山本博文のレビュー一覧

  • 格差と序列の日本史
    生意気ですが、非常に含蓄のある内容で、「格差」「序列」という切り口で、歴史を学び直すいい機会になりました。
    「歴史をつかむ技法」で、著者の大筋で歴史を掴む考え方に非常に共感をしました。
    私が経営学で興味を持つ、システム論に相通じる考えとして。
    本書を一読し、いままでのNHK大河ドラマで理解できなかっ...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    日本人の誠実さの原点を復習。
    これからも守っていかなければならない日本民族の特質を再認識した。
    キリスト教と類比している部分は少し違和感があるが、様々な文献も引用していて、さすが知識人です。
    分かりやすい訳で読みやすい。
  • 小学館版 学習まんが人物館 真田幸村
    味方の兵も少ないなかで、徳川家康といった強敵に立ち向かう、真田幸村の勇気がえがかれているのが、この本のおすすめです!!
  • 日本の歴史(9) 江戸幕府、始動 江戸時代前期
    このシリーズはホントに「子どもに最もすすめたい歴史学習まんが」です。
    話の流れは自然だし、社会や歴史の授業では煩雑になりがちなアイヌや琉球王国の話も不自然じゃない形で盛り込まれていて、読みやすいしわかりやすい。絵が今風なのもよい(←子どもに読ませるにはこれ大事!)
    最もおすすめは最後の章の江戸時代の...続きを読む
  • 日本の歴史(12) 明治維新と新政府 明治時代前期
    子供達の歴史の勉強のために買いましたが自分でも明治以降の歴史の知識が欠けてるので補充してます。
    大久保利通と西郷隆盛の背景がわからないので翔ぶが如くは読まないと…
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    子どもの学習用に購入しましたが、
    日本史が大苦手だった私も一緒に読んでます。

    マンガなので簡単によめて
    流れがわかるので面白いです。

    小学2年生の息子は、
    マインクラフトに出てくる黒曜石が
    この本の最初のほうで
    石器として出てきたこと(旧石器時代)に
    驚き、ぐっと興味を持ってくれて
    楽しく読んで...続きを読む
  • 日本の歴史(5) いざ、鎌倉 鎌倉時代
    源平の頃の話~鎌倉時代をまるっぽ描いています。武士がいかに台頭してきたのかがマンガでわかりやすかった。
    なんだかんだいって結局、一番の極悪人は後白河法皇やな。
  • 日本の歴史(2) 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代
    流れ重視のコメディタッチで読みやすく、且つ歴史的事件のみならずオマケ的逸話もしっかり物語中に抑えてあって、年代問わずこの時代の入門編に最適かと。
    以下キモオタの戯れ言です。
    絵柄も話の中身も「あ゙〜生きてる……(歴史上の人物)生きてるよぉ〜……」……このように肉感生命感を感じられて最高でした。ありが...続きを読む
  • 日本の歴史(4) 武士の目覚め 平安時代後期
    表紙見て、「もう那須与一?」と思ったら違った。
    この巻は「前九年の役」「後三年の役」「保元の乱」「平治の乱」に特化したみたいな感じです。平家が「平氏でなければ人でない」なんて調子こいた時代のところで終わってました。源平合戦は次の巻のお楽しみ。

    でもやっぱり、「巧みな流れで学ばせる」姿勢はほかの巻と...続きを読む
  • シリーズ江戸学 江戸の金・女・出世
    江戸時代、裕福な町人とは対照的に、武士たちは現代のサラリーマン以上のローンを抱えていた。当時の金融業者の取り立ては苛烈で、自藩の借金のため自害に追い込まれた武士や家計のために夜鷹になる妻が出ている。お金にまつわる衝撃の事件から、意外と高額所得者だった大奥勤めの女性たちのお財布事情まで、江戸学研究の第...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    恥ずかしながら、お札にまでなった新渡戸稲造がいったい何をした人なのか知らなかった。

    日本人の道徳観を世界に向けて発信した本書は、武士道をキリスト教や西洋の文学、哲学などと比較しながら、決して野蛮なものではなく、欧米の道徳観と比べて勝るとも劣らないものである事を説く。

    海外の人と付き合っていると、...続きを読む
  • 日本の歴史(12) 明治維新と新政府 明治時代前期
    学制、兵制、税制が、バラバラだった日本をまとめるためのマインドコントロールだったんだな。
    現代でも続いてる学制って時代遅れ。
  • 歴史をつかむ技法
    日本の歴史をまとめた好著だが、随所に最新の研究成果を織り込んだり、的確なツッコミがあって楽しめた.特に、歴史小説との関連を考察しているp56からの記述が良い.幅広い研究成果を簡単に述べているが、非常に精力的な活動の成果だと推察する.この位の密度で大まかな知識を確認しておくことが、歴史を把握するのに重...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    主たる宗教概念がない日本で、どうやって倫理観や道徳観を育むの?という問いかけから産まれたという本。実際西洋の単語や歴史的出来事と、日本史における出来事や文化の対比が多く考察された上で概念の説明がされているので、共通した道徳観があることがよく分かりました。また、孔子マホメット古代ギリシャと引用元は幅広...続きを読む
  • 殉教~日本人は何を信仰したか~
    [辛酸か、法悦か]豊臣、徳川初期時代の上からの弾圧により、苦しみの中で殉教を遂げたと「教科書的」には説明されるキリシタンの殉教。そんな定式化した見方に異議を唱えつつ、日本人の死生観の一端を明らかにしようと試みた作品です。著者は、一次史料から丁寧に日本近世を浮かび上がらせることで評価が高い山本博文。
    ...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    最近、鎌倉幕府成立の年号は「イイクニ(1192)作ろう」より「イイハコ(1185)作ろう」で覚えるらしい。また、聖徳太子はただのボンクラ御曹司だったらしい。

    学生時代の日本史授業で習ってきた常識が否定されることがよくある。それは新しい史実が発見されたのではなく、歴史の考え方が変わったからだ。つまり...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道
    Oh! BUSHIDO The Soul of Japan!! You want to more info ? Leave it to meΨ( ̄∇ ̄)Ψ !
  • 対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと
    江戸時代に“朝鮮通信使”というものが来日していたということは少しは知られているかもしれないが…それに関連する実務で奔走した人達の活動はそれ程知られているとも思えない…そうした意味で本書は貴重である。また“対朝鮮関係”の考え方、位置付けの変遷、宗家が関与していた交易の変遷、江戸時代を通じて起こっていた...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    歴史をつかむ技法そのものは、史料の価値を見極め、現代の価値観によらず当時の事情に照らして虚心坦懐に読み込むこと。とすると、歴史研究家ではない自分のような対象には余り関係がないことと感じられた。
    一方で、日本史の単なる年号や事件の知識の向こうにある因果の流れや時代背景が概観できたほか、歴史小説の位置づ...続きを読む
  • 武士道の名著 日本人の精神史
    『歴史をつかむ技法』が面白く、並行して読んでいます。
    心の中でこれは手帳に写しておこうという言葉が。いちいち腑に落ちるよな気がします。