池上永一のレビュー一覧

  • 風車祭 上
    民話と現実がごちゃまぜになった世界観が素敵。

    物語の舞台、沖縄の場所柄かずっとゆっくりとした優しい雰囲気がただよっています。

    隅々に“愛”を感じる小説です。

    さて、沖縄の優しさに包まれて主人公の少年はどう成長していくのだろう。

    先が気になります。
  • 風車祭 下
    突き抜け度が半端じゃない。
    ハチャメチャでナンセンス、おまけに登場人物キャラの濃ーーーい!!
    テンションにあてられて疲れるけど、最後はなぜか清清しくもしみじみ。
  • シャングリ・ラ 下
     やっと読み終わった感あり。それほど読み進めるのに苦労が伴うお話だった。少しは楽しもうとアニメも平行して観てはみたが、3話あたりで断念した。小説を中途半端で投げ出すことにはいささか抵抗があり、昨日やっと下巻を読み終えた。

     全くおすすめできない小説だが、最後の章で大爆笑させられた。バカらさしさもこ...続きを読む
  • シャングリ・ラ 上
     東京が大地震に襲われ壊滅的ダメージを追った後の近未来小説だ。地球温暖化が深刻で世界各国が二酸化炭素の削減に乗り出す。東京では一部の特権市民が天空に巨大な人工地盤を築き優雅な生活をしている。一方、地上で生活をする難民は疫病の蔓延に苦しめられるのだった。

     炭素経済に移行することで、核戦争による世界...続きを読む
  • あたしのマブイ見ませんでしたか
    池上永一特有のちょっとミステリアスで哀しい短編集。8編のうち、ハッピーエンドは1つだけ。恋視力ビーム、できるものならボクも試してみたい。
  • ぼくのキャノン
    結論から言えば、最後まで読みとおして良かった。

    眠くっても面倒でも、毎朝きちんとラジオ体操に通うと
    夏休みの終わりには何がしか(ショボいながらも)ご褒美もらえたでしょ?
    そんな感じ。 
    うん。全体的になんとなく夏休み味。
    沖縄が舞台だからかな?
    前半の、空想小説のような 子どもの冒険小説のような ...続きを読む
  • ぼくのキャノン
    沖縄返還交渉の際の日米政府の密約文書やら普天間に纏わる鳩山首相の腹案やら、沖縄を巡る話題には事欠かず、それもこれもあの戦争からずっと引き摺っている訳で、そしてこの本も、戦争の時に残された帝国陸軍の九六式カノン砲を守り神として崇める沖縄の小さな島が舞台。
    村を統べる3人の老人とその孫たち、描かれる島の...続きを読む
  • レキオス
    ラノべ的な無差別格闘に踏み込みたいのに踏み切れなかった、そんな惜しさはある作品。だが十分にファンタジーでSFでマジック。
    シャングリラからはまった方に特におすすめ。
    直木賞受賞コルセットを外した作家です、お行儀の良いのがお好きな方は読まないでね。
  • 風車祭 上
    沖縄好きなら、そこそこおもしろい。
    ただ、ストーリーは少し単調に感じる。
    たまにおもしろいと感じる点も。

    最後の方は、少し気持ち悪く感じた。
    そのぶん、下巻を読んでみたくもなる。

    武志を主人公にするよりも、おばぁたちを主人公にしたストーリーを読みたかった。
  • シャングリ・ラ 下
    面白いんだけど、ごちゃごちゃぐちゃぐちゃしすぎて入り込むことはできなかった。滅茶苦茶なことが起こりすぎて、途中から何がおきてもなんとも思わなくなってしまった。
  • シャングリ・ラ 上
    近未来の東京が舞台の物語。
    森にのみこまれるあたりがナウシカを思い出させます。
    近い将来ここはいかなくても、何か強行な対策をしなければいけないのかなぁと考えさせられたり。
    この物語の最大のポイントは脇役の女性達がものすごく強い!
    彼女達は個性ありすぎて、主人公の存在が薄くなってしまったと思う。
    主人...続きを読む
  • レキオス
    沖縄の伝説の地霊レキオスを巡って女子高生や米軍、ユタ、学者が入り乱れ、ついにその封印が解かれる時、大いなる魔法が完成する…というあらすじ説明がアホらしくなるほど破綻スレスレの超絶SFファンタジー。 やたらキャラ立ちのいい一癖もふた癖もある登場人物たちが次々と繰り広げる超展開についていくのが...続きを読む
  • シャングリ・ラ 下
    フゥ〜っと、漸く読み終えた。面白いんだけど、ちょっとしつこく長かったんだよね。上巻でだいたい舞台設定が整ったかと思っていたけど、涼子みたいなキャラが出てくるは、草薙が×××××だったり、ミーコが×××になったり、どんどん話が展開して、昔々の冒険活劇みたいに主人公がクリフハンガー…でも翌週には意外とあ...続きを読む
  • レキオス
    二十世紀末。アメリカ軍基地が置かれている沖縄。アメレジアン(在日米軍の米兵と地元女性との間に生まれた子供)である女子高生デニスを中心に、沖縄が魔術的な陰謀に巻き込まれていく物語。

    自らの野望のために転生を繰り返してきた米軍中将キャラダインが、血でぬれた沖縄の地に魔方陣を描いて地霊レキオスの封印をと...続きを読む
  • レキオス
    登場人物が『シャングリ・ラ』に似てるなぁ〜と。

    展開が早すぎるよとか、そんな単語わかんないよ?とかついていけない感じもかなりあるけど、それが逆にいい。

    ちょっと理解できないところが魅力の一冊
  • あたしのマブイ見ませんでしたか
    池上氏の作品で最初に読んだ文庫。
    何度か沖縄へ行った後に読んだのでわりとすんなり読めたな。
    やっぱり、伝統は大切にしたいよ。
  • シャングリ・ラ 下

    アニメの脚本

    荒唐無稽なストーリーが展開されるところが、アニメの脚本読んでいるのかと思わせる。つまらないかというと、そうでもないが、前述のようなものと思って読むべき。