たらちねジョンのレビュー一覧
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家族関係に色々思うところある主人公と、その周囲の人たちのお話。
母の死をきっかけに、ロンドンに旅することになるが、それは兄や両親のことを知る旅になった。
雰囲気のある絵と、滲み入るようなお話が味わいがあってとてもいいです。
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2巻もめっちゃよかった〜。最近ではイチオシ。1巻積読してた自分をのろいたい(笑)でもおかげで2巻すぐ読めてラッキー。早く続きが読みたいな!買いっぱぐれないように、定期にしなきゃ!Posted by ブクログ
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色々と思い悩みながらも映画祭エントリー作品を完成させるうみ子さん。
この時点でそんな長編を完成させただけですごいと思ってしまうんだが。
うみ子さんは次を考えているが、映画祭エピソードがこれで終わりって事はなさそうだ。 -
夫と死別後、なんと言うこともない日常を送っていたおばあちゃんが
映像を学ぶ学生に出会い、映画を撮りたい熱情に気付かされる。
いくつになっても学び始めに遅すぎることはないとはいうが、
言うとやるとでは大違い。うみ子さんが眩しい。 -
還暦すぎてからの新しい大学生活も、好きなこととして選んだ映画撮影への学びも、
楽しいばかりではないと描かれるのがリアル。その一方ネガティブな感情表現の
比重が大きくて、「イイ!」って瞬間が少ないのがストレスかも。 -
山口さん、性別がわかりにくいけど、女性かな?と
思っていたらやっぱり・・・、そしてさらに小ネタの伏線でもあり。
海に目を付ける人は当然うみ子さん以外にもいて・・・、そら。 -
海の両親、というか父親へ向き合う話はいつか来るとは
思っていたが、こういう直接の形になるとは。
自分の俯瞰ってクリエイターでなくても大事かも。
そしてイヤなヒキ。 -
いくつかの自分の役割を終えて、ひと段落してなお、やりたいことを見つけるうみこさんがそもそもスゴいんですが、今回はなおさら感動。
あの年齢で自分の価値や将来に焦るって、才能ある若者と比較して焦るって、ちゃんとその土台に乗ってないとできないし、なかなか出来ないことだと思う。
「現実的」に考えたら、賞なん...続きを読む -
夫に先立たれた60代の女性は、大学生から見たら、おばぁちゃんなんだろう。
作者も若い人なんだろうか。
65歳にしてはおばぁちゃん感のある絵柄のような。
夫を亡くしてすぐの設定だからなのかも。
いや、漫画に出てくる中年女性や中年男性がいつも年寄りすぎるなーと思っているので。
これからのうみこさんがと...続きを読む -
前巻で出していた映画祭の選考結果が分かる話。うみこさんの目を通して映画を見ると個性が見える。自分にとっての映画を撮る意味や将来を考える。眼の前の課題をやったり、日常の話の中で映画を通して人生や映画を考える。自分にとっての意味に立ち戻りながら、また変わり進むなぁと思う話だった。
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魔法は便利ではない。
ゲト戦記系の設定が好きなのでとても共感する。
学校に不審者がやってきて生徒たちが囚われている割に
先生が落ち着いているし、生徒たちも冷静で
みんなで協力して助け出すという展開になるとは思わなかった。
先生が一人で立ち向かおうという時テオが戻ろうと突っ込むのを
「自分を守れてか...続きを読むPosted by ブクログ -
大地が父親を見ながら大空に似ているといい、自分は母親にと思っているところが
正直に言うとどうもしっくりこない。
どちらかというと病気の母親と弟を放っておいて、葬儀にも来なかった似たもの親子は父親と大地なのでは。
年齢的に兄は父親との記憶もあって少しは良い思い出もあるかもしれないが、
弟からしたらそう...続きを読むPosted by ブクログ -
撮る本人が見ているビジョンと観客が観るビジョンに差があるというのは
創作系統全般に言えることだと思う。
経験値と客観性でバランスを取る。言うのは簡単だが難しい。
毎度おばあちゃんと言いかけるのは気になるが
それでも名前で呼び直してくれるし打ち上げにも誘ってくれるのは有り難い。
山口さんの所へ行っ...続きを読むPosted by ブクログ -
老いと情熱、気力と体力、目をそらすことができない厳然とした事実。でもそれを呑み込んですら、なお映画制作にのめり込んでゆくうみさん。
その生き方は正直とても羨ましいし、眩しく思えて仕方がない。
この物語のエンドロールがどんな形になるのか。一抹の怖さを感じつつも、今から見たくて仕方がない。Posted by ブクログ -
面白いとは、伝えるとは、と映画製作を進めるうみこさんの問いが深い。海の描写とともに自分と向き合うところがいい。
映画製作から離れ、そして戻ってくる過程とその問いが絡まり、改めて映画を撮る意味と向き合うその静かさが魅力的だった。 -
周りを見る余裕がなくなってしまったオオゾラが、最初は言われるまま、だんだん上を向いて世界を見ていけるようになる。
綺麗なものも見たくないものも見て、どんな自分を取り戻していくのか楽しみ。