのだろうか。
  • ほじくりストリートビューザ・フューチャー
    地図で気になるあの道この場所。未来にのこしたい、愛しき変な風景。能町みね子が、グーグルマップや地図で気になって実際に行った場所をイラストや写真とともに紹介し観察記を書き綴る。月刊『散歩の達人』掲載に加筆・修正。

    よく見つけてくるもんだ。
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます
    逃げたい!という一心で手に取りました。

    仕事から逃げたいわけですが、
    世の中はなかなか旅行に行かせてくれません。

    北に逃げることが好きな筆者の
    いろんな北の旅を紹介してくれる本でした。

    私も「北」が好きになるかはまだわかりませんが、
    自分はどこに逃げたいのか?
    というのはしっかり考えてみたいと...続きを読む
  • 私以外みんな不潔

    怒涛の幼少期の感覚

    自分の幼少期の記憶で強く残っているものはなんだったか思い出すきっかけをくれる作品。
    幼少期の記憶というのは大人になって繰り返し思い出すたびにちょっとずつ改ざんされたりしていくものだと思う。
    この小説では5歳の男の子のお話だけれども、改めて
    ああ、自分の幼少期にもこんな感覚になった、と思い起こさ...続きを読む
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます
    北に住むものとして、北に逃げて来たい なんて言われたら嬉しいなと思いました

    雪のミルフィーユや、とんがり などの面白表現、北で出会った人々と日常 とても面白かったし、私も北は好きなので是非また逃北してほしい!違う逃北のエッセイ書いてください!楽しみにしてます!
  • 皆様、関係者の皆様
    政治化や著名人の発言のみならず、芸能人の手書きFAXの筆跡まで…。鋭い観察眼と言語センスで巷に溢れる「言葉尻」をとらえる。『週刊文春』の連載「言葉尻とらえ隊」を選抜・改稿して文庫化。

    何故苦笑い。
  • 私以外みんな不潔
    まったく、ここはなんて不潔で下劣な世界なんだろうか。私は今まで、文字がたくさん書けたり、絵がうまく描けることで、正当に評価されてきた。ところがそれらはここでは何とも思われず、どうやらかけっこだのなわとびだの、私が一つもおもしろいとは思えないものが得意な、くだらない人ばかりがほめそやされている。(P....続きを読む
  • だって、女子だもん!!:雨宮まみ対談集
    2022/07/26
    面白かった。
    湯山さんの話を読んで自分のぼーっとしてる時間の使い方を何とかしなきゃ、、と奮い立たつ気分になったし小島慶子さんの誰もしていないレースを自分だけがしているという話に身に覚えがありすぎて、うっ…となった。
  • うっかり鉄道
    古い駅舎、不思議な喫茶店、味わいのある街。
    能町さんの「好き」ポイントが同じなので
    とっても楽しく拝読。

    特に、
    「肥薩線」「土佐電気鉄道」は
    もう何度読んでもニヤニヤしてしまう。

    肥薩線の、そこを行く!?
    という冒険、感動。
    土佐は、行ったことあるのに、
    あぁ、これ見逃した、また行きたい!
    ...続きを読む
  • ときめかない日記
    "ときめかない"けど、変化はあるのよな(!)
    コンプレックスが意外だったけど、結局そういうところなのかもねぇと。
    平熱の恋愛って!表現良いね。

    それと古賀さんの、とりあえず黒龍2合おちょこ2つで、あとだし巻き卵ね。の注文は最高だよと思った。
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます
    最北端エリアに住む人間からすると、そんなに良いのかしら?という気持ちと、私自身元々道北在住なのにさらに北へ移住しているので、わかる気持ちと半々。
    能町さんの文章は、冷静なのに温かく、ふざけ過ぎず読みやすく大好きです。
  • 結婚の奴
    これを1,500円+税で読んでいいのかしら。
    と思うほどに己をえぐって書かれた本だな、という感想。

    結婚生活(仮)を始めるまでのアレコレを書かれているのですが、
    それを選ぶに至った理由は生き方やコンプレックスなどずっと深い部分が関係していて、きっとこれを書かずにはいられなかったのだろうなと思う。
    ...続きを読む
  • だって、女子だもん!!:雨宮まみ対談集
    雨宮まみさんと、こじらせ界の名だたるメンバーとの対談集。
    雨宮さんが亡くなってしまった今読むと、とても哀しいものもあり……。
    もっと生きて、若い子たちに勇気を与えてほしかった。
  • 結婚の奴
    1ページからとんでもない滑り出しで「これは一体どう着地するんだろう…」とドキドキしながら読み進めましたが、感情の起伏が激しいこと激しいこと。
    ジェットコースターに乗ってるような気分で、ハイテンションなところから一気に沈んでしまうような重たい章もあり、ある意味で体力削られる一冊でした。

    『人は極力恋...続きを読む
  • 皆様、関係者の皆様
    能町さんの文春連載書籍化、なんと4冊目!
    文字数が増えてから、刊行が早いな。
    そして、最後のコラムが去年の9月末で、けっこう前だった。
  • うっかり鉄道
    鉄道好きにも、こんな楽しみかたがあるとは!と感心する。価値観や興味が広くて時代だなぁと思う。私は全都道府県に行ったことあるとプチ自慢してるけど、各々に掘り下げて見ているのかと自問自答したくなった。
    まー、趣味だから○○せねばみたいな気持ちは不要で、好きな気持ちのままに突き詰めて楽しんだらいいんだと改...続きを読む