川野靖子のレビュー一覧

  • 炎と血 II
    人間はもう死にすぎでいちいち悼む暇もない。
    ドラゴンの知能と生態をもっと詳しく知りたい。
    特にターガリエンの人間を火葬する時。
    故人の乗っていたドラゴンが担当するのか?
    遺体とはいえ慣れた人間に火を吐けるのか?
    そもそも騎乗者以外の命令を聞くのか?
  • ウィッチャーV 湖の貴婦人
    群像劇。
    伏線というほどでもないけど、物語のなかに散らばっていた人物たちと彼らの過去現在未来が絵画・書物・夢・本の世界を通じて収束していく巻。一気読みしてよかった。あんな人がこんなところでこんなふうに。

    シリの能力の種明かし、戦争、運命の謎解き、ラスボス退治、戦後処理の政治と人種対立、と別の作品の...続きを読む
  • ウィッチャーV 湖の貴婦人
    大人の、過酷で、残酷なファンタジーだったな。でもそれでも進んでいくであろう未来を感じる終わりだった。なんせ登場人物も情報も多いので理解できてるのか不安だけど。なんかこう、やるせないなーと思うことが多かったな…人の欲とか弱さとか傲慢さとか。ストーリーの壮大さはもちろんなのだけれど、個人的には人々(他の...続きを読む
  • ウィッチャーIV ツバメの塔
    未来の人物の語りや主要3人以外が軸になってポンポン入れ替わる視点で謎解きがテンポ良く進んでおもしろい。(でも夢と書物に頼りすぎ)
    なにそのアビリティ?FF?みたいなのとか。
    カヒルの萌え設定とか、好み。
    ホントに次の巻で終わるの?
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼
    主要登場人物が2巻からさらに分厚くなって、仲間も増えて(しかもゲームならむちゃくちゃ心強いジョブだらけ)、謎はそれほどひっぱらないで明かされるので読みやすい。もうちょっと込み入っててもいいくらい。

    急に時空ジャンプした新しい時系列出てきて、今後これがからんだりするのかな。

    女性たちがいきいきとし...続きを読む
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼
    読み始めから最後まで、ジェットコースターのような小説ではないですが、ファンタジーにありがちな白黒がハッキリした小説ではないですが、人気のゲームソフトの原作として、重層的な展開に魅了される第3巻でした。
    次の巻を読むのが楽しみです^_^
  • ウィッチャーII 屈辱の刻
    第1巻より、読み応えかあります。
    登場人物が多すぎて大変ですが、主要な人物は何回もでてくるので大丈夫です^_^
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    ニンテンドースイッチ版、ウィッチャー3が発売されるとのことで、その前に、原作を読むことに。
    ストーリーの進み方もサクサクとして爽快だし、主人公をはじめとした登場人物の台詞が、奥行き感があります。
    ストーリーが大きく動きそうな、第2巻も楽しく読めそうです。
  • ウィッチャーIV ツバメの塔
    アヴァラック!(待ってました!)

    シリの苦難。
    ゲラルトとシリには皇帝エムヒルと残虐な大魔法使いヴィルゲホルツによって幾人もの暗殺者が放たれている。
    シリを追うゲラルトは旅の仲間を増やし、かすかな情報を頼りに前進し続け、やがてドルイドに示されたトゥサン国境付近の洞窟で壁画を描くエルフの賢者と邂逅す...続きを読む
  • ウィッチャーII 屈辱の刻
    魔法剣士(ウィッチャー)ゲラルトを主人公としたファンタジー小説の第2巻。
    前半は北方諸王国派とニルフガード帝国派に分かれた魔術師たちの抗争が描かれる。
    ゲラルトとシリラはそこに巻き込まれて大変なことになっちゃうんだけど、ゲラルトおじさんの場合はその前に女魔術師たちとウハウハしてたから、全然同情できな...続きを読む
  • ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する
    ソフロニアのシリーズ最終巻。タイトルの恋に陥落というほど恋愛要素はありません。目新しいガジェットもないですが、他のシリーズと少しリンクしてるとこが、うまく常連客を手なづけてる感はあります。
    軽く楽しく読めて安心感のある終わり方。
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    中世ヨーロッパ風の世界で繰り広げられる剣と魔法のファンタジー。
    怪物退治を生業にしている魔法剣士ゲラルトが救った少女シリラは、亡国の王女にして
    世界を破滅させるほどの魔力を秘めた「運命の子」だった……っていうお話。
    『アルスラーン戦記』と『銀河英雄伝説』をブレンドして、さらに人間の生臭さをこれでもか...続きを読む
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    ファンタジーの王道、争う国とそれに巻き込まれる王の血筋を持った少女。
    エルフにドワーフ、魔女や魔法使い。
    ウィッチャーという非人間の種族。
    人気ゲームの原作という事だけど、原作の面白さは王道なだけあって外さない。
    これはゲームもしてみたいし、早く続編や短編集の翻訳も出て欲しい。
  • プルーデンス女史、印度茶会事件を解決する
    たわいもないスチームパンクロマンス。なんだけど、シリーズ全部読んじゃってる私。ちょろいな。
    古き良き英国にスチームパンク、程よく科学が発達して飛行艇や気球が飛び交うロンドン、異界族と呼ばれる吸血鬼や人狼と人間が共存する世界。
    人狼の貴族の娘で大物吸血鬼の養女、その上特殊な能力を持つ主人公と、ファッシ...続きを読む
  • ウィッチャーIII 炎の洗礼
    前作のサネッド島での事件を受けて、女魔術師会が結成される過程でシリの血統が明らかにされる一方、レジスの身上やゲラルトが「リビアの~」と名乗るに至る経緯が描かれる。ゲームシリーズの背景がいろいろと判って楽しめた。
    ゲームシリーズに登場する女魔術師達はほとんど出てくるが、ミルヴァがゲームには出てこないの...続きを読む
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    人気ゲームの原作だそうだが、ゲームは全然知らない。
    『氷と炎の世界』の続編が待ちきれなくて、別の剣と魔法の世界に手を出してみたのだが…
  • ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ
    ゲイル・キャリガーの2つ目のシリーズ、2作目。
    アレクシア女史のシリーズの25年前という設定です。
    こちらはヤングアダルトというジャンルだそうで、やや若向きの展開。

    19世紀半ばの英国、女性は膨らんだロングスカートのドレスを着ている時代。
    おてんばなソフロニアは全寮制の花嫁学校に放り込まれますが、...続きを読む
  • 神様も知らないこと
    養護施設に入れられることを恐れた姉妹が、両親の死体を裏庭に埋めることから物語は始まる。
    親に愛されなかった姉妹と、その姉妹を見守り庇護し続けた心優しきゲイの老人。
    姉(マーニー)の必死さと比べると妹(ネリー)の身勝手・薄情さが、とても目につき、嫌悪感を覚えるほどだった。
    そんな姉妹を命尽きる、その瞬...続きを読む
  • ウィッチャーII 屈辱の刻
    ウィッチャー小説第二巻。今回も面白かった。ゲームを楽しんだ人なら読んで損はないと思う。ただ、全五巻のうちの二冊目なので終わりが中途半端。第三巻の発売は決まっているものの、完結まで翻訳されるかやや不安。売れているみたいだから大丈夫だとは思いたいが…。
  • ウィッチャーI エルフの血脈
    witcher1、2、3と、ゲームをプレイして面白かったので読んでみた。ゲームの主要人物はもちろん、脇でちらっと出てきたキャラクターも登場しているのが嬉しい。それにしても、このラストで7年も続巻が出ていなかったとは…。