川野靖子のレビュー一覧

  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
    人狼と吸血鬼ら異界族が、“人間化”する現象が起き、夫のマコン卿はアレクシアになにも告げずに故郷のスコットランドに発つ。
    陰の議会の議長であるアレクシアは、謎を解明するため飛行船でスコットランドに赴く。

    アレクシア女史の夫は狼で父親はホモで新しくできた友達は男装家でメイドはレズ……。あらゆる可能性が...続きを読む
  • アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う
    〈英国パラソル奇譚シリーズ 4〉魂なき者(反異界族)で陰の議会の(議長)ヒロイン・マコン夫人。人狼団アルファでBUR捜査官ヒーロー・マコン卿。再同居も前途多難な夫妻の妥協案は奇策だけど なるほどって感じ。確かにちび迷惑のために一番安心できるかも。
    “女王”暗殺問題やヒロイン父の過去のお話や興味深い展...続きを読む
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
    前作を読み終わってすぐに次が読みたいと思い
    思わず購入してしまった本。

    新しい発明品が出てきてスチームパンクっぽさが
    出てきたかしら?
    一番の読みどころはマコンとアレクシアのやり取り。
    ロマンスとして、はらはらさせられた最後の落ちは
    続けて3巻目を夜通し読み続けたくなるほど。
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う
     19世紀ヴィクトリア朝イギリスも舞台としてはとても魅力的ですが、その舞台を、吸血鬼や人狼、ゴーストといった影の住人が活躍するというのだから、わたしとしては美味しすぎます。
     「吸血群」や「BUR」「影の議会」などの組織によってみずからを統率し、文明化によって人類と共存するという設定は、当時の時代背...続きを読む
  • フォワード 未来を視る6つのSF
    アメリカが誇る実力派SF作家の中編集。
    仮想空間内のキャラクターが人格を持ち始める編者クラウチの「夏の霜」から始まり、今や泣く子も黙る、飛ぶ鳥を落とす勢いのアンディ・ウィアーの量子コンピュータでカジノをハックする「乱数ジェネレータ」で締める。どれもモダンでキャッチー。イマドキのSF。退屈な小片などひ...続きを読む
  • ボーンズ・アンド・オール
    23年に公開されたティモシー・シャラメとテイラー・ラッセル主演の同名映画の原作。
    タイトルの意味は「骨まで全部」
    16歳の少女マレンはイーター(Eater)。即ち、人を食べる衝動を抑えられない。一番最初は彼女がまた幼かった時にベビー・シッターだった。
    物心ついた時には既に父は行方不明で、母と二人暮ら...続きを読む
  • 蜂の物語
    蜂の一生を物語に変えてしまった一冊です。不思議な読書体験。
    ページを開くたびにずっと不思議な世界に浸れますが、意外と感情に起伏なく読み終え。
  • 蜂の物語
    ディストピア小説的な要素がしんどくなるかもと思ったのですがそんなこともなく。
    むしろ蜂のドキュンタリーを読んだような、生態がリアルに感じられて、勉強になりました(笑)

    蜂の巣の規律の中で、個ではなく、集団の中の種として生きなくてはならず、ひとつの意識体としても動いているはずなのに。
    特殊生はあって...続きを読む
  • 炎と血 II
    本物の「歴史書」を読んでいるようだった。時代が過ぎるにつれ、登場人物も増え、同じ名前、似た名前も多く、巻末の家系図を確認しながら読んだ。そこもまた本当の歴史書みたいだった。
  • 炎と血 I
    ターガリエン家の治世を綴った本。「アーチメイスター」が書いたという設定になっていて、最初は歴史書を読んでいるかのように感じた。小説としては味気ないようにも感じたのだが、読み進めていくと、どんどん面白くなっていった。
  • 蜂の物語
    ディストピアモチーフと漏れ聞いていたので、蜂みたいな社会を形成している人の話なのかと勘違いしていたが、完全に昆虫の蜂の話だった。ハダカデバネズミや蜂といった真社会性の生物のことを知らないほうがかえって楽しめるかもしれない。主人蜂が産んだ卵をオスだと最初勘違いしていたのはなぜ…?ここは新約聖書味を出す...続きを読む
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    ゲーム版ウィッチャー3がとても面白くて、原作も読んでみました。 
    原作は登場人物が多いので、ゲームやNetflix でウィッチャーを知らない人には、内容を理解しにくいのかな?とも思い、星4にしました。
    ですが、ウィッチャーを知ってる人には、とても楽しく読めると思います! シリとゲラルトの関係、トリス...続きを読む
  • 炎と血 II
    今月に控えるGOTのスピンオフ
    ハウス・オブ・ザ・ドラゴン の原作。
    とんでもない規模で一族間が争うので戦争の規模やドラゴンの数が桁違い。
    ドラゴン同士よ激しい闘いなども詳細に描かれるため、ドラマ版は物凄いアクション大作になる可能性が高くてめちゃくちゃ楽しみ
  • 炎と血 I
    ドラマ #ハウス・オブ・ザ・ドラゴン の100年前、ウェスタロス大陸をターガリエン家が征服した頃からを記す歴史書。
    ゲースロの時代よりドラゴンのデカさも数も全盛期で戦の規模も壮大なので最高。
    2部からドラマで描かれる時代らしいので早く読まねば
  • ウィッチャー短篇集2 運命の剣
    ウィッチャー短編集の第二弾。前作の後、長編の前にあたる。
    前作がウィッチャー世界でのさまざまなドラマにゲラルトが関わっていく話が多かったが、
    今作はゲラルト本人に深くかかわる話が多い。
    イェネファーとの痴話喧嘩から始まり、ウィッチャーとして生きることの重さを経て、長編へと話がつながっていく。
    相も変...続きを読む
  • 王たちの道 1 白き暗殺者
    結束という魔法的な力が冒頭に出てきて、なんだろうとなる。その後、背景を理解するための物語が続くが、それを耐える価値はある。2,3と読み進むにつれて、この本に夢中になっている自分に気がつくことになる。重厚な物語を望む人におすすめです。
  • 王たちの道 2 死を呼ぶ嵐
    イライラする展開で何度も読むのが止まってしまうが、なぜか戻って来てしまう。いずれくる3での熱狂を予感するのだろうか?読み進めで後悔はないので、頑張りましょう。
  • 蜂の物語
    表紙が素敵で手に取った一冊。
    蜂の世界を擬人化し話。どうなるか続きが気になりすぎて、一息に読んだ作品。
    フローラの秘密がばれないかハラハラしすぎた。
    心を読まれるとか、集合意識とか、女王の愛など、蜂ならではのフェロモンの世界もすごいなーと思った。
    『侍女の物語』になぞらえたとのことで、『侍女の物語』...続きを読む
  • ウィッチャー短篇集 1 最後の願い
    小説版ウィッチャーの前日譚となる短編集。あいも変わらず厳しい世界で、真面目にユーモアの押収を繰り返し、そして信念に従ったほろ苦い決断を下す人々のドラマ。
  • 炎と血 II
    家系図見てこれで完結かと油断してたけど、えっ、、これまだ続くの?笑
    いやおもしろいから全然大歓迎なんだけど・・・本編よ笑