真鍋昌平のレビュー一覧
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人生の教訓じみたものを示唆してくれます
完結読破後からの一巻に戻ってきましたが
何度読んでもおもしろい。
女性も男性も混沌としている感の絵面がとてもそそる -
自分の知らない、しかし薄皮一枚を隔てたすぐ近くにありそうな世界が恐ろしくも興味深い。
読んだ後は少し元気がなくなってしまったのですが面白かった。
漫画の描写が現実的なのかは分からないけれども、なるべく危険に近寄らず真面目に生きていこうという気にさせてくれる。 -
ウシジマが弱者から搾取するだけの単なる強者ではなく、時に他者に搾取され陥れられそうになる存在であるのが面白い。
今回もまた何者かに罠にはめられたようだが、どう切り抜けていくのか気になるところだ。
闇金は借りるほうだけでなく、貸すほうも大変そうである。 -
ピカレスクロマンのロマンすらないような殺伐とした展開が魅力的だ。
強姦拉致に、殺人を犯しても平気といった震撼するようなシーンが平然と描かれていき、違和感がない。
これだけの語り口を得るのは尋常では無いだろう。 -
2巻では更なる新人がカウカウファイナンスに入って来る。
しかしその軽率な行動にはハラハラされっぱなしだ。
チンピラやヤンキーたち、そういった人々の言動が興味深くも恐ろしい。
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もう色々な社会の問題がこれでもかとばかり詰め込まれていて、読んでいて気分が暗くなる。とある女性を中心に話が進むのだが、彼女の虐待を受けた過去と、それに起因する自己評価の低さ、その後に見つけた彼女の幸せと転落がただただ辛い。個人の境遇の違いによる生き方や幸せの違い、選択肢が限られた人たちにとっての幸せ...続きを読む