大江戸あにまる

大江戸あにまる

693円 (税込)

3pt

4.1

石樽藩の江戸留守居役の下で働く小暮幸之進は、お人好しで失敗ばかり。おまけに剣術も苦手だ。ある日、草花や獣に目がない乾福助という変わり者が国許からやってくる。同じ頃、異国の「あにまる」――駱駝に豆鹿に羊、山鮫(ワニ)、猩々(オランウータン)が江戸を賑わす事件が勃発! 侍らしからぬ凸凹コンビが舶来の動物たちと出会い奔走する。さらに男勝りの藩主の妻・小桜まで登場してますます大騒ぎに! 笑って泣いてやっぱり笑っちゃう。涙と笑いと動物がいっぱい。著者初挑戦の傑作時代小説!!

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大江戸あにまる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    山本幸久さん久々だ。まあたくさん読んでんだが、ある日アヒルバスが最初だろうかな。独特のお茶目な、でも一本芯が通ってる主人公が印象的、ドジばっかりでもないんだよね。江戸時代は珍しくてこんな書くんだねと、現代風の江戸言葉と思いきやガッツリ時代小説ですね。動物が珍しくて変わった鰐にオラウータンに出てくるが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月09日

    愉快、愉快。途中、何度吹き出したことか。本読みながら、こんなに笑ったのは久しぶり。さすが幸久さん。歴史上の人物含め、愛すべきお人好したちが動物たちと繰り広げる笑いと涙の大騒動。「わたしはどうしてここにいるのだろう」哀しみと人間たちへの警鐘も。「ふだんは頼りなさげなのに、いざとなると人一倍頑張って困難...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月24日

    ラクダやワニやオランウータン。
    江戸に、そんなに色んな動物がいたのか。
    想像すると楽しくなってくる。
    そんな動物に振り回されるのが、ちょっとへっぽこだけどまじめでいい人な幸之進。
    草花や動物が大好きな福助と一緒に動物絡みのトラブルに奔走する。
    一生懸命なのに、なんでだかちょっとひどい目にあってしまっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    な~~~んと、山本幸久が時代小説。
    「何でまた?」と読んでみれば、確かにある意味立派な娯楽時代小説ですね。それにしてもこのキャストは。。。
    歴史的人物として若き日の勝海舟、鳥居耀蔵、島津斉彬、岩瀬忠震、講談・浪曲の世界からは平手造酒、国定忠治、鼠小僧(いずれも実在)。これらを互いに絡ませて話を進めち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月10日

    ユニークで終始ほんわか。ドタドタ喜劇のようでい歴史上の有名人までちゃんと登場。孫悟空にも絡めてすごく計算されて作られたお話なのかと。もっと丁寧に読み込めば、噛めば噛むほど味が出てくるんだろうね。個人的にはラストの畳み掛けが面白かった。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月22日

    2023/8/22
    大好き山本幸久作品。
    もっと流行ってもいいのに。なぜだ。
    作者の名前が地味だからか?w
    今回もめちゃめちゃ楽しく読んだ。
    流石に江戸時代だから流珈琲はなかった。
    最後にちょっと歴史上の人物の種明かしがあってドキドキした。
    みんな概ね元気に暮らしていたようでよかった。
    勝って苗字気...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月28日

    荒唐無稽感のなんと豊かなことよ。それだけ、江戸は遠くなった。私が子供のころはまだ祖父母からご維新の話を聞いた年寄りがいたが、今その距離にあるのは第二次世界大戦。時間がつくってくれるものは確かにある。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年09月11日

    江戸時代、オランダ船に乗ってやって来たラクダが日本全国を回った話は知っていますが、その他の動物はどうなんでしょうね?

    江戸末期の有名人が入れ代わり立ち代わり登場するエンターテイメント。

    幸之進が抱いている、お夕の方の思い出が切ない。

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