長谷敏司のレビュー一覧
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3巻で基本となる世界設定がほぼ説明され終わったようです。魔法が作用する条件が複雑で、しっかり読まないと全体のストーリーにもかかわっているので、結構読みごたえがあります。魔法バトルの様子もなかなかイメージしづらく、一部でもいいからアニメ化かコミック化して欲しいものです。Posted by ブクログ
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本作のヒロイン、魔法使いの少女メイゼルがいた元の世界での出来事と、彼女が追放されてきた秘密が明らかになり、歴史を操る魔法使いのきずなもいよいよ力が使えるようになってきました。そして最後に驚きの展開、次巻からクライマックスに突入するんでしょうか。あと3巻。Posted by ブクログ
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運命を自在に操るただ一人の魔法使いがその片鱗を見せ始めました。魔法作動の理屈も説明されていますが、使いこなせばほぼ無敵とも思えるこの能力を著者がこれからどう扱っていくのか気になるところです。Posted by ブクログ
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ゲームになかった現場の設定、説明によってゲーム以上にリアリティを感じられた。
序盤から中盤にかけてのスネークの感情の起伏も、ゲームをしているときには感じられなかった『物語』を楽しめた。
ただ、前作にあったような政治的背景が前作に比べるとあまり描かれてなく、各人の描写が多かったので、政治チックな展開が...続きを読むPosted by ブクログ -
SF。AI。
愛と死の物語。
ここまで主人公の内面をリアルに描写した作品を読むのは初めてかも。
はじめの7ページの描写が、いきなりインパクト強い。
内容はなかなか難しいが、心に響くシーンも多い。Posted by ブクログ -
生まれた国の文化を捨てて生きてきたデラシネの話。
小児性愛者を矯正しようとする技術と、その試験台になる終身刑囚の話。
急激に進化するナノマシンを前に、科学者としての自分と父としての自分の相克に悩む男の話。
冷徹で淡々とした筆致で描き出されるのは、SFの文体による個人の魂の話です。SFとしてのアイデ...続きを読むPosted by ブクログ -
本編を読み終えたので読んでみる
主人公が扉絵と違って随分幼い感じだと思ったが
公式サイトにあるギャラリーもそんな感じだった
戦闘装束をみると
レイシア級の情操情報は何を基盤にしているのだろうか謎である
「アナログハック」というのは『攻殻2』の「視線誘導技術」を思い出すなあPosted by ブクログ -
AIが人間の能力を超えてまもなく、様々な領域において人間を管理する役割を与えられ始めた黎明期を描くSF短編集。人類に有益であっても、人智を超えたAIに対する空恐ろしい雰囲気がそこはかとなく漂い、この物語の世界の今後について考えてしまう。Posted by ブクログ
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設定や世界観にの細かさには素直に脱帽するしかない。特にアナログハックという設定は唸らされた。
ただし、文章力やストーリーにはやや疑問符がつく。
特に文章力は、比喩表現がいったい何を指しているのか分かりにくかったり、情景がうまく想像できなかったりする。まぁ、僕の読解力が足りてないだけかもしれないが。
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短編集4編
人工による経験の伝承と文化的背景を扱った「地には豊穣」、小児性愛者の矯正の物語「allo,toi,toi」、宇宙ステーションでの海賊との戦いを描いた「Hollow Vision」、原子力発電所を扱った「父たちの時間」。どれもが少々本格的で、わかりにくく、難しかったが、確固たる世界が構築さ...続きを読むPosted by ブクログ -
表題のとおり登場人物たちを取り巻く「人間性」の葛藤を重点とした短編が4作収められた一冊。一話一話に時間をかけて、ゆっくりと読みたかった…。腰を据えて読まないと魅力が伝わりづらいのだろうなという作品。いつかリベンジする。Posted by ブクログ
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藤井太洋「公正的戦闘規範」★★★
伏見完「仮想の在処」★★★★
柴田勝家「南十字星」★★
吉上亮「未明の晩餐」★★★
仁木稔「にんげんのくに」★★★
王城夕紀「ノット・ワンダフル・ワールズ」★★★
伴名練「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」★★★★★
長谷敏司「怠惰の大罪」★★★Posted by ブクログ -
いろんな作家さんの短編集。
伊藤計画っぽさとかは問うていないらしい。
伊藤計画らしいのもあれば、全く違うものも。
影響を受けて書いた作品というところでまとめてもこれだけ幅のある短編になるんだなあと感心しました。
個人的には、「怠惰の大罪」という作品が面白く、「公正的戦闘規範」という作品が伊藤計画っ...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろ自爆おじさんな印象だった原作ゲーム版でのコブラ部隊にバックストーリーを肉付けして遊びというかシュール要素を削いだ感じ。
特にザ・ソローとザ・ボス、ザ・ソローとアダムスカ、ザ・ボスとアダムスカについて補完されていたのがよかった。Posted by ブクログ -
今は亡き伊藤計劃。
彼に贈る儚さに満ちた物語。
サイコパスまんまだなぁ、とか、ブレードランナーだなぁ、とか、ディックだなぁ、とか。
藤井さんのゲームの大元が、っていうのは実際ありそうだなー、とか。
殆どが、血にまみれ肉にまみれ、痛々しい箇所もありますがそれもご愛嬌。Posted by ブクログ -
人はいつだって孤独だ。いつだって一人で死ぬ。
それは分かりきったことで、でも人間はそのさみしさには簡単には耐えられない。
なんでも機械がしてくれる世界。ホログラムで服装が自由にできる世界。誰よりも何よりも自由であったはずが、結局はがんじがらめになっていた。Posted by ブクログ -
ゲーム本編を真面目になぞっている。スネークも至って真面目。コブラ部隊のバックグラウンドが語られているのが良かった。読みながら食べたものとか映画の話とかお遊び要素を思い出す。Posted by ブクログ