月に吠えらんねえ(1)
  • 完結

月に吠えらんねえ(1)

814円 (税込)

4pt

□(シカク:詩歌句)街。そこは近代日本ぽくも幻想の、詩人たちが住まう架空の街。そこには萩原朔太郎、北原白秋、三好達治、室生犀星、高村光太郎らの作品からイメージされたキャラクターたちが、創作者としての業と人間としての幸せに人生を引き裂かれながら詩作に邁進する。実在した詩人の自伝ではなく、萩原朔太郎や北原白秋らの作品から受けた印象をキャラクターとして創作された、詩人たちと近代日本の業と罪と狂気の物語。

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月に吠えらんねえ のシリーズ作品

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  • 月に吠えらんねえ(1)
    完結
    814円 (税込)
    □(シカク:詩歌句)街。そこは近代日本ぽくも幻想の、詩人たちが住まう架空の街。そこには萩原朔太郎、北原白秋、三好達治、室生犀星、高村光太郎らの作品からイメージされたキャラクターたちが、創作者としての業と人間としての幸せに人生を引き裂かれながら詩作に邁進する。実在した詩人の自伝ではなく、萩原朔太郎や北原白秋らの作品から受けた印象をキャラクターとして創作された、詩人たちと近代日本の業と罪と狂気の物語。
  • 月に吠えらんねえ(2)
    完結
    814円 (税込)
    □(シカク:詩歌句)街。そこは近代日本ぽくも幻想の、詩人たちが住まう架空の街。実在した詩人の自伝ではなく、萩原朔太郎や北原白秋らの作品から受けた印象をキャラクターとして創作された、詩人たちと近代日本の業と罪と狂気の物語。衝撃的な内容で話題の1巻に続き、近代日本の闇へ踏み込む第2巻登場!
  • 月に吠えらんねえ(3)
    完結
    814円 (税込)
    朔太郎、白秋(はくしゅう)、犀星(さいせい)らの作品からイメージされたキャラが大活躍! 膨大な資料を下敷きに創作の喜びや絶望、詩人たちの戦争責任にまで言及し、近代日本の歴史をも活写! 漫画にしかできない表現で漫画というジャンルを超えた傑作をぜひその目でご覧ください!!
  • 月に吠えらんねえ(4)
    完結
    814円 (税込)
    作中にふんだんにちりばめられた近代詩そのもの凄さに酔い、架空の街で虚実の境を徘徊する、朔太郎、白秋(はくしゅう)、犀星(さいせい)らの作品からイメージされたキャラの圧倒的な存在感に酔い、膨大な資料を下敷きに緻密に物語を組み立てた作者の過剰な愛情に酔う。話題集中の近代詩歌俳句エンターテインメントをこの機会にぜひ!
  • 月に吠えらんねえ(5)
    完結
    814円 (税込)
    萩原朔太郎作品のイメージから生まれた「朔くん」、北原白秋作品から生まれた「白さん」、室生犀星作品から生まれた犀。戦中詩を強要され苦しむ朔、□街と朔の関係を追求する白、戦場の悲劇を目撃し続ける犀、3人の詩人たちは近代日本の闇に直面する。膨大な資料を下敷きにした、話題集中の近代詩歌俳句エンターテインメント、あいかわらず独走中!
  • 月に吠えらんねえ(6)
    完結
    814円 (税込)
    戦前・戦中の日本の近代詩歌俳句闇鍋ジェットコースター! 萩原朔太郎作品をキャラクター化した「朔くん」、北原白秋作品から生まれた「白さん」、室生犀星作品から生まれた犀ら、近代の詩人歌人たちが住む□(シカク)街はいよいよ不穏さを増す。暴行により気を失ったままの朔を救うべく、ミヨシくんと釈先生が謎の解明に乗り出す!
  • 月に吠えらんねえ(7)
    完結
    814円 (税込)
    第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・新人賞を受賞! 萩原朔太郎作品や北原白秋作品のイメージをキャラクター化し、評論や研究でさえ言及できなかった深みを、漫画ならではの自由さで近代詩と日本の近代を描ききった快作。最新刊では主人公・朔はついに親友・犀に再会するが……!? 物語は核心に迫る詩歌俳句エンターテインメント!
  • 月に吠えらんねえ(8)
    完結
    855円 (税込)
    萩原朔太郎作品や北原白秋作品のイメージをキャラクター化し、評論や研究でさえ言及できなかった深みを、漫画ならではの自由さで描ききり、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・新人賞を受賞! 長い旅に出た親友・犀に再会した朔はついに小説街の龍くんと出合うが……!? 朔を巡る謎の鍵を握る龍くんとともに縊死体の真実に挑む詩歌俳句エンターテインメント!
  • 月に吠えらんねえ(9)
    完結
    855円 (税込)
    萩原朔太郎作品をキャラクター化した「朔くん」、北原白秋作品から生まれた「白さん」、室生犀星作品から生まれた犀ら、近代の詩人歌人たちが住む□街の天上松に宿った縊死体の謎を解くため、朔くんは小説街の「龍くん」に再会する。龍くんは真相を小説家の論理力で組み立てようとする。一方、天上松に宿ったもうひとつの何かと対面した白さんは……。近代詩歌俳句闇鍋的ジェットコースター、最新9巻の発売です!
  • 月に吠えらんねえ(10)
    完結
    712円 (税込)
    小説街の龍くんの勧めで□街へ向かった朔くんが見たものは変貌した詩人たちの町。白さんは「ひのもと」との接触で□街を管理し守る神と化していたのだった。縊死体の謎を解くため白さんに会おうとした朔くんだったが、再会した二人に起こったこととは。最新10巻、物語はついに核心へ!!
  • 月に吠えらんねえ(11)
    完結
    712円 (税込)
    萩原朔太郎作品から生まれた「朔くん」、北原白秋作品から生まれた「白さん」、室生犀星作品から生まれた「犀」など、詩人本人ではなく作品のイメージをキャラクター化。詩人たちが暮らす近代市□(シカク/詩歌句)街に住む詩人の朔くんは、本人は自覚なく□街の神として町を詩人の理想の土地として管理していたが、知らずにその神の力で詩壇の師匠の白さんに強く働きかけ、自分の男性・詩人としての理想を白さんに具現化してしまっていた。ある時、□街に出現した愛国心の一表出である「縊死体」は朔くんに取り憑くが、それは戦争を悔いるあまりに愛国心までも否定しようとする戦後の日本の総意識に対抗するためであった。縊死体に侵食され一体化した朔くんは変質した白さんと複雑に影響を与え合い、神としての力が白さんにも流れ込み、白さんは二体に分裂。ひとりは新しい神として□街を守り、ひとりは男性として女性化した朔くんと結ばれるが、縊死体、戦争翼賛文学までも愛国心として認める白さんが守る□街を責める「戦後の日本の総意識」の攻撃は激化する。朔くん、白さん、戦場巡りで戦争の悲惨さを経験させられた犀の選択とは。第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・新人賞を受賞した近代詩歌俳句ファンタジー、ついに完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

月に吠えらんねえ(1) のユーザーレビュー

近代詩歌俳句、と聞いてみなさんは誰を思い浮かべるでしょうか。正岡子規?与謝野晶子?中原中也? そもそも学校の授業では、近代文学そのものに接する時間をそう長くは持てなかった方も多いかもしれません。
本作は、□街(詩歌の「し」・短歌の「か」・俳句の「く」で「しかくがい」!)という近代日本のような架空の街に住む、萩原朔太郎や北原白秋、室生犀星、三好達治、正岡子規などの詩人や作家本人ではなく作品イメージをもとに創作されたキャラクターたちが、詩を作ったり、作れなくて苦しんだり、街はずれの丘の上にある天上松にかかっている身元不明の縊死体を見つけて検証したり考察したりしながら、ひいては文学と戦争の関係が匂わされたりする、詩歌俳句ファンタジーマンガです。読んでいて次から次へとジェットコースターのように話題が転換していくので、支離滅裂なようにも見えますが、史実とフィクションのバランスが非常に絶妙で、読み進めずにはいられないほど先が気になるのです!
キャラクターとして登場する詩人に全集があればすべて読んでいるという作者の知識がふんだんに生かされた本作、すべての文学少年少女&元文学少年少女必読の書です! 作中にちりばめられたいろいろな作品が気になった方は、それぞれの詩人の詩集なども是非ご一緒にどうぞ。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    再読。月吠えは全巻読んでいるのでこのあとの展開がありありと思い浮かべられて、読みながら「平和だなあ……」と思った。
    これは10代のわたしのバイブルである。引用される詩はみな暗誦できる。いちばん好きなのは『殺人事件』。
    縊死体が現れる前の、みんな仲良くのんだくれて、朔くんが安心して病んでいられる□街が...続きを読む

    0
    購入済み

    紙と電子両方買いました

    30
    2022年09月28日

    紙の本でも買っているのですが、いつでも読めるようにしたくて電子で買い直しました。
    改めて読むと、先生が本当に色々調べて描いてらっしゃることが分かります。
    詩人歌人の関係性に興味を持ったのもこの本がきっかけで、また詩集や小説の原本も読み直したいと思えます。

    #エモい #タメになる

    0
    購入済み

    2022年09月29日

    この本を読むまでは登場人物として出ている詩人にあまり興味はなかったのですが、すっかりとハマってしまいました。
    名前だけは知っている詩人ばかりですが一人ひとりの個性が強烈で面白いです。
    とにかく情報量が多く文字の多い作品なので読むのは大変ですが読後は良い刺激に満たされています。

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月26日

    すっごい面白い 変なハマり方してしまった…。元作品を読んでみようと思います。ブログの番外編・作品紹介とかの朔太郎のお手紙の話も好き。

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月18日

    白秋って童謡のイメージが強かったけれど、女まみれのスキャンダラスな人だったんですね。「この道」も女性との会話が元なんでしょうか。朔太郎も改めて読むと凄い狂気ですね。
    面白かったです。

    0
    購入済み

    2017年03月30日

    気付いたら一晩で全巻購入していました。

    タイトルや表紙や設定からマニアックな雰囲気が漂っていて、実際内容もマニアックですが、過激な表現があるにもかかわらず趣味に走りすぎとか自己満とかそういう感じはしません(趣味に走ってるっぽい表現があっても、この作品ではそこにちゃんと意味もある)。
    物語の構...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月14日

    狂気がすごい、狂った人しかいない。
    思ってたのよりハードだった。

    私自身に詩を解する素養が無いのが悔やまれるし文学史もあやふやだ~けどわからないなりに十分楽しい。

    0

    Posted by ブクログ 2016年01月05日

    嵌ると知ってて敬遠していたが読んでみた。完敗だった。完全にドストライクに好みです。多くのBL表現に拒否反応が出るのだけど、この作品のBLはOKだった。事実に基づいて表現しているからだろう。沢山のモノローグや朔のカジュアルな病み方が最高オブ最高です。朔の病み方が物凄くかわいい。表現方法が全体的に詩的で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月02日

    なんかもうダメダメな感じで、しかも格好良さが全部排除されて、ホラーテイスト?なのが良い感じ!
    主人公が素敵に病んでて、ドツボです。

    0
    購入済み

    有名文人がいっぱい

    2015年05月29日

    詩人そのものではなく、その作品群から得た印象をキャラクターにして、仮想の世界でワチャワチャする話。
    絵が綺麗で内容も不思議だけど面白いし、それぞれの原作の詩集を読みたくなる。白さん(北原白秋)がイケメンすぎ。

    0

月に吠えらんねえ(1) の詳細情報

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
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