エラリイ・クイーンのレビュー一覧

  • 帝王死す
    エラリー・クイーン・シリーズ

    ある朝突然キング・ペンティゴに届く脅迫状について捜査するために自宅から連れ去られたクイーン親子。ケインの弟エーベルによる依頼。ペンティゴ島に幽閉される2人。タイプライターから犯人を見つけるが・・・。ジュダによる空砲の銃撃。密室で撃たれたケイン。密室内に倒れた妻カーラ。...続きを読む
  • ドルリイ・レーン最後の事件
    あぁ、まさか、まさかと思いながら、なぜそこに行き着いたか推理の真相を読み進めた時、納得と衝撃が同時に訪れる。この結果は予想できなかった…
  • 犯罪カレンダー(1月~6月)
    『双面神クラブの秘密』
     大学の第1期生たちの作った「双面神クラブ」内に作られた秘密クラブでの殺人事件。生き残ったメンバーたちの名前に隠された秘密の共通点。

    『大統領の5セント貨』
     ワシントンが埋めた5セント硬貨と剣を探すエラリー。

    『マイケル・マグーンの凶月』
     確定申告の資料が盗すまれたと...続きを読む
  • 犯罪カレンダー(7月~12月)
    『墜落した天使』
     ニッキーの友人ドロシーの夫とその弟の関係。墜落してきた天使。撃たれた夫。

    『針の眼』
     元冒険家に依頼され娘の婿の調査をするエラリー。海賊キッドの隠した財宝。発射された銃弾の謎。犯人の体に残された銃弾。

    『三つのR』
     バーロウ大学で消えた大学教授。発見された白骨。

    『殺さ...続きを読む
  • 十日間の不思議
    エラリー・クイーン・シリーズ

    ライツヴィルに住むハワード・ヴァン・ホーン。一時的に記憶をなくすことに悩むハワード。相談を受けライツヴィルに向かうエラリー。ハワードの若い義母・サリー・ヴァン・ホーン。2人の恋とハワードの父親ディートリッチの関係。ディートリッチの本当の息子ではなかったハワード。ハワー...続きを読む
  • 九尾の猫
    エラリー・クイーン・シリーズ

    『十日間の不思議』事件で傷ついたエラリー。ニューヨークで起きる「猫」と名乗る犯人の起こす連続殺人事件。特別捜査官に任命されたエラリーの捜査。被害者の妹セレストと弟ジミーの協力。新聞が煽る事件。事件に恐怖する市民が起こす「猫」暴動。被害者たちの共通点に気が付き犯人逮捕に...続きを読む
  • 九尾の猫
    ニューヨークは《猫》という連続殺人鬼の存在に怯えていた。犯人が現場に残すのは絞殺に使用した凶器の絹紐のみ。被害者達に共通点は見つけられず、新聞の風刺絵の猫には犠牲になった人数の尾が描かれ増えていく。
  • ギリシャ棺の秘密
    主人公のエラリイが事件の中で推理に失敗を重ねながら、父のクイーン警視との痴話ゲンカなどを交えつつ、その天才振りを発揮していく様がステキ。
  • Yの悲劇
    ミステリ巨匠の名作。X,Y,Zの2作目ですが、重苦しいものの読み応えがある。Xも最後の最後まで伏線があってオススメ。
  • Xの悲劇
    謎解きのレベルが高い。演出過剰気味で軽快さに欠くきらいがある。老俳優レーンの人物造型は良。解答は色んな意味で迂遠。【0512新】
  • Yの悲劇
    日本では『Xの悲劇』よりも高評価らしいが…評価しづらい。トリックと結末は星5。だが脚本・演出が重苦しい…星4。【0510古】
  • ローマ帽子の秘密
    劇場で悪徳弁護士が毒殺され、その際に被害者のローマ帽子が持ち去られた事件を追うクイーン親子のお話。国名シリーズ第1作目。積読状態になっていた本だけど、中盤から面白みが出て、犯人逮捕の場面はすごくハラハラしました。最後まで読んで良かった
  • Xの悲劇
    正直途中で中だるみしたけど、普通に楽しめた。
    ドルリー・レーンのようなユニークな紳士の探偵は好きだし、もっとテンポよく物語が進んでいけば面白かったかもしれない。

    描写が細かく説明されているところと小説的な風景描写…?のバランスが変だったかな…読まなくても良いところとしっかり読むべきところの見分けは...続きを読む
  • ダブル・ダブル〔新訳版〕
    萌えキャラみたいなヒロインが出てくる
    マザーグース全然詳しくないからちょっと興味もちづらかったけど悩んでるエラリイを見るのはおもしろい
  • 災厄の街〔新訳版〕
    アメリカの作家「エラリー・クイーン」の長篇ミステリ作品『災厄の町〔新訳版〕(原題:Calamity Town)』を読みました。

    「エラリー・クイーン」作品は、『オランダ靴の謎』以来なので、約3年振りですね。

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    【巨匠の代表作を新訳で贈る】
    結婚式直前...続きを読む
  • フォックス家の殺人〔新訳版〕
    屋根裏探索のあたりから犯人が分かったんだけど、
    これってある意味Yの悲劇。いや、まあ、しかも本人はそのつもりないから(そのつもりというのは純粋なる悪ではなく、本当にそんなつもりはないという意味の)全然ちがうんだけどね。

    言うならば、救いのあるYの悲劇。

    レーンはあの顛末を敢えて見過ごし、エラリイ...続きを読む
  • 靴に棲む老婆〔新訳版〕
    2023.03.12
    古典をいま読むと、ああ、あの作家はこういうところにヒントを得ているんだとか考えさせられる。
  • 九尾の猫〔新訳版〕
    2作続けて苦い終わり方だ…と思ったら救済もあった

    今作は人間ドラマ的な面とミステリのバランスがあんまり好きじゃないかも
    おもしろいから読めるんだけど
  • 十日間の不思議〔新訳版〕
    こういう展開ってありなんだ…って思ってたら後期クイーン問題と呼ばれているらしい

    不倫を隠そうとしてどんどん追い込まれていく男女の描写、上手いだけに読む気が進まない
  • 災厄の街〔新訳版〕
    クリスティ読みすぎて先が読めてしまっていたのが残念だったものの、そうでなければもっと楽しめたであろうにな、と思うのであった。