山本幸久のレビュー一覧

  • はなうた日和
    山本幸久の小説は何冊か読んだが、雰囲気がほんわかしてて、登場人物に正直で好感が持てる素敵な人間が多いので好き。この本も特にうぐいすとエリの話がよかった。いいセリフが多い。
  • 美晴さんランナウェイ
    お母さんのお葬式の日、娘である美晴は、タイトル通り喪服のまま逃げ出してしまいます。
    でも、逃げて行った先は…。

    奔放なんだけど、寂しがり屋さんで、突飛な行動にも彼女なりの理由があります。

    美晴の姪である世宇子の目線で描かれていて、世宇子自身、そんな美晴に迷惑かけられながらも魅かれています。

    ...続きを読む
  • はなうた日和
    世田谷線沿線を舞台にした、短編集です。
    2両編成の世田谷線が、背景として出てくるだけですが、
    なんとも愛おしい可愛らしさを感じます。

    それぞれの主人公は、小学生から70歳の女性と様々。
    ささやかな日常のちょっとした出来事が、ほんのり切なかったり、嬉しかったりします。

    最後の特別編は、またまた「ア...続きを読む
  • 男は敵、女はもっと敵
    メインの女性は、高坂藍子。
    仕事もでき、すらりと背も高く、かっこいい女性です。
    彼女を軸にして、元旦那や元彼やそれぞれの相手の女性などさまざまな目線で描かれています。

    藍子自身のストーリーの時は、それほど輝いて見えませんでしたが、周りの目から見ると、めっちゃかっこいいです。
    だんだん藍子を好きにな...続きを読む
  • はなうた日和
    世田谷線の駅を舞台にした短編集。
    色んな年代の男女が、一つ一つの主人公になってるから単なる短編集に思ったけど、、、。
    少しづつ小さいリンクがあったりして、なかなか凝ってる感じ。
    土地勘がないんがチョット悔しい(笑)

    ☆閣下のお出まし
    ☆犬が笑う
    ☆ハッピー・バースデー
    ☆普通の名字
    ☆コーヒーブレ...続きを読む
  • はなうた日和
    世田谷線沿いを舞台に展開するあれやこれや。世田谷線は一度しか乗ったことないけど、確かに、鄙びてていい路線だった。女性漫才コンビのアカコとヒトミとその仲間たちの話もいい感じ。
  • はなうた日和
    優しいお話ばかりで、読み終わってから温かい気持ちになれました。
    全てのお話が何かしらで繋がっていて、其れを発見するたびに面白かったです。
  • あの夜を覚えてる
    オールナイトニッポン55周年記念公演を小説化した一冊
    放送100回目を迎えた藤尾涼太のオールナイトニッポン、しかし直前にスキャンダルが発覚し…というあらすじ

    僕はラジオが好きだ
    ただ、なぜ好きなのかと言われると言葉に詰まってしまう
    この本を読んでちょっと分かった気がする
    リスナーとパーソナリティと...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業からお花屋さんへ。
    ひとつの章が短いのですらすら読めました。
    花言葉で締められるのも素敵でした。

    最後はなぜか涙出ました。
    幸せになってほしいー。
  • 花屋さんが言うことには
    華やかそうに見える仕事も、裏側は大変と聞くことがあるけるど、花屋さんの仕事もそうだなぁと思う。
    実際、花屋さんの仕事はちょっぴり関わったことがあるから、そんなことを懐かしく思いながら紀久子が一歩一歩進んでいくのを、のんびり読む。…今月はなかなか“読みたい気持ち”と行動が一致しなくて、必然的にそうなっ...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    たくさんの花の名前と花言葉が知れた
    泰山木、向日葵、菊、クリスマスローズ、ミモザ、桜、スズラン、鶏頭

    中でも、赤いカーネーションの花言葉は、母への愛、純粋な愛、そして真実の愛
    花言葉で気持ちを伝えるって素敵だと感じた章だった
  • 花屋さんが言うことには
    主人公は君名紀久子。
    心身共に疲れ果てて勤めていた会社を辞めて、小さな花屋で働き始める。
    お客さんや従業員との触れ合い。また、日々たくさんの花と触れ合う中で癒され、心の中に仕舞い込んでいた夢にもう一度向き合おうと勇気をもらい成長していく物語かな。

    ストーリーは変わった感じではなかったけれど、ミモザ...続きを読む
  • 美晴さんランナウェイ
    自由奔放な美晴さん。その破天荒な奇想天外な自由人の様子を主人公の世宇子してんから描かれている。

    すごい美晴さんというキャラクターが好きになった。確固たる自分があり悩みながらも自分の道を模索している様子がありありと見えたからだ。
    たまご酒をジャックダニエルで作ったのは大分笑った。
    逃げる。大人だから...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業勤めで心身ともに疲れ果てた25才の女性が、花屋のアルバイトを通して自分を見つめ直し人生を再生していく物語。

    こんなお花屋さんがあったら、行ってみたい。
    春に読みたくなる本。

    お花好きな人はもちろんのこと、自分のなりたい職業に向かって頑張ってる人におすすめ。
  • 花屋さんが言うことには
    主人公のキクちゃんが勤めていたブラック企業が「クズだな」としか言いようのないブラック企業。
    ただ、内容を見れば自分がいる職場にあてはまるところがある…。
    きっとこういう企業はざらにある。
    そこから脱出する勇気を持ててよかったと思う。

    そしてそのきっかけを作ったというか、恩人の花屋の店主、李多さん。...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    お仕事と花を家に飾るは全然違うのだろうけど
    近くに花のある暮らし素敵だなと思うので
    わくわくしながら読めた1冊です。
    お花の知識も増えて、なによりどの花言葉も素敵。

    私は特に向日葵が好きでした
    読んだら間違いなくお花屋さんにいきたくなる!
    今の季節にぴったりの一冊!
  • 神様には負けられない(新潮文庫)
    義肢装具士を目指す主人公さえ子。高校を卒業してから7年勤めた内装会社を辞めて、貯めてたお金を専門学校の学費に使い、何年も付き合った彼氏にフラれて、まさに前を向くしかない崖っぷちの彼女。
    渋谷にある専門学校で出会った2人の仲間と共に、四苦八苦しながら学びと経験を深めていく。

    義肢装具士というお仕事、...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    ☆4

    「川原崎花店」を舞台にした花屋さんの物語。
    ほっこり温かい気持ちになれるような作品が読みたくて、こちらの作品を手に取りました。

    今まで知らなかった花がたくさん登場して、どんな花なのか写真を見てみたくなり、スマホで検索しながら読み進められたのも楽しかったです❁⃘*.゚
    その他にも花言葉や花の...続きを読む
  • 神様には負けられない(新潮文庫)
    背中を押し、前向きにさせてくれるお仕事小説。

    社会人7年務めた後、専門学校に通う行動力もすごいけど、そうさせた過去の出来事もリアルだった。

    専門用語も多いけれどそれがまた興味深い。
  • エール!(2)


    お仕事小説アンソロジー
    「エール!」第2段

    ●職業:スイミングインストラクター
    作品名「ジャグジー・トーク」
    作者:坂木司
    キッズスイミングのインストラクターがスクール後に入るジャグジーでのトーク。子供に教えるには何が大切なのか?やはり子供が好きなことが必要みたい。

    ●職業:社会保険労務士...続きを読む