阿津川辰海のレビュー一覧
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『馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる、愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー』
作者の日常の何でもない日が大切なのだという思いが伝わってきた。にしても、菅原くんの推理力すごすぎない❓笑いあり、感動あり、清々しい気持ちになれた。Posted by ブクログ -
4編で構成されているが、「六人の熱狂する日本人」と「第13号船室からの脱出」がなかなか入り込めなくてスキップした.表題作は非常に綿密に作り込まれていると感じた.透明人間病に罹った彩子の行動に夫 内藤謙介が疑問と持ったことが発端だが、探偵の茶風義輝の推理があまりにも的確なことに何か妙な感じがしたが、最...続きを読むPosted by ブクログ
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山火事で閉じ込められた館から全員無事に脱出出来るのかハラハラしながら読み進めました。
10年前の連続殺人鬼の正体はなんとなく予想がつきましたが、話の展開は面白かったです。
でも、読後感は、う〜ん。。。という感じでした。
続編も積読してるのでいつか読もうと思います。Posted by ブクログ -
ひとことでいうと、「小気味好い」ミステリー。さわやかで読み口すっきりだが、ちゃんと技巧派的な側面もあってとにかく楽しい。
くだらない青春を、スポーツ系でない部活や帰宅部の中で全力で過ごした人ほど、読みごたえを感じれるのではないか。学生時代にやったさまざまなおバカなこと、一生懸命やったズル、昼休みに...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かったです。
短編集なのでサクサク読めます。
元々「盗聴された誘拐」を読んでいて、同じ登場人物が出てくるというのを知ってこちらに辿り着きました。
同じ登場人物の出てくる話も面白かったですが個人的には「熱狂する…」のアイドルオタクの出てくる話が面白かったです。ネタバレになるので詳しくは書きませんが...続きを読むPosted by ブクログ -
純度を極めた探偵小説、タイガ文庫というラノベ的な位置づけだけど練りに練った探偵小説でした。
推理小説ではなしにあえて探偵小説と。
葛城と助手の田所
ふたりの探偵小説はまだまだ続きそう。Posted by ブクログ -
全編オリジナル(小説推理 双葉社には掲載)の贅沢な短編集。ただ、ちょっと胸くそ悪い系のお話が多かったので、好みは分かれるかも。双葉社のThe どんでん返しシリーズはこれが6冊目(自薦3巻+新鮮、特選、斬新)みたいですが、どの本も豪華な執筆陣なので、他にも手にとって新しい作家さんとの出会いを楽しみたい...続きを読むPosted by ブクログ