三羽省吾のレビュー一覧

  • イレギュラー
    村が水害にあい、練習もままならない蜷谷高校野球部と名門野球部k高校。
    避難生活が今、地震や原発で避難している人達がたくさんいるので興味深かった。
  • タチコギ
    戦後のまだ復興期に鉱山の町で少年時代を送った父が息子と二人で、祖母の葬儀に帰省するところから物語が始まる。
    息子は学校でいじめにあっていて、登校拒否。父として会話を持たないといけないが、話し始められない。
    自分の少年時代を思い出すことから糸口をつかむ。
    父親が職工で管理職の家庭の子供たちと対立し、体...続きを読む
  • タチコギ
    あれ?なんだか印象に残ってない。
    読んでから時間が少し経ってしまったせいだけでは無いんだろうなー

    2回は読まない
  • タチコギ
    かなり重いテーマの少年物語です。
    確かにノスタルジックな昭和の少年達が生き生きと描かれる場面もあるのですが、裏には様々な重い事情が存在します。
    貧困、鉱山の衰退、いじめ。父親の少年時代と息子の現状が交錯し、読みごたえがあります。。ただ、何となく三羽さんらしくないというか、読みながら思わず「重松さんじ...続きを読む
  • イレギュラー
    被災と高校野球。
    監督と球児たち、被災者の村民たち、街の人々、様々な思惑が交錯する。

    高校生たちの会話とか、ちょっとしたエピソードは良いところも結構あるのに、なんせちと説明補足的な文章が多かったような。作品のテーマに沿いすぎというか。
    作者はあとがきで「デビュー作で指摘された、勢いだけの悪い部分も...続きを読む
  • 厭世フレーバー
    評価が高い本でした。確かに作家の筆力を感じ、最後まで一気にのめり込んで読みました。ただ最後の展開がちょっと無理があったのではとは思います。三羽さんの他の作品も読んでみようかと思います。
  • 太陽がイッパイいっぱい
    ギャグっぽい小説かと思ったら違った…。それはそれで意外と面白い。立ち飲み屋と定食屋を軸に汗して恋して飲んで悩む。ただ大企業への就職云々では消化不良気味。理屈っぽいんだかなんだかもやもや。
  • 太陽がイッパイいっぱい
    ガテン系ってこんな感じなんじゃないかな~
    ちょっと下トークを交えているけれど結構面白かったかな~。
  • 太陽がイッパイいっぱい
    ちょっとお下品なガテン系の青春物語。この前読んだフリーター家を買う。もガテン系だったけど全然上品だったな。関西と東京の違い?イズミの今後も気になる。
  • 厭世フレーバー
    一家の家族が現在の自分をそれぞれ綴った物語。
    同じことでも人によって全然違う風に見えている、というのが面白い。
    実際そうだものね。
  • 太陽がイッパイいっぱい
    大学生のイズミはアルバイトで始めた解体作業にはまる。額に汗して働き仲間と酒を飲んで寝るというシンプルなローテーションが心地よいのだ。

    つきあう女友達もでき、草野球を楽しみ、ケンカに巻き込まれ……親会社から一本釣りされそうになる。
     
    体で考えたことを軸に置いて頭で考えるようになったイズミの青...続きを読む
  • 厭世フレーバー
    「家族」のことを自分中心に考えてみると・・オレの場合は「父親としての視点」になる。
    当然ながら、子供たちをしっかりと育て、皆を守らなければ・・そんなことを考える。
    しかし、子供たちやカミサンに視点を置いて「家族」というものを考えた場合はどうだろうか?

    この小説は5章で構成されており、1章ごとに家族...続きを読む
  • 太陽がイッパイいっぱい
    リアルな描写。実録か?
    アランドロンの映画「太陽がいっぱい」につられて読んだが全く関係ない。

    学生の主人公が土方のバイトでさまざまな人と出会う話。
    描写が妙にリアルなので実体験なのだろうか?
    最初のHな表現があるが全く関係ないのでその手を期待してはいけない。
  • 太陽がイッパイいっぱい
    建設現場の話、荒っぽい兄ちゃんが沢山荒っぽく下品な会話
    満載です。一人一人の個性が強くて楽しめました。
  • 太陽がイッパイいっぱい
    人生論イッパイいっぱいです。アタマで考えるだけで動かないことが多くなりましたが、その分多くなった後悔、反省。それもまたアタマの中で。とりあえず動いてみないとなーと思いました。