池上永一のレビュー一覧

  • シャングリ・ラ 上
    炭素が通貨となった世界
    東京は変貌していた。

    世界観などおもしろくて目からウロコだったが、
    最後の場面は死んだり生き帰ったりなりふり構わずのドタバタ感が否めなかった。

    ゆえの☆3つ
  • あたしのマブイ見ませんでしたか
    沖縄での話と都会?での話が半々に収められている。
    のほほんとして暢気で爽やかで追い詰められて途方にくれて
    時間も匂いも温度も音も風も人の気持ちなんかおかまいなしに
    通り過ぎて行くけれど、その間に紛れ込む不可思議な出来事を
    抜け目なく描いた作品とでもいうのかなぁ~

    優しくて切なくて温かくてシュールな...続きを読む
  • あたしのマブイ見ませんでしたか
    うーん、少し期待はずれだった。
    表題作は童話の何かで聞いたことのあるような話。
    もうちょっと深みがあってもよかったよー!

    面白かったといえば、「復活、へび女」だなぁ。
    主人公が「自分は○○な変態です」って懺悔するシーンが
    ぷぷって笑えた。
  • バガージマヌパナス わが島のはなし
    那覇空港の書店で『石垣島出身』として紹介されており、機内の暇つぶしに購入。ふだんは手につけないジャンルだが、旅先の気分も手伝ってなかなか面白く読めた。メインのテーマではないが、島が日本(ヤマト)的価値観に侵されていくことへの主人公の抵抗感には、とても共感できるものがあった。
  • シャングリ・ラ 下
    最後まで読んだけど、結局想像してたのとは全然違う方に話が転がっていきました(笑)
    あまりにもトンデモな展開なので、トータルではやっぱり3かなー

    最初はとんでもない極悪集団だった美邦&小夜子だけど、気がついたらイイ感じになり、最後はどうか幸せになってと祈らずにはいられなくなっていた
    そんな私は、エウ...続きを読む
  • シャングリ・ラ 上
    賛否両論あるんでしょうね。
    ワタシは結構楽しく読んでいます。
    ただ、ちょっと長いかなー。
    ようやく、「何が問題なのか」が見えてきた上巻。
    下巻にいかないと感想は何とも言えないなー、でも、下巻は評判悪いようで・・・
  • シャングリ・ラ 上
    読む本ないな~って言った時の,同僚からのおすすめ
    時は,炭素を資本とする新しい経済で動く時代
    温暖化する地球に対して,東京は超巨大&高層建造物「アトラス」に都市を移転
    元の街を森林に変えて二酸化炭素吸収をさせようとするのですが,地上にはアトラスに行けない人々が難民となり,森林に呑まれようとしているか...続きを読む
  • シャングリ・ラ 下
    とんでもねえ話。
    ま、小説なんでもありってのは嫌いではないが、
    これはちょっとついていけないなあ^^
    さすがに死ぬでしょw
  • シャングリ・ラ 下
    おいおい、一体どこまで行くんだぁーーー?
    と思っていたら、どこまでも行っちゃった(笑)。

    スケールの広さ、みなぎるパワー、なんでもありの愉快痛快七転八倒、転んでもただじゃ起きない娯楽作。質・量ともに、ウルトラ大作という名がふさわしい。
    ここまでやるか? やりすぎじゃない? いろいろ崩壊してない?
    ...続きを読む
  • バガージマヌパナス わが島のはなし
    色が浮かぶ。人が浮かぶ。島のお話。最後の顛末が始めからわかりきったもの以外の事件が起こらなかったのが残念。もっと裏切られたかった。
  • レキオス
    超大作「シャングリ・ラ」の原点といわれる作品です。

    でも…理解しにくい展開で読破には疲れました
  • あたしのマブイ見ませんでしたか
    沖縄を舞台に繰り広げられる珠玉の短編集です。

    ただ、池永ワールドの入門編としてはかなり難解かも知れないです。
  • シャングリ・ラ 下
    So I'm starting to think that this author just really isn't for me. I don't even know what it is. The writing style is okay. It kind of has a "light n...続きを読む
  • シャングリ・ラ 上
    So once again, I have tried reading another book from this author and once again, I am disappointed. Am I surprised? No, I am not.

    I don't think I wa...続きを読む
  • ぼくのキャノン
    帝国陸軍が配備した96式カノン砲を中心に繰り広げられる沖縄某村の危機と救済劇。風車祭とシャングリラの中間に位置する作品と思うが、前者の清々しさ、後者のいい意味での支離滅裂さがない。ストーリーは良く出来ていて、巫女である老女を始め全ての登場人物のキャラが立っている。しかし、さほど好きになれぬ作品だった...続きを読む
  • シャングリ・ラ 上
    この人は『テンペスト』を書いて話題になった人です。
    まだ読んだことはないので、ものは試しということで読んでみました。

    この作品は設定が未来のSFファンタジーです。
    地球温暖化を阻止するために、政府は東京をそのまま超高層建築物である『アトラス』に移行して、地上を森林化する政策を取ります。
    世界は炭素...続きを読む
  • シャングリ・ラ 下
    この人は『テンペスト』を書いて話題になった人です。
    まだ読んだことはないので、ものは試しということで読んでみました。

    この作品は設定が未来のSFファンタジーです。
    地球温暖化を阻止するために、政府は東京をそのまま超高層建築物である『アトラス』に移行して、地上を森林化する政策を取ります。
    世界は炭素...続きを読む
  • シャングリ・ラ 下
    どんどん話が展開していく上巻は面白かったが、最後はめちゃくちゃ・・・。はちゃめちゃ感が面白いっちゃ面白い。テンペストに期待
  • シャングリ・ラ 上
    森林化した今わたしたちが暮らす東京。
    超高層建造物を造り、そこに都市を創りはじめた人類。
    上にいけば行くほど個人の持つ位も高くなっていく。

    今ある価値がなくなり、今ない価値が存在する。
    そして結局技術文明を求めた先にあったものは未開文明の文化だった。
    なーんていう環境問題を書いてるかと思...続きを読む
  • 風車祭 下
    優しい話だ。

    登場人物がすごく個性的でそんな人達を育む沖縄の風土がとても魅力的です。

    いつか行ってみたいものだ。