格差と序列の日本史

格差と序列の日本史

858円 (税込)

4pt

4.2

歴史の核心は、「格差」と「序列」でつかめる──。日本史の流れを学び、時代ごとの特徴を知ろうとするとき、国家と社会の本質が、必ずそこに表れているからだ。古代の王朝でも、中世の幕府でも、二つのキーワードから歴史上の組織を捉え直せば、日本史の基本構造は手に取るように見えてくる。初学者から学び直しの教養人まで、歴史の見方を転換させる充実の一冊。

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格差と序列の日本史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年05月07日

    生意気ですが、非常に含蓄のある内容で、「格差」「序列」という切り口で、歴史を学び直すいい機会になりました。
    「歴史をつかむ技法」で、著者の大筋で歴史を掴む考え方に非常に共感をしました。
    私が経営学で興味を持つ、システム論に相通じる考えとして。
    本書を一読し、いままでのNHK大河ドラマで理解できなかっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月14日

    タイトルを売れるためにこうしたんだと思うけど、どちらかというと官僚機構から見る日本の通史みたいな主題。古代から現代まで、日本の支配層とか官僚機構がどう変遷しつつも繋がっているのかがわかる。武士が名乗る官職が本来どういうものかもわかってきた。

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    Posted by ブクログ 2017年08月12日

    権力者が変わっても格差と序列は不変というところの着眼点が面白い本。大臣とかいう名称も相当息が長い。大蔵省といい日本人は名前を大事にしてきた民族である事が伺える。
    基本的な組織や官僚は変わらないとはいえパラダイムをもたらした色で官位を定めた聖徳太子、京都とは別に政権作った源頼朝、網の目のような身分制度...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月11日

    この本は権力者=官僚組織の変遷を描く。
    学校で習う日本史とは、結局政治制度史だという山本さんの言葉通り、日本史の授業の復習をした感覚になる。
    (学校で習う歴史は、政治制度史と経済史だという話も聞いたことあったなあ。)
    細かい事項を覚えようとせず、流れを掴め、という言葉もあったけれど、やはりそれぞれの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月07日

    東京大学史料編纂所教授の山本博文(1957-)による、日本の官制を中心とした位階・身分制度の概説。

    【構成】
    序章 時代をあらわす「格差」と「序列」
    第1章 部族的社会から官僚制へ-古代
     1 大王家と豪族
     2 「律令国家」とは何か
     3 摂関政治の官僚たち
    第2章 血筋から実力の世へ-中世
     ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月28日

    <目次>
    はじめに
    第1章  部族的社会から官僚制へ~古代
    第2章  血筋から実力の世へ~中世
    第3章  武家の論理と政治の安定~近世
    終章   格差解消の時代~近代・現代

    <内容>
    官僚制を中心に世の中の仕組みを解説した日本史の本。タイトルの感じよりも、古代の官僚制や中、近世の政治の仕組み(官僚...続きを読む

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