三羽省吾のレビュー一覧

  • 太陽がイッパイいっぱい
    イズミ
    三流私立大学の四回生。一年ほど前、工事現場で働き始めた頃から学校へは殆ど顔を出してない。解体屋の親方に引き抜かれる。

    イズミの父
    泉佐野市役所職員。

    イズミの兄
    イズミの六歳上。イズミでは到底入れそうもない東京の一流大学を出て、大手広告代理店に就職。

    メロンちゃん
    千林のマンション建築...続きを読む
  • ニート・ニート・ニート
    一時ハマって大人買いした著者です。

    どうしようもないニート3人プラス不機嫌女子1人で向かうことになった北海道。きっかけを作った奴は逃亡者の身なのに要らんことばかりするから、あちこちでぶっ殺されそうな目に遭います。

    「ちょっとテンポの悪い木下半太」みたいな印象がなくもないけれど、それはまたしても私...続きを読む
  • 共犯者
    うーん、これまで読んだものより、何故だろう?スピード感?ストーリー?テーマ?わからないが、いつもの面白さは無かった気がする。
    比較しなければこれはこれでそこそこ面白いのだけれど。
    酷なこと言えば、最後にダラダラとなんだか後出しジャンケンみたいに、ドヤ顔した台詞たちが並んでいるように思えた。
  • イレギュラー
    震災被災者の生活と高校野球を絡めた心温まる小説だった。 被災者の暗い雰囲気を所々でキラッと光る三羽さんユーモアが払拭してくれ、被災者には失礼ながら楽しく読ませていただいた。 初めて接した作者だったけど、今後も追いかけたい。(^_^)v
  • 共犯者
    2021-12-169
    この作者のこれまでのカラッとしたユーモアも感じられる作品とは違って、血縁とか家族とかに焦点を当ててちょっと重い感じ。長編になったからかもしれんけどちょっと物語がバラけて集中力が続かない。主役を明確にした方が良かったのかも。次作に期待です。
  • 共犯者
    終盤にかけてどんどん引き込まれた。

    主人公が警察ではなくゴシップ記者なので、犯人の追い込み方が新鮮でもあり、捜査どうなってんの?という思いもあるけど、とにかく個人的には色々目新しかった。
  • 路地裏ビルヂング
    初読みの作家さん。いわゆる雑居ビルに入っているテナント会社のそれぞれの従業員の短編集。
    いづれの人達もモヤモヤしながら働いていて、最後はちょっとだけ前向きになる☆嫌いじゃない☆
    ドラマ化したら…
    道祖神の加藤は柄本時生さん、
    紙飛行機の種田先生は草刈民代さん、
    サナギマンの大貫さんは坂口健太郎さん、...続きを読む
  • 刑事の血筋
    04月-25。3.0点。
    刑事の父を持つ兄弟、兄はキャリアで弟は所轄の刑事。
    管内のマル暴の安定収入の動きと、兄の秘密調査。

    サラッと読める。父の死の原因も含め、調べていく。
    ま、よくあるストーリーと言えばそう。
  • 警官の目
    230頁を切る薄さに4人、結構豪華な作家陣でお得感があります。もしかするとこの中ではいちばん知名度が低いかもしれない三羽さんに私はかつてドハマリしていたことがあるから、本作は嬉しい。

    いずれも主役は当然警官。短編ながら事件自体もじゅうぶんに推理させるもの。そこに作家それぞれ家族や上司や部下とのあれ...続きを読む
  • 警官の目
    警察小説の短編4作品。警察組織のいろんなことが少しづつ分かったり隠語が分かったり単純に物語を楽しむのとは別に楽しめることがある。自分には少し難しい内容もあったけど警察小説を読み続けると解るようになる気がする。自分の好みとしては家族小説でもある人間味あるものが好きだ。
  • 前略、旅の途中です。
    世の中の本流でもなく、かといって独特な個性を持つ訳でもない。人生の道を遠回りしてるけど、止まることなく歩き続ける人々を描く連作短編集。
    青春時代の時も大人になってからも、俗に言う主役タイプはほんのひと握りの人たちである。大多数は本作に登場する人物たちの如く、社会の傍らで生活している。共感必至なことは...続きを読む
  • 警官の目
    娘がテセウスの船見ている
    ムズイ
    TVに「ヤメイ」とか言い煩がれた
    此の本の2話目に親子の話がある
    主人公の心中は似ている気がする
  • 警官の目
    警察小説アンソロジー。
    今野敏 「消えたホトケ」死体が消えたのは? 萩尾警部補のもの。
    五十嵐貴久 「汚名」父が起こしたという事件の真相は?
    三羽省吾 「シェパード」すばしっこい犯人を追い詰めるには。そしてその犯人は?
    誉田哲也 「裏切りの日」こちらは「背中の蜘蛛」の第一部。
    三羽さんは初読みですが...続きを読む
  • 厭世フレーバー
    とある家族の群像。本当の姿は中々気づけないけど、家族は良いものと感じる。猫の名前は部長代理。友人に貸したら号泣したと言ってたので、響く人に凄いストーリーらしい。私はいまいち響かなかった。
  • 警官の目
    警察小説4人の作家4作品
    今野作品のみしか経験していなかったので、違う警察を見たような気がしたのは私だけだろうか。
  • 警官の目
    四人の作家による、4編の警察小説。

    「消えたホトケ」
    トップバッターは今野敏。
    前作でも登場した、萩尾と武田のコンビがいい。
    決してかっこいいとは言えない萩尾と、若干腰掛け(他部署への)の武田が織りなす物語は、テンポが小気味よい。
    コロンボを彷彿とさせる、ちょっと冴えない感の漂う先輩警官の武田は、...続きを読む
  • 路地裏ビルヂング
    連作短編集。
    「紙飛行機」を読んで、なんかぐっときた。
    エールをもらえたようで元気でた。
    年齢は違えど、同じ女性として心に響く言葉たち。

    章ごとに働く人たちそれぞれの色んな思いを綴った、読後にほんわかする物語だった。

    1階の「辻堂」で私も不味いご飯を食べてみたい(笑)
  • Y.M.G.A. 暴動有資格者
    2018/10/20
    これはよくわからない。
    私この系統苦手なんだよ。
    設定を理解しようとしてるうちに意識が流れるのかもな。
    泥棒だったり殺人だったり、悪いことをする主人公はその動機に納得しないと同調できない。
    これはちょっとできなかった。
  • 厭世フレーバー
    何かで評価さててたか忘れたが、積読の一冊。

    はじめの3章はありきたりの話。五人家族の末っ子の中坊語りからはじまり、次女の女子高生語り、ニート兄貴の語り。あぁ、著者の俺こんなに技術持ってます的な自己満足小説かと思いきや、4章位から前三章てある違和感が、緩和され、話が繋がりまとまり、ひと筋縄ではいかな...続きを読む
  • ヘダップ!
    幼少時よりFWをして活躍してきた桐山は、高校時代にJ1のチームに内定をもらうも、ある事情により取消しとなる。やむを得ずJFL所属の武山FCに入団するが、そこで与えられたポジションはボランチだった。慣れないポジション、選手間の軋轢、サポーターとのいざこざの中、シーズン優勝を目指しレギュラーとして戦い続...続きを読む