山本幸久のレビュー一覧

  • 床屋さんへちょっと
    心温まる家族のストーリー。自分の事に置き換えて切なくなる。不器用だけど一生懸命に、誠実に自分も生きていきたい。
  • 花屋さんが言うことには
    読みやすく、あたたかな気持ちにさせてもらえる物語だった。

    ブラック企業勤めで辞めようと思っていたところで、偶然にも花屋の李多に出会い、今まで気づいていなかった輪が広がっていく様子がほっこりして良かった。身近なところにも発見や大切にすると良いものが散らばっていると実感出来た。ずっとなりたかったグラフ...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    相変わらずの優しくてあったかい山本幸久。
    出てくる人々は相変わらずあったかくて可愛くて、幸せな世界。

    あったかいコミュニティを作っていく物語って、読んでて幸せになります。

    花屋のメンバーはもとより、地元の友達の瑞穂や、蘭くん、千尋ちゃん、馬渕先生、もちろん伊福部くん。それぞれがそれぞれに心持ちが...続きを読む
  • 店長がいっぱい
    タイトル通り店長がいっぱい。

    チェーン店でそれぞれの特徴ある店長のお話。
    店長ごとに短編になっている。

    こういう店長いたなぁ、、と共感できるのではと思うくらい仕事や人間関係がリアルに描かれている。

    社長の成長も感じてほしい。

    372ページ(文庫)
  • 花屋さんが言うことには
    お花に興味がない人も、一度はお花屋さんに立ち寄ってみたくなるような本。

    花屋さんで働いていた時の事を思い出して、こんなお仕事あったなーと懐かしくなった。

    世の中にはいい人ばかりじゃないし
    自分の気持ちを素直に表現できる人もいれば
    不器用な人もいる。

    何がきっかけで人生が変わるかはわからない。
  • 花屋さんが言うことには
    花言葉 花にまつわる俳句や短歌 フレーズ
    知っていたら
    もっと花を愛でることができるよね。

    それぞれの章で
    ほわっとしたり涙が出たり、、

    スズランの章が好きかな。
  • ある日、アヒルバス
    アヒルバスバスガイド高松秀子奮闘記。頼りになる三原先輩が辞めて回ってきた新人教育係。ツアーの個性的なお客に振り回された上に一癖二癖ある新人たちの教育に頭を悩ませる。それでも今日も笑顔で東京をご案内。久々にバスガイドさんのいるバスツアーに行きたくなった。で、結局小田切運転手とはどうなった?
  • 花屋さんが言うことには
    ほっこりして前向きになれる作品でした。
    このままずーっと読んでいられるような話のため、先を急がずのんびりと味わいたい方におすすめです。
  • 花屋さんが言うことには
    2023.03.26

    転職
    チャレンジ
    ほっこり
    前向き

    あったかい人たちと一緒にそれぞれ前向きに過ごす物語。
  • 花屋さんが言うことには
    行きつけの美容院、みたいに、行きつけの花屋さんに出会いたくなりました。お花の知識も、それだけにとどまらず、お花への興味までもが増えました。お花のテーマだけってわけでもなくて、若い女性が、立ち上がって人生に小さな花を咲かせていく姿にほんわかしていき、読後感ハナマルです。
  • 花屋さんが言うことには
    こちらの本は紀久子という25歳の
    女性が主人公。グラフィックデザイナー
    を目指して美大に行ったものの、
    就職活動がうまく行かず、結果
    ブラック企業で2年働いていた。 
    ひょんなことから花屋の季多と出会い、
    花屋のバイトをするところから
    物語は始まる。
    .
    物語は毎回花の名前で区切られていて、
    花言葉...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業を辞めて、お花屋さんで働き始めた主人公。
    お花屋さんだけに、いろんな花や花言葉が出てくる。
    これってどんな花?と調べながら読むのが楽しかった。
    それにしても、川原崎花店のスタッフさんのポテンシャルの高さと営業努力がすばらしい!
    こんなお花屋さんが近くにあったら行ってみたいなぁ。
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業を辞めて、ひょんなことから花屋さんにアルバイト。そこから自分の夢に少しずつ向かっていく主人公の物語。花言葉や短歌などを楽しみながら、素敵な人たちに出会えた気持ちを読み進めながら主人公と味わっていく感じ。
  • カイシャデイズ
    内装会社に勤める人達の人間関係を面白く描写している作品。
    営業、設計、施工の3人を中心に、統括室や顧客などが絡んで楽しく描かれている。
    この作家さんの描く小説にはイヤな人が出てこないのがいい。
    本当にストーリーにすんなりと入っていける。
  • 大江戸あにまる
    荒唐無稽感のなんと豊かなことよ。それだけ、江戸は遠くなった。私が子供のころはまだ祖父母からご維新の話を聞いた年寄りがいたが、今その距離にあるのは第二次世界大戦。時間がつくってくれるものは確かにある。
  • 床屋さんへちょっと
    あれ?短編集?
    と思ったら連作短編集!
    さらっと読めて、通勤にもぴったりです。

    とっても信頼している読者友達からの紹介で、
    イチオシのこちらをやっと読みました。
    山本幸久さん、いまではお仕事小説の作家さん、というイメージみたいだけど、リアルな世界のなかでも、ちょっぴり勇気をもらえるような素敵なお話...続きを読む
  • エール!(3)
    世の中には色々な仕事があるんだなぁと改めて思う。
    救急センターの電話は、読んでるだけで手に汗握りました。
    農業のゑいさんが、かっこよくて素敵でした☆こんなおばあちゃんになりたい(笑)
    あと、スプーンひとさじの砂糖、というメリー・ポピンズの歌の中の言葉が心に残りました。
  • ネコ・ノ・デコ/LOVE or LIKE

    しっとりとした佳作

    雨の季節に合うしっとりとした良い作品だと思う。
    学生時代の話と今の話が交錯して、結果的に良い方向へまとまってゆくけれども というようなストーリーが読みやすい文章で語られている。
  • 男は敵、女はもっと敵
    連作短編で藍子さんに纏わる強者たちの日常が描かれるというか、暴かれる(笑)
    男女の想いが錯綜して、ぐちゃぐちゃになっているさまがなんとも滑稽。冷静な傍観者をきめこむもいつしか巻き込まれ、運命共同体みたきになっているのが面白かった。
    ラストは完全におまけだけど特別感満載。
  • 人形姫
     雛人形職人や製作現場の現状を通して、伝統工芸やそれに支えられ発展してきた町の変化を描く、お仕事小説。

          * * * * *

     雛人形職人の世界や製作現場の現状が端的に書かれていて、わかりやすかった。

     匠の業の継承や後継者不在といった問題は、今やあらゆる伝統文化の世界に共通している...続きを読む