阿津川辰海のレビュー一覧

  • 名探偵は嘘をつかない
    正直7割位はひたすら進みが悪くてもう断念しようかと思った。
    阿津川さんの作品は紅蓮館シリーズとかだと大体自然災害+本格ミステリーっていうイメージだけど、今回はそれにさらに転生という特殊設定が加わってこれはもう収集つかないのではと。
    でも阿津川さんのデビュー作だからっっっと耐えたら後半の追い上げがすご...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    読者への挑戦状があると思いこんで買ったので、そういう企画でなかったことに気づいた瞬間が一番のサプライズだった。収録されている話は二つともクオリティの高いミステリでどちらも味がまったく違っていてよかった。執筆日記も作家の頭の中をのぞけたようで楽しい。
  • 斬新 THE どんでん返し
    タイトルにこれでもかという感じの修飾子でどんでん返しと付いていると、作家さん書きづらいのかなと思いましたが、
    十分楽しめます。ちょっとエログロありますが。
    雌雄七色は順番に並べられない私には少し難しかったです。
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    どれも面白かった。あまり知らない作家さんもいたので、他の作品も読んでみたい。
    まず最初の辻堂ゆめさんで、少しだけ似た思春期を過ごした自分の過去を思って引き込まれ、凪良ゆうさんでは、しまったこれは「すみれ荘」の話かまだ読んでない、と思いながらも、「私の美しい庭」の統理くんがちらっと出てきて嬉しくなった...続きを読む
  • 透明人間は密室に潜む
    4篇のミステリが入った短編集
    それぞれ違ったひねりが効いていて面白かった
    特に『六人の熱狂する日本人』は思わず笑ってしまった
    原案やその派生版である三谷幸喜の戯曲と比べて、どんどん乗ってくる議論にこっちが全然乗れない所が最高で、是非舞台で観たい一本
    『第13号室からの脱出』は話の内容もさることながら...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    あなたへの挑戦状か、どれどれ

    あれ?『水槽城の殺人』そのまま終わっちゃったぞ?挑戦状って……?

    『ありふれた眠り』終了後に現れる「あなたへの挑戦状」を読む

    なるほどー、そういうことねっ!

    と、最後まで読んでだいぶ印象の変わる一冊でした
    正直『水槽城の殺人』を読んだ時点での評価は決して高...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    誰への挑戦状なのか…最後にはそれが分かってミステリー作品ではあまりないほっこり感を感じられます。

    どちらも面白かったですが、斜線堂先生の作品がとても好きでした。兄弟がいる方は登場人物たちの心の揺れ動きがグッと来ると思います。

    また2人で書いて欲しい。お二人の執筆日記を見ると簡単に言うな!って感じ...続きを読む
  • 斬新 THE どんでん返し
    どんでん返しといえばどんでん返しだったけど、期待してたほどおお〜とはならなかった。
    普通に面白く読めた。
    「雌雄七色」は今っぽい感じだと思った。
    「人喰館の殺人」はちょいエログロ要素を含みつつミステリーとしてしっかりしていたのが面白かった。
  • 録音された誘拐
    良い。
    ミステリーとして秀作。奇をてらったわけではなく、上質な展開。よく考えられている。凄い。
    耳が良いのに実は聞こえてないとは。
  • 録音された誘拐
    プロットは間違いなく面白い。鮮やかなプロットとその回収に酔いしれるのが好きなミステリーファンには大好物の作品だが、人物造形・描写に重点を置くミステリーが好きな私には、はいこのネタ凄いでしょ、的な見世物感が強すぎて少し食傷気味。エンタメ風装丁も嫌い。タイトルももう少し捻ってもよかったかも。
  • 録音された誘拐
    良かった!久しぶりに「誘拐もの」を読んだ。この社会テクノロジーの中、もう誘拐モノは読めないかもしれないと思っていたけど、大満足。
    同著者短編集「透明人間は密室に潜む」の一作・耳の良い探偵さんシリーズ(?)の続編。好きなキャラクター・好きなタイプのお話しだったので、かなり嬉しい。そして、この本作もかな...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    今、人気の推理作家が共作!?やだ、面白そう。と思って手に取りました。
    阿津川先生は昨年からハマって何冊か読んで(好きな作家さんになりつつ)、斜線堂先生は今年絶対読むと決めている(そして絶対好きになる予感)と理想的なペア。しかも一冊にまとまってる。読みやすい。このお二人を選ばれた編集部、そして快諾され...続きを読む
  • 斬新 THE どんでん返し
    2023.05.02
    どれも読み応えあり、コスパ良し。
    私は白井智之に驚いた。初めて読んだ作家なので。
  • あなたへの挑戦状
    タイトルの意味、2人の作品を読んだ後に理解!!そこに至る過程がひとひねり遊び心の効いた装丁になってて面白かったです。

    個人的には館ものが好きなので、阿津川さんの作品の方が設定に刺さったけど、斜線堂さんのも切ない青春モノみたいで好きです。
  • 透明人間は密室に潜む
    4編からなる短編集ですが、短いながらも、起承転結がしっかり構成され、騙された部分もあり、面白かったです。

    内容もシリアス、面白系、とバラエティに富んでおり、飽きさせない本です。

    阿津川さんの長編読みたくなりました!
  • 透明人間は密室に潜む
    ほんタメで紹介されてたので読んだ。どの話も面白くてワクワクした。オチに特に驚かされたのは「第13号室からの脱出」かな。あとがきもよかった。作者のミステリ愛がよく分かった。一作限りと言わず、シリーズ化してほしいなーと思うものもいくつかあった。「盗聴された殺人」は続編があるみたいですね。スグルくんもまた...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    同年代作家の競作という事ですが、どちらも読みやすく面白かったです。
    作品を最後まで読んだ後にちょっとした裏話がありました。初版本にある袋とじの仕掛けもそうですが、作家の2人や担当編集者さんが本作りを楽しんでいて、かつ担当さんが2人の作家を好きなんだな、売り込みたいんだな、というのが伝わってきます。
    ...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    謎解き好きな読者にはかなり刺さるタイトルではないだろうか。
    フーダニットとホワイダニット、趣向の異なる二作の中編が楽しめた。
    付録の挑戦状、競作のしかけまで含めて、遊び心がある作品。
  • 録音された誘拐
    ラストの謎解きは私の理解力のなさから苦戦しましたが、冒頭からスピードのある展開、それぞれのキャラクターの魅力で一気に引きこまれ、最後まで面白く読めた。

    あとがき読むまで、以前の「透明人間は密室に潜む」でシリーズ化してほしいのは「盗聴された殺人」と自分のレビューに書いてあったのを忘れてた。これはシリ...続きを読む
  • 入れ子細工の夜
    同氏の短編集は評判良いのに私にはあまりだった記憶があるけど、これは結構自分にハマったかも知れない。
    特に二話目の大学入試の問題を「犯人当て」にするってのは題材からして良かった。
    他のもアソート感あってそれぞれ面白かった。