能町みね子のレビュー一覧

  • 結婚の奴
    能町さんのこと全然知らずに読んだのだが。

    最初は、さくらももこの下品な話寄りのエッセイなのかな…と思ってたが笑、、もっと深い。
    エッセイ苦手だけど、これは読む価値ある。
    価値と表現するものかはわからないけど。
    おすすめする相手は選ぶけど、誰かにおすすめしたい。
    読後は、能町さんとお茶会をした気持ち...続きを読む
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます
    陰鬱でどこまでもだだっ広くてだいたい曇りで人も明るくないけど惹かれる景色。故郷である石川県は中途半端な場所だと本書で書かれたけど、その情景は私にとっても懐かしい風景だ。とりあえず旅とか楽しいことは南!南ったら南!!と思っていたけど、描かれていたような情景をみに北にいくのも悪くないと思えた。あー旅した...続きを読む
  • ときめかない日記
    エッセイのようなリアルさと寂しい雰囲気が読んでいて面白かった。
    主人公のめい子のような生き方をしている人は日本には結構いると思う。何があったというわけじゃないけれど自分に自信がなくて、恋愛に対しても興味はあるけどいまいち積極的になれない。異性を意識してみようとすると妙に頭が冷静になって没入できない。...続きを読む
  • 結婚の奴
    この本の執筆者や出てくる人のことは全然知らないけど、フィクションのような、こんなことあるんだという面白さがあった。人との出会いの数だけ、関係の種類もあるんだな〜。
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか
    ネットでチラ見したニュースのタイトルや断片、ちょっと気になるけど、アクセスするほどでもない事柄、このエッセイでなるほど・・・それかー、ふむふむとなったコラム多し。

    とはいえ、わかった時点ですでに古くなっていることもあって、リアルタイムで読むのとはちょっと違う。

    著者の挿絵がとてもシニカルでくすっ...続きを読む
  • 結婚の奴
    共感する要素が少なかったので、⭐︎は少なめだが、とても面白いエピソードが短く並べてある。
    もともと久保みねヒャダを見て知った存在だったので、よく話していた「結婚」を実現したんだ、って思いながら読み進めた。夫(仮)とどう出会い、「結婚」へどのようなプロセスを踏んでいたのか興味深かった。恋愛の感情はない...続きを読む
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか
    前に読んだこのシリーズは芸能人のブログだったり相撲ネタが印象的だったけど、今回は政治ネタが多いかも。ゲ駅は結局皆さん何て呼んでるんだろう。
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます
    北に憧れるその気持ち、少しずつ理解しました。
    けどやっぱり1年以上、住まないとその過酷さはわからないのでは・・・と北の人は思っていますよ。

    とはいえ、私も南よりは北の方が落ち着きます。
    今行きたいところは、国内外どちらも北方面ですもの。
  • 結婚の奴
    これを読んで私もゲイの友達に同居を申し込もかなと考えて手に取った本。
    思っていたよりも生々しく?ない。能町さんの考えや気持ちはあっけらかんと語られている。結婚しました報告や、子どもの成長を知らせるような年賀状に対しての気持ち(裏面のほう。)とか、あーわたしだけじゃないのね的な共感がちらほら。トランス...続きを読む
  • ときめかない日記
    「であすす」のおすすめ本。

    主人公のめい子は、気付けば誰とも付き合わないまま26歳になり、親友は同棲を始めた。このままではセックスもしらないうちに、親がすすめてくるぱっとなしない殿方と初めてセックスをすることになる!と焦りだしためい子がセックスを求めて格闘するお話。ドラマチックではない、けれど体当...続きを読む
  • 結婚の奴
    文体がかなり好み。あらゆる思考を言語化してくれて、自分の言葉にできないモヤモヤとした茫漠な思考を代弁してくれた箇所もあった。

    普通の結婚とはほど遠いが、これは家族の形と断言できるほど、能町さんとサムソンさんの関係性と結婚という単語にしっくりきた。
  • 結婚の奴
    最初がなんとも軽ーい感じなので、このまま、面白おかしく行くんかな、と思いながら、中盤からはかなりヒリヒリする、息苦しい様な、冷めたような、そんな、リアルな話が始まる。

    なんだこの振れ幅は。なんだこの思ってたんと違う笑えない話たちは!

    でも、気持ちはよくわかる。
    恋愛ごっこは楽しめる。
    でも、「本...続きを読む
  • 文字通り激震が走りました
    ご存じ、週刊文春連載のエッセイをまとめた一冊。
    残念ながら、「ネタ切れ感」を覚えてしまった(^ ^;

    元々、世の中の色んなもんに噛みついて
    毒を吐くコラムではあったが...
    日々の暮らしから「ふと感じた違和感」とかではなく、
    無理繰りネタを探して噛みついてる感(^ ^;
    そのためか、愛も毒も浅い印...続きを読む
  • お話はよく伺っております
    人間観察エッセイ。名もなき市民の声なき声に耳を傾けてみたい。知らない人の会話をひとまとまり、ただ隣にいて盗み聞きし、集めて、ほくそえみたい。たまにそこから勝手に妄想を繰り広げて。私はいまもこの趣味を続行しております。

    楽しく面白くピックアップ。そっかー、私もやってみようって思えるほどに。
  • うっかり鉄道
    高輪ゲートウェイ騒動の時の能町さんを見てると、
    難癖をつけてるだけにしか見えなかったけど、
    鉄道に対してこんなに深い愛情がある方とは知らなかった。

    高輪ゲートウェイで騒動になった時、
    異論を唱える理由を記者から尋ねられた時、
    そう思った真意はネットにまとめてあると発言してたけど、
    その真意をちゃん...続きを読む
  • トロピカル性転換ツアー
    中と外が違う人って大変だなぁ…

    自分を変えようと海外まで行動できるのはすごい!


    そしてこの本イラストがかわいいです(o^^o)
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます
    旅先に住むつもりで各所をまわる、生活者目線、地元に溶け込むといった感覚はとってもよくわかります。自分も旅先ではいかにも旅行者的な振る舞いをするのではなく、さも地元に住んでいるかのような振る舞いにあこがれますし、観光名所でもなんでもないところでそこに住む人々の生活感を感じることを楽しんでいます。
    著者...続きを読む
  • うっかり鉄道
    文庫で読んだ。単行本は2010年発行。
    おしゃれなカフェは置いといて、
    雑多な要素もゆるっと含んだ旅ものが面白い。
    静岡の岳南鉄道はぜったい行きたいーー!
    工場内を通過する電車って、すごいテンション上がる。
    (岳南鉄道のHPを見たら、
    あまりに美麗な写真ばかりSNSにアップされるので
    そこまでじゃな...続きを読む
  • 呻け!モテない系
    最後の方の投稿が刺さった。
    「趣味が違う人と付き合ったことで、趣味の話をしなくなりその分愛について語り合うようになった。」
    自分の向き合い方についてハッとさせられた。
  • うっかり鉄道
    タイトルにある「うっかり」のとおりというかなんというか、とにかく肩の力を抜いてリラックスして読める一冊。編集者と2人、気ままに知らないところへ旅する姿は鉄道好きではないけれども旅することが好きな方であれば楽しめる一冊だと思います。