藤本ひとみのレビュー一覧
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ついに、20年近い時を経て、銀バラ、完結。
感慨深い。
コバルトで当時活躍していた彼らとは違うけれど、完結して良かった。
以下、ネタバレ
以下ネタバレ
グノームを読む前に(旧)緋のチェイカーを読み返したので、読後の感想としては、チェイカーでほぼ完結みたいなものだったのだな、というところ。
緋...続きを読むPosted by ブクログ -
長い夢だった銀バラの完結。
新しく銀の薔薇騎士団となって、昔の話を
継承しつつも、新しい時代に組み合わせ
その夢を完結させてくれたことに
ファンとして感謝と感激でいっぱいの終章。
冷泉寺さんの純粋で一途な想いから
真っ直ぐに人を愛することを知り、打算的な愛に
身を委ねるべきじゃないことに夢美ちゃん...続きを読むPosted by ブクログ -
マリナシリーズから切り離された世界に
なってしまいそうで怖くて、
ずっと積んだまだった鑑定医シリーズ。
空気感も事件の陰惨さも違うけれど、
やっぱりシャルルはシャルルでよかった。
マリナちゃんとの恋の傷を引きずりつつも、
色気も経験値も上がったシャルルはますます蠱惑的!
くり抜かれた林檎の燭台と...続きを読むPosted by ブクログ -
厳格な祖母が取り仕切る名門一家が
希望と絶望の間を揺れながら
少しずつ悲鳴をあげ軋むように崩壊していく。
あまりに残酷で凄惨な事件と、
情熱的で鮮やかに展開する官能の世界。
今まで自分がふれてきたひとみさんの世界との
違いに驚きつつ、見事な表現に感嘆!
環境的要因で捻じれ壊れた心が
生み出してい...続きを読むPosted by ブクログ -
精神鑑定のサンプルとして近づいた女の子から
繋がっていく猟奇犯罪とバラバラ死体…。
深く捻じれていく精神の不気味さと
官能が混じりあい、爛れていく現実に
ぞっとしつつも読むスピードはどんどんと
ペースアップしていき、心音もぐいぐい跳ね上がる。
前作と同じようにミスリードされているんだろうなぁと
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なんとか最終巻発売前ギリギリに
マリナシリーズ再読の旅も終わって、
やっとやっとのグノーム突入っ。
緋のチェイカーからいろんな変更点や
マリナシリーズとの繋がりもより濃くなって
この先が楽しみすぎるっ♡
昔の銀バラではこれ以上なく自分に厳しく、
使命のために自分の想いも封印し、
悲壮なまでのスト...続きを読むPosted by ブクログ -
森の奥からレースのような光を放ちながら昇る
大きく特別な銀色の満月。
その光とともに姿を現す救世主(メサイア)に罪を告白すると、
すべてが許され、新しい命と人生を得ることができる
と言われている「千年メサイア」。
悲しい運命を背負い、やっと出会えた愛する人は
愛してはいけない人だなんて。預言に抗...続きを読むPosted by ブクログ -
ひとみWorldなどに収録されていた短編のリライトたち。
大好きな古い短編たちに新しい情報を
組み込ませているので、今後の騎士団の動きの
ある程度の予想がつく部分もあってドキドキ。
どのお話もモチーフや設定がすごく素敵なので
再発・リライトシリーズでは1つ1つを単独の1巻として
話を膨らませてく...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルも新しくなって、旧作からの変更点が
いろいろとあるけれど、鈴影さんの心情や
鈴影さんと宏の関係性もより細やかに書かれて
孤高の人じゃない鈴影さんは、少しイメージは
変わってしまったけれど、今まではあまりに寂しげで
切なかったので、友情や仲間との信頼に
包まれている鈴影さんが見れてうれしい。
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やっぱり面白かった。
何度読んでも面白い。
この小説のカトリーヌが、私の中でのカトリーヌだから、どうしても悪女とは思えない!可哀想な女性なのよ!!
でも、一つこの小説の難をあげるとするならば、表紙の絵がカトリーヌじゃないこと。
これはマリー・ド・メディシス。
紛らわしいから、この装丁はどうかと思い...続きを読むPosted by ブクログ -
月光のピアスと惹かれあう聖宝「オンディーヌの聖衣」。
今回から2つの視点をあえて分けてない分
途切れた感覚なく自然に混ざりつつ、今回も章は
かなり細かく区切ってくれているので一息もつけやすかった。
銀薔薇の資金の潤沢さは、漠然とものすごいんだろうと
思ってたけど、EU圏にあるすべての国家予算を全...続きを読むPosted by ブクログ -
もともとのKZシリーズは読んでなかったので
青い鳥文庫で初読み。
優秀な進学塾に通っている4人の男の子と主人公の
彩ちゃんの身近で起きた事件を解決していくお話。
偶然にも主人公の女の子と同じ名前なので
そこもなんだか親近感。でも、私は一切勉強をしなかったし、
性格的にもかなり正反対に近いけど[´ー...続きを読むPosted by ブクログ -
で、下巻です。
うん、こっちのほうが色々と良かった!
まぁ、児童書なこともあってほとんど予想通り。
ゲスト人物の特徴描写でピンときていた部分がまんま…;
何気に上巻での駒形先生の挿絵もそれっぽく充分見えるし!
それにしても、先生がいいにしても、短期間で大学生でも難しい
フランス語を日常会話とはいえ...続きを読むPosted by ブクログ -
さほどの違和感もなく(少々古臭いというのは、最初が20年前だから致し方あるまい)、今の銀薔薇そのものには入り込める。鈴影さんもかっこいいと思うし、宏も、アキも、貴緒さんも。
まあ、三点リーダーでなくて「・・・」なのが正直気になって気になってたまらないが、些細なことだ。
イラストに比べたら。
だから...続きを読むPosted by ブクログ -
心配しているほどの変更点もなく、昔の銀バラと
うまく融合してきた感じがした「星影のブレス」。
話の面白さや読みやすさはそのままに、
鈴影さんの視点と感情であえて読みたかったという場面で
ちゃんと鈴影さんの章が組み込まれているので
分かっていてもやっぱりうれしい[*Ü*]
その想いが切なさ満開なの...続きを読むPosted by ブクログ -
とうとう始まった、新しい銀バラ。
鈴影さんの序章編で厚みと過去の重みが出た上に
以前は夢美ちゃん視点だけで書かれていた物語が、今回は
夢美ちゃんと鈴影さんの2つの視点を通しての進行なので
今まではっきりとは示されなかった鈴影さんの
細かな心情や銀バラ内部の動きも分かるので
矛盾なく、ストーリーに深...続きを読むPosted by ブクログ