清家雪子のレビュー一覧
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「秒速5センチメートル」の映画を見て、小説を読んで、落ち込んだ。
そこでコミックを読めば救われると聞き、読んでみたが、やはり落ち込んだ。
私は今は高校生で、この物語をとても悲しいものだと感じたが、大人になるにつれてそう感じなくなってしまう気がする。
大人になるということは、妥協が上手くなるというこ...続きを読むPosted by ブクログ -
どうも最後の話が蛇足に感じてモヤモヤする。
澄田は寧ろ好きなキャラなのだが最後の最後に締めをまかせる人物ではないだろう。
良い点は映画には描かれなかった理紗との関係が明らかになっていた点と貴樹が新たな職場で働きだしていたのが見所だ。
やはり締めは映画と同じで良かったんではないだろうかPosted by ブクログ -
"「断ち切りたくても切れないんだ
だってお前の詩は俺そのものなのだから」
「おまえの詩だっておれそのものだったよ おまえの方が先に…」
「ああだから 俺たちは二魂一体ってことだな」"
理解できそうで今ひとつよくわからないままに、ぐざっとくる表現が紛れ込んでいて牙を剝いて襲ってくる感じが最高に好き。...続きを読むPosted by ブクログ -
重い。漫画なのに読むのに数日を要しました。
国文かじったおかげでネタとか一部の詩とかは解るのですが、朔太郎こんなに重かったっけ?などと考え中。
雰囲気に飲み込まれます。
体力ないと読み返しは無理かもしれません。Posted by ブクログ -
辛いサイパン編終えて一部時代戻りました。
重い。もう読んでられないと重いながらも啄木キタ、とか、三島ー!とか、思う自分はきっと毒されてます。
朔太郎の病みっぷりが普通に見えてきました。Posted by ブクログ -
3巻では、室生犀星、石川啄木らがそれぞれ時空を超えて少女と恋(?)に落ちる。淡々と描かれているのに、なぜかせつない。相変わらず狂った世界なのに、だんだんそれが心地よくなるから不思議。Posted by ブクログ
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"犀 だいじょうぶだよ
言葉は現実を覆すことはできないけど
同じ夢はみせられるよ"
核心に近づいているような気がしてもよくわからなくて。
言葉と絵に良くも悪くもくらくらとさせられる。
"「兄さん
巻き戻してもまた9月1日は来ますよ
1940年もまた来るんですよ」
「それでも
何度も 何度も巻き戻...続きを読むPosted by ブクログ -
詩人たちへの戦争責任。高校の授業できいたことある、光太郎は、戦争賛美者だったとか。
時代に流されただけだと思うけれど、影響力あるから、その責任は大きいのかもしれない。
でも、責任とれ、と言われても、どうとっていいか、わかんないよねー。
ただ、こんな過去があったと、世に知らしめることはすべきだと思う...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻は探り探り読んだ感じだけど、この巻で一気に引き込まれた。色恋沙汰と大戦の凄惨さ等々が入り交じり、時代やら精神世界やらを行ったり来たりと目まぐるしい。
そして安定の朔。病みに病んで狂ってるけど時々的を得た事を言う。けどやっぱり狂ってる。
空襲の中、敗戦を経験した作家と日本の敗戦を知らない作家(正確...続きを読むPosted by ブクログ -
なんだか不思議なおはなし
いきなり死んじゃうと
あぁなっちゃうだろうなぁ
頭ではわかってても
整理できない
想像でしかないけど
死後の世界はこんな風なのかなって思いながら読んでた
でも蘭子ちゃんからしたら
すっごく怖いし迷惑だよな~Posted by ブクログ -
お母さんが蘭子に
一紗のことを話しているシーンで
ボロボロ泣いちゃった。
蘭子は本当にいい子
いてくれてよかったな
玉男はいまいちよくわかんなかったけど
みんなハッピーで良かったのかな(^^♪Posted by ブクログ -
物語でしか伝えられないことってある。
いくら具体的に文字で書いても伝わらないことを表していると思った。
8ページに渡る悲しみの表現は買う価値があると思う。Posted by ブクログ -
“「そのために君は自ら望んで心を病んでるんだろう?」
「望んでません
おれは健康になりたい…」
「ほんとうの君は健康体なんだよ
それをわざわざその太く立派な神経の保護膜を削ぎ落とし
剥き出しにしてぶるぶる震えさせている
自ら望んでそうしているんだ 壊れたいから壊れ」
「白さん やめてください」”[P...続きを読むPosted by ブクログ -
幻想的で病的で、狂気にひっぱられるような漫画。作者の思入れも元となった詩の読み込みもはんぱなくて、独特の世界観とストーリーがくせになる。朔の病みっぷりが滑稽なほどでかわいそうだが笑えた。Posted by ブクログ
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作家にとって、居心地が良かったのは、明治~昭和初期なのかな、と空想する。
□街に住まわせて、さらに居心地よくさせたのが、このマンガ。
正直、この時代の作家の本なんて読んでないし、教科書でしか知らないけれど。
朔太郎のダメなおぼっちゃま風な感じが良いね。白秋の非否人ぶりが良い。もう一人の行方不明者の今...続きを読むPosted by ブクログ -
小学生の恋愛なんて今思えばかわいいものだけど、当時は小学生なりに一生懸命恋愛してたなーと思います。普通なら次の恋愛に移っていくんでしょうが、主人公はそれが出来ないくらい相手を好きになってしまったんですかね。Posted by ブクログ
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想像よりもホラーっぽい部分や幻想(妄想?)っぽい部分があったが、とても面白かった。
朔太郎を主人公に、彼の周囲にいた近代詩人、歌人たちが描かれているが「え?こんな人?」と驚くような解釈もあり、新鮮で良かった。
(個人的には、シキの弟子二人の闘いがツボすぎた、あんなマッチョな歌人いないって、笑)
近代...続きを読むPosted by ブクログ