青の刀匠

青の刀匠

1,760円 (税込)

8pt

3.8

突然の火事に遭い、孤独になったコテツは、島根に住む遠縁のかがりに引き取られる。かがりは、日本で唯一といえる女性刀鍛冶だった――。 かがりやその弟子たち、そして伝統工芸と呼ばれる作刀の仕事にかかわるうちに、徐々に刀に興味を持つコテツ。悩みながらも、鉄を打ち、その熱に溶かされ、コテツは自らの心の形も変えていく――。 気鋭の作家が少年の成長を瑞々しく綴った、胸に焔が灯るような青春小説。

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青の刀匠 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月26日

    刀鍛冶という仕事と色々な事情を抱える人々の心情との結びつきが丁寧に描写されていて面白かったのと、主人公の名前など細かい刀関係の工夫があったのが良かった。

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    Posted by ブクログ 2023年09月25日

    家が火事になり、親も退院できないため、遠縁の剱田(つるぎだ)という刀鍛冶の女性のもとで生活することになった高二の沙(いさご)コテツ。自身も顔に火傷跡残り、心と両方で深く火事からダメージを受けている。
    島根の何もないと表現された環境や、剱田さんや弟子の気持ちに囲まれ、学校に行けないコテツがなし崩し的に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月12日

    刀鍛冶の仕事に向き合う中で成長する不登校高校生の物語。仕事そのものの魅力と殺傷力を持つものを伝統・技能の維持と美術として作る矛盾とを題材に火災で自分自身もトラウマを抱え父を失った経験からの再起を描いている。やや書き飛ばしも感じるが、周囲を巻き込んで共に成長する物語にしたところなどと魅力的だ。

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    トラウマからの再生をすごく丁寧に書ききっていた。不純物も含めてその人の一部、目新しいフレーズではないけどストンと心に入ってきました。

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    Posted by ブクログ 2023年04月07日

    傷ついた少年の再生ものというベタな話だが、描写だけでは鍛冶仕事、ようイメージが掴めなかった。あえて検索はせずで。

    0

青の刀匠 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    291ページ
  • 電子版発売日
    2022年12月24日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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