阿津川辰海のレビュー一覧

  • 透明人間は密室に潜む
    短編集。
    『透明人間は密室に潜む』は設定がぶっ飛んでる。終盤には驚かされた。参考文献にグッド。
    『六人の熱狂する日本人』はカオス。以上。
    『盗聴された殺人』『第13号船室からの脱出』ももちろん面白かった。
  • 入れ子細工の夜
    1話目、「☓」。
    自分的に、このような展開は苦手でした。
    2話目、「△」。
    アイデアは良いですが、ラストの一押しが蛇足気味。
    3話目、「◯」。
    当に、入れ子細工のような展開は圧巻でした。
    4話目、「◯」。
    作中の事件自体は置いといて、マスクマン達の、本物のルチャリブレのような、目まぐるしく動き続ける...続きを読む
  • 蒼海館の殺人
    『紅蓮館の殺人』の続編。学校に来なくなった「名探偵」の葛城輝義に会うために青海館を訪れた田所と三谷。煌びやかな葛城の家族に歓待されるが大型の台風が近づき、交通網がストップしてしまい2人は青海館で夜を迎えることに。激しい雨が降り続く中、連続殺人の幕が上がる。迫る洪水、増える犠牲者、過去に囚われたままの...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    2人の著者による短編ミステリー!
    一方は密室トリック、もう一方は人物の人生観をエクストリームしながら事件に至った想いを考える。
    とても面白かったです。
  • 透明人間は密室に潜む
    「阿津川辰海に翻弄される四編」の言葉通りに翻弄された!この本を読むきっかけは、このミスと「透明人間」ある種SF設定が本格ミステリーとどういう風に関わってくるのか気になったから。

    表題作も面白かったけど、特にお気に入りは4つ目の『第13号船室からの脱出』。リアル脱出ゲームはやった事ないけど挑戦してみ...続きを読む
  • 録音された誘拐
    短編集「透明人間は~」に掲載されている「盗聴された殺人」に出てくる耳が良すぎる美々香と大野糺の探偵コンビ、続編。
    美々香の耳の良さを手がかりに大野糺の推理力で事件を解決していくコンビなのに、大野糺が誘拐されてしまいます。

    続きが気になって、寝なきゃいけない時間と読みたい!気になる!の葛藤。あぁ、、...続きを読む
  • 蒼海館の殺人
    読みながら自分も犯人探しするけど、最後まで当てられなかった。予想外の展開でびっくり。
    驚きの連続。ミステリーや推理系って自分が予想もしない展開になることが多いから楽しい。
  • 蒼海館の殺人
    いやー、よくこんな筋書きを思いつくものだな。犯人も探偵も作者さんも。
    豪雨の舞台設定や登場人物たちのキャラクタが存分に活かされていて、これはすごいと思ってしまった。
    600ページくらいある分厚い一冊ですが、会話主体でスイスイと読みやすくて一気に読めました。
    アノ人がアレってことは想像がついたんだけど...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    巨大な水槽の建物での密室。犯行後に寝た犯人。2つの作品ともめちゃくちゃおもろくてよかった。
    競作というのがあまりわからなかったため、あなたへの挑戦状というタイトルから「さあ読者よ、この謎を解いてみろ」と言われたような感じがして、頑張って謎を解くぞと思いながら読み進めていたから、最後のあなたへの挑戦状...続きを読む
  • あなたへの挑戦状
    2作品とも読みやすくて一気に読んでしまった。

    多くの部分にワクワクする点が仕掛けられていておぉ!ってなった。
  • あなたへの挑戦状
    謎は割とシンプルだったけど2作とも面白かった!特に有紀さんのが好きかな
    後書きで日記?までついていて、作者のお二方のことを知れた気がしてよかった
  • あなたへの挑戦状
    23/9/16〜30

    面白かった

    阿津川辰海は、各章冒頭でヒント?があって楽しい
    斜線堂有紀は、兄妹の日常ミステリーかと思いきや、突然の死体でびっくり

    被害者にはあまり同情できない点や、最後がほろ苦い点など、1冊の共作としてまとまっていた

    挑戦状が読者向けでなかったので驚いた

    制作日記も、...続きを読む
  • 透明人間は密室に潜む
    すごく面白かったし、読みやすくてすぐに読み終えた。私は一つ目と四つ目が好きかな。
    透明人間も楽じゃないんだなぁと。
    四つ目は最近リアル脱出ゲームにハマっているので、こういうの参加してみたいなぁなんて思いながら楽しんで読めた。
    この作者の他の作品も読んでみようと思う。
  • 斬新 THE どんでん返し
    タイトルどおり
    どんでん返しを集めたアンソロジー。

    「踏み台」芦沢央
    「おれ以外の奴が」阿津川辰海
    「遣唐使船は西へ」伊吹亜門
    「雌雄七色」斜線堂有紀
    「人喰館の殺人」白井智之

    最初からどんでん返しがあるもの、という
    前提で読み進めながらも楽しく読めました。

    芦沢さん目当てで読んだので安定の面...続きを読む
  • 斬新 THE どんでん返し
    ジャンルの違う確かに斬新などんでん返しがあった。

    ただ、作品によっては
    読みづらい、きついと思うものもあるかもしれない。


    雌雄七色は読み返してしまった。
    短いのに1度では吸収できない内容、作りだと感じた。
  • 録音された誘拐
    短編集「透明人間は密室に潜む」に収録されている「盗聴された殺人」の続編となります。
    やけに濃いキャラばかりの短編だなぁと思いきや、ちゃんとシリーズ&長編となりました。
    大前提を覆され、作者の手のひらで踊らされた部分と、トリックを見抜けた部分のバランスが私にとっては絶妙で楽しめました。(このバランスも...続きを読む
  • 録音された誘拐
    別の本に収録されている短編も読んだので、主要キャラクターがよりわかりやすくなってきた感じ。短編が増えたら、ドラマ化されると思う。登場人物も多いけれどごちゃごちゃしないし、それぞれの推理やトリックや掛け合いも面白いです。
  • 透明人間は密室に潜む
    「録音された誘拐」を読むために、先に同じシリーズ「盗聴された誘拐」が収録されているこちらを読んだ。表題の「透明人間は密室に潜む」は設定も斬新で面白かった。文章も読みやすい。
  • 透明人間は密室に潜む
    とても読みやすく、短編といいつつ割としっかり中編でした。
    このくらいのミステリーがちょうどよい感あります。
  • 入れ子細工の夜
    著者のミステリ愛にあふれたノンシリーズ短編集。バラエティに富んでいてとても読みごたえがあった。
    入試の話は斬新な設定でおもしろいのだが、もう少し短くまとまっていたほうが楽しく読めた気もする。どの短編も工夫がこらされていてすごいと思う反面、ドンデン返しやひねりの回数が多すぎるのか、だんだんと麻痺して驚...続きを読む