川野靖子のレビュー一覧

  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
    英文学が好きなのは会話のテンポの良さ。訳者のセンスに左右されるのでほんとは原文読みたい。マコン夫妻の会話と関係性ステキ。ファンタジーものとしてではなく、純粋に人間(?)模様が楽しい小説。3作目も読も。
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
    読み終わった途端、えぇっ!?なにそれ!と思いました。
    アレクシアはこれからどうやってマコン卿の誤解を解くのか、気になります。

    そして、あまりにも気になったので、三巻を原書で買いました。
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    ゲームから興味持ち原作読んでみたがこれは読みづらい。さも当たり前のようにエイダーンだのマハカムだのとわけわからない言葉が出てくる。そこがウィッチャー世界をより深いものにしている、フレーバーテキストなんだと思うが、くどいぐらい登場するので嫌になってくる。ゲームでも実際には登場しない地方についてよく語ら...続きを読む
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う
    相変わらずのドタバタ劇、魅力的な登場人物たち。
    アレクシアの妊娠が発覚、本来起こらないはずの事が起こった為に、マコン卿には疑われ、ゴシップに叩かれ、吸血族には命を狙われる。
    旅の目的は、汚名返上。目指すはテンプル騎士団。すごいストーリー。
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    魔法剣士ゲラルトと、不思議な力をもった運命の子シリの話。シリの成長物語。

    家族からのクリスマスプレゼント本。「ファンタジーは、10代の主人公が、喋る人間外生物と一緒に悩んだりしながら頑張る話ばっかり」と言ってたら、ファンタジー&ゲーム好きの夫が「そうじゃないファンタジーがあることを証明する」と言っ...続きを読む
  • ボーンズ・アンド・オール
    【2023年20冊目】
    読み終わった瞬間、「なるほど〜」って声が出ました。いや何もなるほどなことはないんですけど、こう来たか〜っていう。映画化もされるようですが、同じ流れだったら低評価つけちゃいそうだなぁ、そんな感じ。

    ーー愛情を感じる相手を食べ殺してしまう

    というあらすじに、面白そう!と思って...続きを読む
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    種族入り乱れた政治と戦争の話だ。ゲラルトの言う中立は単なる傍観者というニュアンスではないようだ。綺麗事なのかもしれないが、みんなが憎しみや欲を捨てられたら戦争はなくなるのだろう。
    シリが運命のために、周囲から命を狙われているのが不憫でならない。
    イェネファーとゲラルトの間に「切望」があったというのは...続きを読む
  • 蜂の物語
    人間にような視点で描かれる蜂社会に引き込まれる
    長く地球を生き抜いた蜂が後発の人間に危機に晒されるとこは辛い
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    Netflixのドラマが面白かったので原作がどんな感じなのか知りたくて読んだ。

    スラブ神話を元に創られた壮大なダークファンタジー。シントラの姫・シリラ、白髪の魔法剣士・ゲラルト、魔法使い・イェネファーの三人を主役に物語が進む。

    エルフやドワーフ、ハーフリング、魔法使い、魔法剣士、人間とのいざこざ...続きを読む
  • 蜂の物語
    主人公のフローラ717は或る巣箱の中で生まれた蜜蜂。フローラ族(フローラ=植物。花の種類も特定されていない、蜜蜂の世界では最下層の一族)は仲間の死骸の廃棄や巣の掃除を担当する「衛星蜂」の中の一匹。並よりはるかに身体が大きい規格外として生まれ、奇形を排除する警察蜂によって「排除」されるところを巫女を務...続きを読む
  • ウィッチャーII 屈辱の刻
    バトルシーンの描写が生き生きと頭に思い描けて、いい意味で、人気ゲームの原作なんだと実感した。
    展開も期待通りで。
    末端役人や傭兵にも名前と役割があり、彼らの視点で国どうし種族を超えた戦争が語られるのもおもしろい。
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う
    19世紀英国が舞台のファンタジー、かなり文の量が多めです。
    大人向けですね。子どもが読んでもわからない部分が多いし、疲れてしまうと思います。
    海外作品なので、英国について予備知識が必要かも。日本語訳が全5冊。スピンオフが4冊と、続編が1冊。まだ続くようです。
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼
    サネッド塔の騒乱の後、大怪我を負ったゲラルトはトリスの助けで木の精の森ブロキロンへと逃げて傷を癒す。シリはトル・ララの壊れた転送ゲートによって灼熱の砂漠へと飛ばされる。イェネファーは混乱の中行方不明に。
    バラバラになった3人はシリを目指して集まろうとするが、至る所で炎をあげるニルフガードと北方諸国の...続きを読む
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    ゲームのほうのウィッチャー3をたいへん楽しくプレイして、すっかりキャラロスになってしまったので原作を読んでみることに。

    ゲームの時代よりもう少し前なのかな。

    イェネファーはゲームそのまま。(逆なのだろうけど敢えて)
    ゲラルトはゲームよりもうちょっと厭世的な様子に見えます。
    他のキャラたちもなかな...続きを読む
  • アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う
    19世紀イギリス。人類と吸血鬼や人狼、ゴーストなどの「異界人」が共存し、貴族や上流階級の人々は舞踏会や晩餐会で社交を楽しむ時代。
    イタリア人の父の容姿と奔放な性格を受け継いだためか、ロンドンの社交界では異端のオールド・ミスとして知られるアレクシアは、異界族の力を無効化してしまう特殊能力の持ち主、「反...続きを読む
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼
    2巻までは翻訳されていたシリーズ。ゲームのおかげで続きが出るかどうか…と思っていたら無事発売になって嬉しいです。5巻までぜひ出してほしい。
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う
    前回、ソウルレスのアレクシアと人狼のマコン卿との間には子供が出来ないはずと不貞を疑われて実家に帰ったアレクシア。

    反りの合わない実家でなんて、じっとしていられるはずもなく、安住の仮寓を探します。ところが、彼女の子供がマコン卿との子だと信じてくれた?!吸血鬼たちから命を狙われ…ロンドンを離れることに...続きを読む
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    ゲーム Witcherシリーズの原作小説の翻訳書。
    Witcherシリーズにのめりこんだ口なので、その延長線上で購入。

    時系列としてはWitcher 1より前の時期の物語で、Witcher 3の物語の背景となる、主人公ゲラルト(Geralt)とシリ(Ciri)との出会い、ケィア・モルヘン(Kaer...続きを読む
  • アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う
     今巻は前回の終盤に妊娠が発覚し、それを知ったマコン卿によって追い出されたアレクシアが「反異界族」について調べ、加えて自身の潔白を証明するためにイタリアを訪れる話。

     今回もアレクシアが奔放に動いてハラハラドキドキした、そしてアレクシアを喪失したマコン卿のダメッぷりとそれをフォローしようと奮闘する...続きを読む
  • アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
    今回はロンドンで起こる"異界族人間化現象"の原因を探るためマコン夫人となったアレクシアが飛行船で向かったのはかつて夫 マコン卿が捨てた人狼団。そこでアレクシアはさまざまな事件を乗り越え自身の性質"反異界族"の本質に触れることになります。
    しかし大部分が解決に向かおうというときにアレクシアとマコン卿に...続きを読む