増田メグミのレビュー一覧

  • 幽霊伯爵の花嫁5 ~悪魔の罪過と忘れられた愛嬢~
    ハロルド()
    読者視点としてはもちろん「花嫁」にあるのだけれど
    前巻でも書いたように
    愛でている対象は伯爵親子(母息子とその息子)なので
    少女でなく女子向けライトノベルとして
    「少女」でなく「姫」の「花嫁」化という変遷は
    まこと頷けるものである
    ただそこまで「姫」への物語における重心遷移は
    その相星...続きを読む
  • 幽霊伯爵の花嫁7 ~闇黒の魔女と終焉の歌~
    完結
    大団円のハッピーエンド
    ぼっちのまま幽霊になったかたがたがグギギとかなってないか心配というか
    昇天の条件はなんなのだ
    死んだら外見融通無碍の永久不病不老不死で精神成長も成せるなら
    全人類適当なところで死んだ方が良いのでは
    不穏だけど肉食ならぬ捕食系女子のかたがたはやりかねない
    次回作も楽しみ
  • 幽霊伯爵の花嫁6 ~彷徨う少女と踊る髑髏の秘密~
    安定の出来ばえ
    後付処理も人物描写もそっけなさが独自の味わい
    結末は「花嫁」ものとしては当然だが
    ずるずる続けるのでないところ感心
  • 死にたがり姫事件譚 -狼に捧げる恋の話-
    愛は獲得したので次は恋
    少女小説としての現実味として当然な展開
    キャラクタ個性の突飛さを活かした表現と
    手際よくまとめる構成はかわらずおみごと
    この話は終わってしまうらしいが
    さらにいろいろな種類の話が読めれば楽しみ
  • 鬼愛づる歌姫
    あいも変わらず達者極まりない第一巻
    構成はややはっきりしないところあるけれど
    主要キャラクタの魅力提示という点において
    全少女女子向けライトノベルにみならってほしい巧みさ
    この作者作品ではファンタジー要素のない作品を読みたいかも
  • 風の王国22 春の使者
    リジムがいなくなって、波乱のシャンシュン編が完結して、ぬるい感じになっちゃうのかなと思ったけど、花嫁選びもなかなか面白いです。再読だというのに誰が選ばれたかすっかり忘れてるのでドキドキしながら読んでます。
  • 幽霊伯爵の花嫁8 ~恋する娘と真夏の夜の悪夢~
    ついにルルル文庫諦めたかな感じの再登場
    中身はおまけのカーテンコールという感じでこれまで通り
    今更これまでと変わられても困るか
    作者は何といってもキャラクタが活きて上手く魅力につなげられているので
    それを十全に活かす舞台を拡げられる今後を期待したい
  • 幽霊伯爵の花嫁8 ~恋する娘と真夏の夜の悪夢~
    今日も今日とて平和な日々だったはずが
    2通の手紙で妙な雲行きに。

    安定のラブラブっぷりです。
    子供達も、このまま大きくなって大丈夫ですか? と
    聞きたくなるようなラブラブっぷりです。
    公平で平和な場所からの密告に行ったら
    子供達は捕まえらえるわ、大人は翻弄されるわ。
    ついでに、祖父母(?)達もいち...続きを読む
  • 幽霊伯爵の花嫁6 ~彷徨う少女と踊る髑髏の秘密~
    夫の事を『父』と呼ぶ幽霊が現れた。
    彼女は一体、誰の子供?

    夫の過去の回想があり、主人公たる妻と出会ってみたり。
    そのせいで、女の子が一体どこの誰なのか
    綺麗にミスリードしてくれました。
    まったくそこは考えてなかったですが
    ありえる事です。

    今回、前伯爵にゆかりがある方も出てきました。
    この領地...続きを読む
  • 幽霊伯爵の花嫁3 ~囚われの姫君と怨嗟の夜会~
    夜会の招待状に、快く応じた主人公。
    そこには、丁度夫も別件で行く事になっていた。

    何だか最初からおかしい、と思っていましたが
    まさかそのために、の承諾だったとは!
    いやさすがというか、そうでしょうと肯定するべきか、な
    初っ端からの、主人公の行動。
    自分の見せ方と言うか、周囲の見方を熟知した行動。
    ...続きを読む
  • 幽霊伯爵の花嫁
    天涯孤独の美少女たる主人公は、婚姻するため
    元婚約者の家を出る。

    いやすごい…。
    健気に耐える系かと思いきや、数ページで裏切られ
    さらに斜め上の性格を突き進む主人公。
    人によっては幽霊よりも怖いものはありますが
    もうちょっとこう…常識はどこへ?w
    出てくる人物の中で、まっとうそうなのは子供かと。
    ...続きを読む
  • リリー・フィッシャーの難儀な恋
    オネェヒーローが気になって読みました。
    表紙もすごくそれっぽいイメージで。
    ヒロインの不安に引きずられて、え?大丈夫なのか…?ってドキドキすることもあったけど、最後はすっきりうまくいくのがルルル文庫っぽくて好き。
    程よく甘いし、都合いいけど、読後感が幸福なのはやっぱりいい。
  • 幽霊伯爵の花嫁8 ~恋する娘と真夏の夜の悪夢~
    かなり久しぶりの幽霊伯爵の新刊。あいかわらず最強というか最恐夫婦だよね(笑)サアラもその旦那もあいかわらずで楽しく読めた。娘が産まれてて、そんな娘にメロメロなエリオスにまた笑った。宮野さんの書くキャラクターは癖がある個性的な面々がいっぱい出てくるから楽しいわ〜。
  • 幽霊伯爵の花嫁8 ~恋する娘と真夏の夜の悪夢~
    サアラも子供ができて丸くなったかと予想してたら全然そんなことありませんでした。相変わらずサアラの愛は物騒で素敵。
  • 臆病な騎士に捧げる思い出の花
    男爵令嬢ローズマリーに紹介されたのはレイドリック次期子爵。幼なじみで王宮騎士としてもじつりょくはあるが、『渡り鳥の君』といわれる不誠実な噂があって…。
    ヒストリカルっぽい世界の恋愛もの。楽しめましたが、脇役の書き込み不足でしょうか?悪役ザンピエール伯爵が何故ここまで悪意をいだくのか納得出来ない。エリ...続きを読む
  • 身代わり花嫁の懺悔日記
    アーボリータム家の至高の花カルミア嬢を所望する。そう王太子からの結婚の申し込みがあった。しかし、世間一般がそう噂するカルミアとはサラ―の姉。けれど姉は同時に男たちを破滅に導く「アーボリータムの毒花」だった。そんな姉を王太子妃とすれば国は滅んでしまうという家族一同の意見により姉の代わりに王太子に嫁ぐこ...続きを読む
  • 黒衣の騎士と悪女の良縁
    ヒロインが濃かった!性格とか信念とか行動とか色んな意味で突き抜けてて(笑)その分、相手役のヒーローのキャラ設定が薄かった。イラストと描写も合ってはいないしww強面で逞しい体型の熊殺しではないでしょ、あれはwあれはイケメンだよ(笑)まぁ脳内変換して読んだから問題はなかったですが。ストーリーは相変わらず...続きを読む
  • 鉄皇帝の結婚
    セレナがなんともいい味出してました。
    「神の末裔が住む島」とあがめられてる島から神託(その実はくじびき)で選ばれた花嫁のセレナ。その期待?に添うべく猫かぶりをするはずだったのが、予想外の嵐にがんばりすぎて、初対面で猫はどこへやら?

    対するハロルドですが、用意周到で真面目な人。たぶん自分でイメージし...続きを読む
  • リリー・フィッシャーの難儀な恋
    安定の甘さ、そして恥ずかしさ(笑)楽しく読めました。成り上がりで男爵令嬢になったリリーは貴族らしくなく庶民派なお嬢様。そんなリリーが人助けで仲良くなった友人のために王宮である人を調査することを決意。その男性は突然、女らしくなってしまった侯爵家の長男エドワード。オネエな彼に戸惑いつつも彼の優しさと時折...続きを読む
  • 流血王の初恋
    評価がいいので買ってみました。正解。好きなお話でした。

    王女様なのに、調子に乗った母とその一族が原因で没落し、暗殺の危険を回避するため、隣国に近い貧しい領地で、せっせと畑仕事に精を出すユーラ。そんな彼女の元に、姉の身代わりで「流血王」と名の付く隣国の王カエルムに嫁ぐよう命令が出ます。

    意を決して...続きを読む