エラリイ・クイーンのレビュー一覧
-
前半部はなんだかなーと思っていたけど
後半月はよかったなぁ。
何よりもちょっと謎解きの興味をそそられて、
なおかつ殺人事件も起こるという
2コンボの作品もあるのでなおよし。
そして一番面白いのは
なんと、ドッキリミステリーがあること。
そう、エラリイ氏はだまされたわけで…
そういう使い方もミステリ...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカはウエスト・バージニアの片田舎で起きた凶悪な殺人事件に興味を抱いたエラリー・クイーン。その惨状は、T字路に立つT字型の道路標識に、首を切られた死体が磔にされており、被害者宅の扉にはTの血文字が残されていた。「T」とは何を意味するのか。やがて同様の殺人事件が離れた別な地域で起き、単身現場にかけ...続きを読むPosted by ブクログ
-
クイーンを語れるほど読んでるわけではない、というひとの感想。コミカルな要素がたくさんあって、テンポよく、面白かった。変人を変人と最後まで書き切ったし、変人だなと受け入れられるほどの描写もあったので、読んでる側の納得感もあった。
とある殺人事件のお話を途中で投げ出し中なのですが、人物描写や劇場感はこ...続きを読むPosted by ブクログ -
12年前の事件を再捜査するクイーン。
論理パズルと回想・記憶って噛み合うのだろうかと思っていたけど、さすがに上手いねぇ。ライツヴィルシリーズの中では好みの作品だ。Posted by ブクログ -
「後期クイーン的問題」と扱われる作品。
エラリイ・クイーンのひとりフレデリック・ダネイが「探偵小説と小説中の探偵を摘発する部分を持っている」とするエラリイ最後の事件。
まるで自身の作風を否定するかのような作品だけど、パズルの限界を感じていたのかなぁ。もっと突き詰めるのは難しかったのでしょうね。Posted by ブクログ -
とびきりキュートで理知的だけど、世慣れてなくて薄幸なヒロイン、リーマを楽しむ物語といってもいいかもしれない。
「はちみつとクローバー」のはぐちゃんをぼんやりイメージするのは私だけ?
マザーグースの見立て殺人。ヴァンダインもアガサクリスティも取り上げていたのを読んで、「マザーグースを知ってたら、きっ...続きを読むPosted by ブクログ -
エラリークイーン研究の新書で、エヴァンゲリオンに似ているという説を見て、興味惹かれて読んでみました。(とは言っても、エヴァと親しんだことがないので比較はできず。なんとなしのミーハー心です)
事件前のエラリーの感情が太字で書かれ、意味を勘繰っていたけれど、感情的に入り込むことで判断が鈍って犯人にミス...続きを読むPosted by ブクログ