池上永一のレビュー一覧
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「マブイの行方」「サトウキビの森」「失踪する夜」「カジマイ」「復活、へび女」「前世迷宮」「宗教新聞」「木になる花」の全8篇。ページ数は厚い本ではないのに、どれも量的にボリュームのある短編だった。前半の4篇は沖縄を舞台にしている。沖縄のあざやかな風俗が目に浮かぶようだ。
どれもよかったが、「サトウキビ...続きを読むPosted by ブクログ -
沖縄出身の作者が紡ぐ、ユタになることを運命付けられた少女を巡るファンタジー。ウチナーグチを多用して空気感を演出。全体的にややライトな中で亀甲墓の下りなんかは作品における御獄のような存在。沖縄特有の深遠なものを感じるわ。Posted by ブクログ